仮面ライダーセイバー47「さようなら、私の英雄。」
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滅びの塔を懸命に駆け上がった○○はついにストリウスの前に到達する。
ストリウス:待っていましたよ〜私の英雄。
○○:ストリウス!お前を倒して、俺がこの世界を救う!
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ルナの体が消えかかっていた。
ルナ:…世界が…終わっちゃう…
ひかる:ルナちゃんにも…ワンダーワールドの影響が…
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ストリウスは不意打ちで○○にオーラを放つ。
○○:グハッ!
ストリウス:貴方が私を倒したところで、何も変わりません。全て決まっているのですから…
ストリウス:貴方があの少女に選ばれたのも、炎の剣士になったのも、その後、貴方達がなしえた数々の勝利も奇跡も、全ては全知全能の書に記されていた通りにしたに過ぎない。フフフ…
ストリウス:なのに、剣士達は命をかけて戦っている!未来は変えられると、奇跡は起こせると信じている。全て無駄だと言うのに…
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ルナ:私はもう…
ひかる:ルナ!顔を上げろ!
ルナ:……
ひかる:顔を上げろ!
ルナ:ひかるさん…
ひかる:ルナちゃんは…今、何をしたいの?
ルナ:私は…○○に会いたい!
ひかる:だったら…早く行かないと!
ルナは立ち上がり、ひかると一緒におぼつかない足取りで○○のもとへ向かう。
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ストリウス:貴方は英雄です。でも、何も救えず、ここで消える。そう、世界は終わるのです。私はその瞬間を待ち焦がれていました。
ストリウス:希望が絶望に変わり、無慈悲な死が訪れる!フハハハ…!なんて…なんて美しい!
○○:俺はっ!英雄なんかじゃない!ただの高校生だ!
○○:誰もがそれぞれの人生、それぞれの物語の主人公だ!俺にも…俺の仲間達にも…大切なかけがえのないものが、絶対に守りたいものがある!だから戦うんだっ!
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ロード・オブ・ワイズハイランダーと戦うバスターとファルシオン。ワイズハイランダーの強烈な斬撃を浴びてしまう。
保乃&デザスト:グハッ!
変身解除し、仰向けに倒れる保乃とデザスト。
この時、保乃の脳裏に恭太郎の姿が思い浮かび、デザストは保乃と思いっきり戦う姿が思い浮かぶ。
保乃:死ねへん…こんなことろで死ねるかぁぁぁぁっ!!
デザスト:こんなところで死んでたまるか!
保乃:ウォォォォォォォッ!!!
素面のまま飛び込んでいくが土豪剣激土を弾き飛ばされ、鎌の柄で突かれ、なぎ倒される。
保乃:グハッ!
デザスト:オラァ!
ワイズハイランダーの後ろから無銘剣虚無で攻撃する。
デザスト:行くぞ、保乃。これで最後だ!
保乃:あぁ!
玄武神話WRB:『玄武神話!』
『かつて、四聖獣の一角を担う強靭な鎧の神獣がいた…』
エターナルフェニックスWRB:『エターナルフェニックス!』
『かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる…』
保乃&デザスト:変身!
土豪剣激土:玄武神話!一刀両断!ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土!
『激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!』
無銘剣虚無:抜刀…!エターナルフェニックス!『虚無!漆黒の剣が、無に帰す!』
保乃は仮面ライダーバスターにデザストは仮面ライダーファルシオンに変身した。
バスター:オリャ!
土豪剣激土:ジャッ君と土豆の木!ドゴーン!
会心の激土乱読撃!ドゴーン!
バスターは木のツルをワイズハイランダーに当てる。
ファルシオン:オラァッ!
ファルシオンはワイズハイランダーに攻撃するが鎌で反撃されるのを耐えて必殺技を発動する。
無銘剣虚無:必殺黙読!
抜刀…!不死鳥無双斬り!
ファルシオン:カラミティ・ストライク!
ファルシオンは回転しながらワイズハイランダーの背後を取り、羽交い締めにした。
ファルシオン:やれ!保乃!
バスター:でも!
ファルシオン:いいから斬れ!保乃!
バスター:ウォォォォォォォォォッ!!!!
土豪剣激土:玄武神話!ドゴ!ドゴドゴーン!
会心の激土乱読激!ドゴ!ドゴドゴーン!
バスター:大断断!オリャァァァァァァァァァァッ!!
バスターはファルシオンもろどもワイズハイランダーを斬り裂いて、撃破した。
デザスト:フッ…なかなか…良かったぜ…
デザストの体は崩壊を始めており、その場で倒れた。
保乃:デザスト!デザスト!
保乃は地べたを這いずりながらデザストへ駆け寄る。
保乃:デザスト!しっかりしぃ!私と戦うんじゃなかったんか!?
デザスト:すまねぇな…あの時から…保乃が頼み込んできた時から…もう手遅れだったんだ…
保乃:デザスト…
涙を流す保乃。
デザスト:最後に…思いっきり…勝負したかったなぁ…
そう言うとデザストは消滅してしまった…
保乃:デザスト…デザストぉぉぉ…
デザストの消滅に泣きじゃくる保乃。
保乃の手にはデザストの赤いマフラーが握られていた。
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時国剣界時:一時一閃!
煙叡剣狼煙:超狼煙霧虫!昆虫煙舞一閃!
デュランダル&サーベラ:ハアッ!
デュランダルとサーベラは同時に必殺技を放つがワイズディアゴばデュランダルの界時抹消で回避し、デュランダルとサーベラの必殺技をトレースして放った。
デュランダル&サーベラ:グァァァァァァァァァッ!
ワイズディアゴ:……
倒れた2人にトドメの一撃を放つが、間一髪で冷気で冷気が放たれ、ワイズディアゴが氷漬けになった。
ブレイズ:大丈夫ですか!?
デュランダル:邪魔だっ!俺たちを誰だと思っている!お前は先へ行け!
ブレイズ:…分かりました!死なないでくださいね!
ブレイズは先へ進む。
デュランダル:フッ…死ぬな…か…
ワイズディアゴ:……
氷漬けから脱出したワイズディアゴは2人に攻撃を放つ。
デュランダル&サーベラ:ハァァァァァ…ハアッ!
2人は攻撃を受け止め、かき消した。
時国剣界時:界時抹消!再界時!
デュランダルは界時抹消で攻撃を仕掛けるが、読まれ通用しなかった。
デュランダル:グハッ!
煙叡剣狼煙:狼煙霧虫!
サーベラは煙で自分の分身を作り、惑わしながら攻撃したが、それも通用せず背後から2本のレイピアを突き刺され変身解除してしまう。
有美子:ウァァァァァァァァッ!!
デュランダル:有美子ーッ!!
デュランダル:俺を…俺を…俺を怒らせるなァァァァァァァッ!!
デュランダルは界時抹消から再開時を二度、フェイントで入れワイズディアゴを翻弄し、三回目で本当の攻撃を仕掛けるが、見破られ、時国剣界時を両断されてしまう。
ワイズディアゴ:……
ワイズディアゴはそのまま2本のレイピアでデュランダルを滅多刺しにする。
デュランダル:グァァァァァァァァァ…
グサッ!
デュランダルに2本のレイピアが突き刺さる。
デュランダル:グッ!
雷牙は変身解除しながら倒れる。
有美子:ハァァァァァァッ!!
有美子は切り落とされた時国剣界時の剣先を拾い、煙叡剣狼煙と共にワイズディアゴへ突き刺し撃破した。
有美子:お兄様…
雷牙:有美子…
雷牙と有美子は這いずりながら近づき、お互いに手を伸ばすが届かず2人は力尽きた。
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剣斬&エスパーダ:ハアッ!
ワイズクオンに剣斬は風の斬撃をエスパーダは雷の斬撃を浴びせるが、ワイズクオンは増幅し、跳ね返した。
剣斬&エスパーダ:グァァァァァァァァァッ!
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ストリウス:この世界が終わる前に、いいことを教えましょう。
ストリウス:2000年前、私は言葉を紡ぎ、物語を綴る詩人でした。
ストリウス:言葉は次々と私の中に生まれ、私は無我夢中で新しい物語を作り続けた。そして、歴史に残る大傑作を作り上げたのです。
ストリウス:でも、見てしまった。私が生み出した全ての詩は、全知全能の書に既に書かれていたのです。
ストリウス:今まで創造したと信じたものは何もかも与えられたものだった…
ストリウス:それを私はただ書き上げたかっただけだった…人間に創造力など無かったのです!
○○:……
ストリウス:ただの…模造品に過ぎない。今度は理解しましたか?全てが無意味だと言うことを!
ストリウス:宇宙の真理に比べれば、人間などゴミ粒同然のちっぽけな存在!何も変えることは出来ないのです!
○○:確かに俺たちはちっぽけな存在かもしれない…でも本の中には、この宇宙より広い、無限の可能性か広がっている。人は本を読み、その物語の中で自由になり、幸せになれる。
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ユーリは倒れている叶芽を回復させようと力を使う。
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○○:たとえ俺の物語が何かに与えられた物だとしても、そんなのどうだっていい!
○○:誰かの書いた物語が…思いが、それを読んだ人の中で、新しい物語として、生き続けるんじゃないのか?
この時、一瞬だけストリウスの脳裏に笑顔になっている人々の記憶が駆け巡る。
ストリウス:いい加減に…認めたらどうです?いや!認めろッ!
グリモワールWRB:『グリモワール!』
ストリウス:変…身
グリモワールWRB:『OPEN THE GRIMOIRE THE END OF THE STORY!
KAMENRIDER STORIUS!』
ストリウスは仮面ライダーストリウスへと変身した。
ストリウス:私が見届けてやる。お前の死を。この世界の終わりをッ!!
○○:俺は絶対に諦めない!
ブレイブドラゴンWRB:『ブレイブドラゴン!』
○○:変身!
刃王剣十聖刃:クロスセイバー!クロスセイバー!クロスセイバー!
○○は仮面ライダークロスセイバーに変身した。
セイバー&ストリウス:ハァァァァーーッ!
2人は激突する。
ストリウスは幻術で分身を作り出し、攻撃を仕掛けた。
刃王剣十聖刃:刃王必殺読破!
聖刃抜刀!刃王一冊斬り!
セイバー!
セイバー:ハアッ!
セイバーは必殺技を発動し、分身を全て打ち消した。
刃王剣十聖刃:刃王必殺リード!既読十聖剣!刃王クロス星烈斬!
ストリウスはセイバーに攻撃をしたが土豪剣激土を盾にして攻撃を防いだ
今度は音銃剣錫音の音の斬撃を放つがストリウスに避けられる。
闇黒剣月闇と光剛剣最光の二刀流でブラックホールの様な物を生成するがマントでかき消される。
ストリウス:ハッ!
ストリウスが触手で攻撃してきたが風双剣翠風の手裏剣モードで防ぐ。
セイバー:今度はこれだ!
煙叡剣狼煙を手にし、大量の煙で目眩しを行う。
そこへ巨大な時国剣界時を上空から突き立てた。
セイバー:恭太郎、翔琉!借りるぞ!
水勢剣流水と雷鳴剣黄雷を手にし、水を纏った斬撃と雷を纏った斬撃を連続で浴びせる。
ストリウス:ハァ!
ストリウスはオーラを放ち反撃。
セイバー:物語は…消えはしない!
セイバーは刃王剣十聖刃と火炎剣烈火で受け止め、振り払った。
ストリウス:いいえ!消えるのですよ…ワンダーワールドの消滅と共に!
グリモワールWRB:『GRIMOIRE READING!
THE END OF THE WORLD!』
ストリウスが手を上空に手をかざすと、地球の遥か上空にある魔方陣の様な物に力を注ぎ、現実世界をワンダーワールドで侵食していった。
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ワイズクオンに立ち向かう剣斬とエスパーダだか歯が立たない。
エスパーダ:時間が…ない…
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叶芽の治療が終わり、関兄妹のものへたどり着くユーリ。
するとユーリの体が消えかかる。
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体が消えかかりながら塔内を進むルナ。
ルナ:○○…
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ストリウス:美しい。これこそ、私が思い描いた結末。全ての物語が消えうせるのです。
セイバー:必ず止める!
刃王剣十聖刃:刃王必殺リード!既読十聖剣!
刃王必殺読破!刃王クロス星烈斬!
セイバーは刃王剣十聖剣を突き立ててワンダーワールドの浸食を食い止めた。
ストリウス:どんなに足掻こうが結末は変わらない!
ストリウスはセイバーに強烈な一撃を放ち、セイバーは変身解除した。
○○:グァァァァァァァァァッ!
ストリウス:消えろ小林○○!お前には何も変えられない!
ストリウスは刃王剣十聖刃を弾き飛ばし、大穴へ落とす。
ストリウス:消えろォォッ!!
ストリウスは蹴りで○○を大穴へ突き落とした。
○○:ウァァァァァァァァァァァァァッ!!!
Fin.
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