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仮面ライダーリバイス第39話「希望と絶望、三兄弟の葛藤」

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ウィークエンドシェルターにて、牛島太助が演説している。

太助:ギフに屈することだけが、人類の生き残る道では無い。恐怖に負けて、自由を捨てる必要は無い

多数の悪魔の出現で腰を抜かしているカップルを助けるバイス。

バイス:何やってんのよ。ほら立って。シェルターに誘導お願いしまーす

別の場所では悪魔に鉄パイプ一本で向かっていく一般市民を止める公子。

公子:命を無駄にしないで!

演説はTVやネットで生配信されていた。

太助:(アララトに行かないと決めたあなたには、我らと歩みを共にするという選択肢がある。我らには力がある!)

太助:ギフに打ち勝つ力が!

『リバイ!「バイス!」ギファードフィニッシュ!』

リバイス:ハアァァァァーッ!!

太助:今こそ、人類の底力を見せるべき!反撃の狼煙を上げろーっ!人類の未来を!自由を!我々の手でーっ!

おおおおおーーーっ!!

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ヒカリ:アララトに入ることを疑問に感じた人々が、各所のシェルターに次々と集まってきています

公子:少しづつ、潮目が変わりつつありますね

太助:油断すな。勝機を感じ、攻勢に転じようとした瞬間に敵が漬け込む隙が生まれる

太助や玲のいるシェルターに戻った○○とバイス。

バイス:あれ?ヒロミっち何でここにいるの?

ヒロミ:フェニックスを抜けたメンバーで、ここをサポートすることにした

○○:心強いです

ヒロミ:ギフを倒せるのはお前達だけだからな

○○:あとは渡さえ、戻ってきてくれればいいんだけどな…

玲:何で戻ってこないのかな…赤石が敵だって言うのが分かりきってるのに…

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国家安全保障特区・アララト

赤石:大園○○の力が人々の希望となったか…

渡:…余計なことを。…どうして分からないんだ…?

赤石:渡君。君ならこの状況を、どう打開する?

渡:簡単です。分からないやつには、分からせてやればいい…!

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元太:おい。お前たちの活躍、早速アップされてるぞ!よく頑張ったな。俺は誇らしいよ

○○:父ちゃんのお陰だよ。父ちゃんが頑張ってくれたんだから、俺達も頑張らないと!

元太:頼んだぞ。渡が帰ってきたら、また家族で温泉旅行にでも行きたいな

○○:…温泉旅行?そんなの行ったことあったっけ?

元太:何言ってんだ。行っただろ?ママさんの快気祝いで!

○○:…えっ?

バイス:あああーっ!お家に帰ったら、まずは手洗い、うがいですよね

バイスは○○を奥へ連れていく。

バイス:○○。俺っちの名前は?

○○:バイス

バイス:はい正解。今日の朝ごはんは?

○○:おにぎりとコーヒーと牛乳

バイス:変な組み合わせ!じゃあ、この温泉旅行のことは?

○○:ここに…俺もいたのか?

温泉旅行の家族写真から○○の姿が消えていた。

バイス:ああ…記憶が無くなるスピードが速くなってるじゃんかー!どうして教えてくれなかったんだよ!

○○:自分じゃ分からないんだよ!無茶言うなって

バイス:無茶でも言え!

○○:戦いが激しくなってきてる証拠ってことか

バイス:なあ、○○。ギフと戦うこと以外に方法は無いのかよ?俺っちと○○みたいにさ、ギフと人間が手を…

○○:なんか悪魔らしくないぞ

バイス:茶化すな!○○だって、そう…

○○:思ってる。誰も傷つかない道を、諦めたくない

バイス:だよな

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べイル:なあ…俺と組まないか?

渡:はあ?もうちょっとマシな冗談言えよ

べイル:悪くないだろ?お前の中の悪魔は居なくなり、俺は純平に捨てられた。お互いフリーってわけだ

渡:俺は一人でいい。二度と話しかけるな

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朝影:気分はどうだい?母さん

愛奈:影ちゃん…ゴホッ、ゴホッ…! 大丈夫やで

朝影:強がる年でもないだろ?

愛奈:そうはいかへんよ。私にはまだやるべきことがあるし

朝影:私は母さんの腕を既に超えている。だから、ここからは私に任せてみるっていうはどうだい?

愛奈:影ちゃん…!

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ヒカリ:父さん。赤石が配信を始めました

赤石:(私は人類の分断を望んでいるのでは無い。私は悲しい。我々の平和への努力に水を差そうとしている者がいることが!)

赤石:(その者達の名前はウィークエンド。)

この時、第9シェルターが襲撃されたと報告が入る。

赤石:この映像をご覧下さい

赤石:(彼らは我らの呼びかけに応じようとする市民を、武力を持って抑圧。そして自分たちに都合のいいように洗脳し、争いを大きくしようとしている。)

赤石:(彼らはギフ様を怒らせた。)

赤石:(我々は、平和のため、ウィークエンドの制圧を決定しました。目を覚ましてください。)

悪魔の第9シェルター襲撃に応戦する公子達。

ヒカリ:母さん! 変身!

ヒカリはオーバーデモンズに変身し、公子を助けようとするも、ヘルギフテリアンに吹き飛ばされる。

公子がもう一体のヘルギフテリアンに首を捕まれ、持ち上げられる。

オーバーデモンズ:やめろ…!

太助:(…避難民を連れて撤退しろ!)

オーバーデモンズ:でも母さんが!

太助:(見捨てろ!被害がこれ以上大きくなる前に撤退する)

公子:ヒカリ……行きなさい…

ヘルギフテリアン:フンッ!

ヘルギフテリアンの攻撃を受け、公子は命を落としてしまう…

オーバーデモンズ:うわぁぁぁぁーーっ!!

男:ヒカリ!やめろ!

仲間の男に撤退させられた。

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渡:ああああああああーーっ!

映像を見ていた渡は、犠牲者が出たことに憤り、テレビモニターを殴り飛ばした。

赤石:寄らば大樹の陰。懸命な判断が出来ないものが多すぎる

バンッ!

渡:俺が行きます

赤石:頼もしい。期待しているよ!

べイル:フッ…

渡:どんな手を使ってでも…

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ヒカリ:どうして母さんを助けに行かせてくれなかったんですか!?救えたかもしれないのに!

太助:今のお前に…確実に救えたのか?

ヒカリ:…

太助:根拠の無い話をするな!我々は、任務で家族を偽装していたに過ぎない。甘い考えは捨てろ!

ヒカリが出ていく。

愛奈:少し…言い過ぎとちゃう?

太助:いえ、これでも甘くなった方ですよ

愛奈:そうやな…

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ヒロミ:こちら、よかったら使ってください

母親:ありがとうございます

シェルターに逃げてきた家族に毛布を差し入れる。

朝影:へーイ!元気そうでなによりだ。ヒロミ

ヒロミ:何の用だ?

朝影:これは君に実験を重ねて完成した、量産型デモンズドライバーだ。部下たちに渡してくれたまえ

ヒロミ:俺は用済みというわけか

朝影:君の体内年齢では変身に耐えられないからね〜まっ、分隊長としてせいぜい頑張りたまえ

朝影:あっ、それと、許してもらうつもりは無いが…悪かった

ヒロミ:…

ヒロミは拳を胸に当て、去り際にケースを掲げ、感謝の意を示す。

朝影:…

朝影は頭を下げ、ヒロミを見送るのだった。

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玉木:…

公子の死を悲しみ、塞ぎ込んでいた。

ひかる:何してんの?

玉木:公子さんが…

ひかる:嘆くな!立て!

ひかる:私たちは自分がやってきたことを忘れちゃいけない。今、やれることをやるだけ

そこに警報が鳴り響く。

渡がギフジュニアの大軍と共にウィークエンドのシェルターに現れる。

玉木:えっ…?

ひかる:渡君…

シェルター内にまで侵入してくる渡。

ギフジュニアが人々の前に飛び降り、立ち塞がった。

太助:強襲とは節操がないな!

渡:お前に用はない

太助にボディブローをかまし、柵へと叩きつける。

渡:聞いてくれーっ!俺はみんなを助けに来た!危険な真似は辞めて、今すぐアララトに行くん…な、何で…ここにいるんだ…“すみれ”!

すみれ:渡君…

渡:前にアララトに行けって言ったよな?

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久しぶりに学校に登校した渡。

渡:すみれ…

すみれ:久しぶり。渡君、元気だった?

渡:すみれ!今からでも遅くない!スタンプを押印して、アララトに移住するんだ!

すみれ:えっ…?

渡:頼む!俺はお前を失いたくないんだ!

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そこに○○達が駆けつける。

渡:ギフに従うだけで、みんな助かる。俺達にはもう、服従の道しかないんだ!

玲:渡君、何を言ってるの?

偽善者め!

帰れ!

人々は次々に渡を激しく拒絶した。

玲:お願い!やめて!

バイス:やめろーっ!

○○:みんな!落ち着いて聞いてくれ!

渡:どうしてだ…

渡:どうして分からないんだ…

○○:渡…

すみれ:渡君!私はアララトに行くよりもここに入れば安全だと思って来たの。仮面ライダーがいるから!

そうだそうだ!

この人たちが入れば、ギフなんか怖くない!

男は渡目掛け、缶を投げつけ、額に命中した。

渡:何でだよ…何でなんだよ!俺は…正しいことをしてるだけなのに…!

渡:もういい。力尽で連行する。すみれ、お前は絶対にアララトに連れていく

渡はギフジュニアに命令し、避難民を連行しようとする。

○○:玲!渡を頼む!

玲:分かった!

○○&バイス:変身!

『「アルティメットアップ!」』

『仮面ライダー!リバイ!バイス!』

「Let's go! Come on!」

『ギファー!「ギファー!」ギファードレックス!』

避難民を守るため、○○とバイスはアルティメットリバイスに変身し、ギフジュニアと応戦する。

渡:俺の邪魔をするな!

玲:渡君!こんなの私の知ってる渡君じゃない!

渡:俺が変わったんじゃない。兄ちゃんや玲が変わったんだ

『ホーリーウイング!』

渡:変身

『ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリーライブ!』

ライブ:ハアッ!

リバイに襲いかかり、野外へ連れ込む。

リバイは弟相手に反撃できずに防御のみだった。

アギレラ:ハッ!

アギレラ:兄弟で戦わせたりはしない!

ライブ:お前も邪魔するなら容赦はしない!

玲:渡君!目を覚まして!

ライブ:目を覚ますのはそっちだ!なぜ、ひなのさんを手にかけた!

玲:それは誤解なの!

ライブ:ひなのさんだけじゃない!兄ちゃん達のせいで余計な血が流れて、救えるはずの命が失われてるんだよ!

ライブの攻撃でアギレラが吹き飛ばされ、変身解除に追い込まれていしまう。

玲:ひかちゃん!

ライブ:俺は…俺の正義を貫くだけだーっ!

玲:渡君の…バカーーっ!

玲はジャンヌに変身し、ライブに襲いかかる。

ジャンヌ:渡の馬鹿!

『Ah~!タートル!ダダダダーン!』

ジャンヌ:ハアァァァァーッ!!

リバイ:玲、やめろ!

バイス:○○!後ろ!

ヘルギフテリアンが現れ、襲いかかる。

バイス:○○!まずはこいつを倒すぞ!渡を止めるのはその後だ!

リバイ:分かった!

リバイス:ハッ!

お互いの超磁力の力を使い、ダブルキック、ダブルパンチを叩き込み、ヘルギフテリアンを圧倒する。

『リバイ!「バイス!」ギファードフィニッシュ!』

リバイス:ハアァァァァーッ!!

ヘルギフテリアンを撃破した。

リバイスは渡を止めに入る。

リバイ:話を聞け、渡!

バイス:そうだ!聞け!

ライブ:兄ちゃんがみんなに偽りの希望を与えるから…

ジャンヌ:邪魔!

ライブ:そのせいで、世界が危険に晒されてるんだぞ!それがどうして分からない!

リバイ:お前は赤石に騙されてるだけだ!

ライブ:うるさい!

『必殺承認!』

『必殺承認!』

ライブに続いて、ジャンヌも必殺技を発動しようとする。

リバイ:やめろ、玲!

ジャンヌ:どうして?やめるなら渡君の方でしょ!?

リバイ:渡!お前、何やってんのか分かってるのか!?

ライブ:分かってるさ。俺は世界を守る。そのために邪魔者を排除するだけだ!

リバイ:渡!

『ホーリー!ジャスティスフィニッシュ!』

リバイス、ジャンヌに向けて放つ。

バイス:何やってんだよ!

バイスが跳ね返し、ライブは変身解除。

玲:渡君!

○○と玲は渡に駆け寄ろうとするが…

渡:来るな!

渡は○○達に銃口を向けた。

To be continued...

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