2020/05/21 見「ハッピー・デス・デイ」

ハッピー・デス・デイみた。おもしろかった。
誕生日の夜に殺されるヒロインが死ぬたびに当日の朝に戻されるので、それを利用して自分を殺した犯人を見つけるループもののホラー。

ヒロインが清々しいほどにビッチで最悪の性格の大学生。ルームメイトに誕生日カップケーキをもらった次の瞬間にゴミ箱に捨てるほどにクソヤロウ。
目覚めるのも昨夜にパーチーで酔って入り込んだ知らない男の部屋。
先生と不倫もしてるロイヤルストレートヤリマン女。この主役のジェシカ・ローテめっちゃ可愛いけど。可愛いけどホントに殺されて当然のヒロインがホントに殺されて同じ朝に目覚めるのだ。

このループを抜け出すためには犯人を見つけるしかないとがんばっていき、死ななきゃわからないを体現するかのように成長していくのがおもしろい。

ループものといえば辻褄合わせというか、こうくるか~を楽しむものだと思ってる。この映画そこも面白かった。次に何が起きるのかを言い当てるやつもやったし、こうくるかとなった。

この映画でたのしんだとこは、ロイヤルヤリマン女が何度も恐怖をあじわって死ぬとこ。
恨んでそうなヤツにアタリをつけて探りを入れるから、色んなトコで殺され、そのたびにウワーッ!となる。ホラーの過剰摂取ができる。そこはほぼギャグ。

思えば、怖がらせるところがホラーの重要なとこだからさ、とでもいいたげに、刺されたり殴られたりするトコはそれほど刺激的に描かれてはいなくて、あったりなかったりする。グロいのは好きじゃないからよかったし、グロい瞬間に身構える必要がないから本筋に集中できるという仕様になっていた。
別にみんな忘れるしと屁をこいたりしてアゲアゲでいい。アゲアゲということは肝も据わっているので、たいした躊躇もなく犯人を斧でぶった切ろうともする。

ヒロインがアゲアゲヤリマンのおかげでテンションが高くてホラーみてるというより、もしもアゲアゲヤリマンが死に覚えゲーのヒロインになったら? を見ているようでおもしろかった。

2もあるようなので見よう。2あるのこれ?どうするの?


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