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Coe-monyワンマンライブ "First Her-mony" 2023年1月15日 見に行った日記

田中有紀さんが出るから行った。


曇り。10時ごろの電車にのって2時間くらいひたすら瞑想していた。実感がまったくわかなかった。

コエモニーのメンバーである鈴木陽斗実さんが年末に亡くなり、私も大いにショックをうけた。自分よりもかなり若く多くの才能を持つ方が亡くなるのは非常に辛かった。

ライブをやるのならば行く。楽しみだから行く。それくらいシンプルな考えにまとまったのでいった。

はじめていく場所だった。
文化放送のビルはあるが、どこから入るかわからなくてウロウロした。

でかい

グーグルマップの写真を見ると多分ここらへんのハズなのにどこにも入口らしきものがない。謀られたかと悩んでいると"それらしき人"がいた。
後をつけて細い階段を登ると、たくさんの人がいて、文化放送メディアプラスの自動ドアもあった。

時間になって玄関的なとこで並ぶ。床に貼られたチケット番号の列に並んでいくようだ。たしかパスポートを取りに行ったとき、運転免許センターの窓口に並んだときも、こんな感じの並び方をした。私は、たまたまS席だったので中に入るドアに近い列に並んだ。

ときどき前の人のリュックが手に当たるざりざりと固い感触を味わいながら、色んな人がいるなと思ったり、お手紙回収はこんな感じでやるんだと思ったりしながら、暑くて上着を脱ぎ、その時を待った。

エレベーターで最上階に上がってちょっとしたロビー空間に入る。右手でグッツを売っていた。キャスター付きの椅子に番号が貼ってある自分の席を確認してからグッツを買った。

メンバー手作りのパンフが椅子に置いてあった

スピーカーが目の前にあり、2、3歩歩けばステージの席だった。体育館を半分にして少し縮めたらこんな広さと高さかも。ステージの前には、小さい花壇のようなところに花が設置され、後ろにはプロジェクター。今回のライブタイトルとロゴが写っていた。

緊張してきた。実感が湧いてきて会場が暗くなり、ナレーションがはじまった。

本編

細かい感想が思い出せない。生で聴けるみなさんの歌声とハーモニーが心地よく、歌を聴くのに集中してた時間のほうが多かったから。

統一性がありながらそれぞれの色が出ている綺麗でシックな衣装をみなさんが身に纏っているにも関わらず、運良くかなり良い席で見れたにも関わらず、気がつけば私は、目をつむったり、プロジェクターの余白を眺めたりして、曲と声に身をゆだねていた。

ペンライトを振るのも忘れて聴き入っていた。ずっと聴き入っていっていた。間近にある振り付けや演出、皆さんを、田中さんをもっと見ていれば、と後悔したが、身体で聴くコエモニーの皆さんの歌が本当に最高だったので、やっぱり後悔はやめた。

ライブの中でも、Violet Snowはコエモニーの動画で特に好きだったので生で聴けて最高だった。

この時に感じた刹那さと希望と別れと優しさと愛と仲間と永遠と、そういった無数の感情と、みなさんの力強くて優しい旋律が耳に残っていて、いまでも思い出す。

この曲の和訳からセンターの鈴木さんとみなさんが、5人がハーモニーする意味がわかったような気がした。

新曲の2曲、鈴木さんの曲は優しく澄んでいた。ホントにいい曲だった、ホントに。
もっと色々な場所で、色々な機会で聴きたい。Letterは配信があるから待ち遠しい。

1時間30分〜2時間くらいが一瞬。

おそらくミリオンかウマ舞台にいく人たちが出ていく。
ちょっと放心していたらアフタートークがはじまった。
まつ毛長い、アゴのラインのキレがすごい、髪型がよすぎる、表情の演技がすごい、造形がよすぎるとかも思ってた。

スピーカーのほぼ前にいたから聞こえたのだろうか。ライブ中、演者が舞台からはけた後にメンバー同士で何かワーワーしてるような声が小さくスピーカーの奥の方からしていたのが良かった。妖精のざわめき。ステージにでる直前までしていたりもした。

アフタートーク



パンのうたあるかな、と期待していたので嬉しかった。

田中さんがソロで花を持ってくるのを忘れ、一か八かで設置されてる花をひきぬいたらしい。自然で気が付かなかった。

アフタートークでみなさんが楽しそうに鈴木さんについて話しをされて、鈴木さんは、皆さんに頼りにされて優しく尊敬されている方なんだなと感じた。

全体を通して皆さんがどれだけ鈴木さんを大切にされていたのかが痛いほどに伝わってきた。

チェキプレゼント抽選会があった。

なに……?!

6か9かわからなくて、もしもの6か9が出た時を思い、どう動くかのシュミレーションをガイ・リッチー版シャーロックホームズばりに何度もしていたが杞憂だった。

残酷な天使のテーゼで〆。

スペース配信の時やってくださったハモリがめっちゃすごかったから最高にアガった。心のなかで庵野監督に感謝をしていた。

神戸さんが急に前に出てきたのスゴイ笑ったし、ええー!って感じの田中さんの表情にも笑った。あんなに楽しくて、にぎやかで、熱いテーゼ初めてだった。

ホントにいってよかった。

帰った

終わった。余韻がすさまじく、文化放送を出てすぐそこにあった風景を撮った。

なぜ文化放送を撮らなかったのか、わからない。

5分遅延している電車に適当に乗り込むと行けそうだったので椅子にグッタリした。

スマートウォッチで記録されたライブ中の心拍数がマックスで148あった。ちょっとした有酸素運動くらいの心拍数。それほど色々感じて私の胸が高鳴っていたようだ。

余韻がまったく終わらずNGHFBをひたすら聴いた。NGHFBちょうどいい。ライブの映像を反芻しながら、ちょうど良すぎて少しだけ寝てしまった。

演者の写真をツイッターでみた。余韻。コエモニーを検索。余韻。演者みんなフォロー。余韻。余韻中に電車が目的地に到着し、余韻で歩いた。

家に着くとため息がでて、よかったな〜〜と悶えた。余韻の風呂に入って、余韻の夕飯をたべ、余韻のマットレスの横たわって、余韻の布団をかぶった。

Violet Snow、コエモニーの動画を聴いて最高だと完結してたため、ヴァイオレットエヴァーガーデンの曲だと知らず、ここで検索してはじめてしった。結城アイラさんの曲だとも知らなかった。

時間が巻き戻って欲しい。もう一回数時間前に戻ってライブが見たい。
本気でそう口に出し、ほころんだ顔のまま寝た。


まだ確信できる言葉がでてきていない。もうちょっと時間が立ってから、どうしてこんなによかったのか閃けばいいと思う。
最高だった。いまはそれでいい。

次もあるかもしれないと、言ってたような、言ってなかったような。

また次があれば行きたい。
本編のあたりの感想は、ほぼ田中さんの番組に送り付けたヤツを元に書いた。感情しかないかなりハズい文だった。



セットリスト

  1.  さよならの向こう側 / 山口百恵

  2.  眠れぬ夜は君のせい / MISIA

  3.  DESIRE -情熱-  / 中森明菜

  4.  木綿のハンカチーフ / 太田裕美

  5.  Oh Happy Day / Edwin Hawkins

  6.  Something's Got A Hold On Me / Etta James

  7.  Preserved Roses / T.M.Revolution,水樹奈々

  8.  Magia / Kalafina

  9.  春を告げる / yama

  10.  again / YUI

  11.  RE:I AM / Aimer

  12.  Raining / Cocco

  13.  The hole / King Gnu

  14.  Oh! Darling / The Beatles

  15.  光あれ / 坂本真綾

  16.  Violet Snow / 結城アイラ

  17.  Letter / Coe-mony

アンコール
 18. 新時代  / Ado


 19. 夜明けの縁 / Coe-mony

アフタートーク
 20. パンのうた / 鈴木陽斗実

 21. 残酷な天使のテーゼ / 高橋洋子


チケット代として使わせていただきます