マガジンのカバー画像

BOOKS

8
僕が読んだ本の概要・要約・感想をまとめたノートをまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

#本

『幸せな未来は「ゲーム」が創る』内容まとめ

『幸せな未来は「ゲーム」が創る』 Jane McGonigal(原題『Reality is broken』)について どんな本か 現実世界にゲームを応用することでもっと生きやすい世の中が作れるということを語る本。三部構成となっている。 第一部「なぜゲームは人を幸せにするのか」では、ゲームに必要な要素を分析し、それらがどう人間の幸福に影響しているかを解説。 第二部「現実を作り変える」では、第一部で分析した結果を応用し、現実世界の退屈な作業や仕事にもゲーム性を取り入れるこ

『生物と無生物のあいだ』

『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一)について紹介&感想 どんな本か 生物学者が、生命の定義とはなんなのかを改めて検討する本。DNAの複製機能やタンパク質の構造に秘められた機能など、生命の構造美をひしひしと感じさせられる。とはいえ、中身はゴリゴリの学術書というわけでは全くなく、専門的な解説の合間にその事柄に関する歴史的経緯や自身の研究体験などが展開されるため、生物学を知らない人でも比較的とっつきやすい。内容的にはやや専門的な部分まで踏み込んでいるため、ある程度生物学について知

ホモ・デウス(上) まとめと要約

『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来(上)』(ユヴァル・ノア・ハラリ)の簡単なまとめと要約です。ハラリは歴史学者であり、『サピエンス全史』の著者でもあります。本書は「人類とは何なのか?」「人類はこれからどういう方向に向かっていくべき(でない)か?」ということが書かれています。 とても簡単にまとめると…・人類は今後、不死・幸福・神性を求めるようになる。 ・科学革命により人間至上主義という宗教が確立した。 ・人間と他の動物の違いは「柔軟な協力ができるか否か」である。