マグロ釣ってきます。たくあん買っておいてください。 2024.1.24 夜の部 備忘録
和久井優さんがでるからいった。
19:30始まりは、ギリ新幹線乗れば間に合うのでいった。
席が密着してたから、パトレイバーのひろみちゃんが運転席にのってるみたいに、小さくなろうと必死だった。
本編 ネタバレしかない
タイトルから予想できないほどにすげーちゃんとしてた。
三幕オムニバスで全部つながってるやつだった。
・1幕
タイトルがコメディっぽかったから笑うつもりで行ったらカウンターくらった。ヒロインの母親が亡くなったとこからだし。あらすじくらい読んでけって話だ。
情景描写が多くて場面が浮かんできてよかった。
昔からの幼馴染だった男が、母親を亡くしたヒロインをおもんぱかって色々してくれるのよかった。前に一回だけお見送りに遭遇して目が綺麗すぎて何も言えなかった役者さんがその役だった。
もうこれ、"ほ"のつくやつじゃんと思っていると、恋愛のちょっとした駆け引きが発生してニヤけてしまった。幼なじみから関係が発展するやつ好きなのかも。
・二章
髪も目もマントも青い人とジャージの人がでてきて困惑した。話の舞台は異世界になった。なるの?
転生したのがヒロインの父親のたけしだとわかった瞬間に笑った。異世界転生、流行りまくってる。ジャージのデザインがいいヤツでずっと見た。異世界転生といえばジャージ。
異界で無双する話かと思えばそんなことなく、たけしはカッコよくて散った。
一章から思ってた。しっかりした話だと。
・三幕
林鼓子さんが少年役だった。野球帽みたいなやつに、少年服。今日くるのを知らなくて、真ん中にたったときに林鼓子さんか? とじっと見た。
林鼓子さんのお芝居いい。
元気で、年上のお姉さんが好きな少年だった。
表情がころころ変わるし、動きもずっとウキウキしてたのよかった。
和久井さんはその少年の母親役だった。
なんか、すごい母親だった。
和久井さんは母性がすごいってシャニキャストの方々が言いつつも、私はあまりピンときてなかったがママだった。ママというより母さん。多分、アメツチとか朗読で聴いたことのある母エキスがあった。
コロッケとか揚げてそうな母さん。カレーも作るだろう。快活な庶民の母さん。よかった。
たまたま真正面から見られる席だった。
良いな。やはり、和久井さんのお芝居よい。和久井さんは背が高めだから、それも母親感に繋がっていた。
物語の展開は山場をむかえ、スゴイことになった。和久井さんの役は、一章の二人が結ばれた子供だった。たしか。サーガがすごい。
1つの体に2つの魂、そういう考え方もあるんだな。イエモンのコンセプトアルバム ジャガーハードペインを連想した。あれも魂が時を超えるし、魂は死なないってやつだったし。
あくまで少年、そして年上のお姉さんが人格の主導権をもっているが、確かに前世の記憶があった。そのうえで好きだ、ってなった。
前二章の話が繋がっていく感覚と、お芝居がとても良くてのめり込んで見た。
和久井さんはやはり良かった。
魂は死なない。愛について最近ちょっと考えているから、こういうのもあるんだなーと思えた。
タイトルからは予想できない良い話だった。
見た目と味が違うもん食べた感じだった。
エスカルゴ。エスカルゴは見た目よりだいぶうまいから。
公演後
集合チェキを初めて経験した。
こんなに役者見といてええんかってなった。
順番待ちしてる間、会場のどっかの席に座っててていいし、撮ってる様子ずっと見てられるし、いいんか?
私は椅子にいると小さくなるしかないので後方にいた。完全体仕事着でいってたから、なんか居るなって和久井さんに見られてるような気がしてた。私がガンミしてただけの錯覚であるのは間違いない。
和久井さんは慣れてないのかなと何となく思った。あたふたしてるような感じを受けた。いいねえ。私の中の仮面ライダー第二号もそう言っていた。
もうずっと見ちゃったもん。どっかの野外ステージに芸能人よんで、チケット買ってないけど丸見えだから遠巻きに見られた感じ。ヒーローショーの後に握手会ある感じ。ずっといたし。
ポーズは3種類あり、待機列でスタッフさんに伝える。私はポーズのうち、マグロでって言いたくてマグロにした。
祝福の言葉をかけている人が見受けられた。
そう、何を隠そう和久井優さんの誕生日だから。
いいのか? いけるか?
いうが?
自分の番。
いつ言うかタイミングがわからなかったので、撮影直後にお祝いの言葉を、
「モゴ……お誕生日おめでとうございます……モゴモゴ……」
「……あっ、ありがとうございます」
絶対に届いてなかった。
なんなら私も自分の声聞こえてなかった。クセでお辞儀したから、それで反応してくださったのだろう。気を使わせてしまった。和久井さんは笑顔がとても良かった。目を合わせていってくださだっし、ホントに良い人だし、すみませんだった。
ダッシュ気味に会場を飛び出し、参宮橋駅に。
たまたま早めの電車に乗れた。
急ぎすぎてチケット入れに雑に挟んでいたチェキを取り出す。枚数制なのをまったく知らずに、3枚だけ買っていた。
ひぎいいいいーーーーーーー!!!!!!!!
しゃしゃしゃいんーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
興奮しすぎて飛び跳ね、頭を天井にぶつけたりはしてないが、たまげたたまげたの自乗だった。4枚目の和久井さんのサインである。運がいい。
近くのカップルが、ギリギリ別れ話にいきそうでいかない綱渡りの会話を延々としていたのを席で聴きながら帰った。
また行きたい。
もしもの場合のために声出せるようにしときたい。
そう思う、おみずであった。
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