![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140353686/rectangle_large_type_2_afdb676882daabe2cd219757bbf75ac5.png?width=800)
イラスト初心者🐙オリキャラに近所を散歩させる
![](https://assets.st-note.com/img/1715486473062-XsroJiwhfw.png?width=800)
この前近所(といってもnつ隣の街)を散歩してたら、明らかに「ここ聖地やんけ(幻想)」みたいな風景を見かけてしまった。
![](https://assets.st-note.com/img/1715484936545-3VcALz8V1P.jpg?width=800)
よおしこのクソ長い階段をオリキャラに登らせよう。うちのオリキャラは丘に住んでいて、毎日坂や階段を登っているため、このくらいの階段はなんてことない。
パースの参考にするため、Stable DiffusionのCounterfeit V3.0モデルを使って、次のようなイラストを生成した。
![](https://assets.st-note.com/img/1715485409826-Rx3FV1VBAn.png)
仰角や自分の望む手の角度が違うため、そこは調整しなければならない。また、よく解析すると分かるが、脚の位置も少しおかしい。
生成モデルの出力物は1px たりとも入らせないという信念のもと、参考にしつつ全てを手で描いていく。
![](https://assets.st-note.com/img/1715485705458-sGPLw03mdm.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715485772082-NS515D85Tl.png?width=800)
影を入れないとのっぺりしている。
![](https://assets.st-note.com/img/1715485319903-15lNaYTwVm.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715485815818-tDtDQV6en5.png?width=800)
影を入れるとたちまち立体的になる。影は、70%の乗算レイヤにてほぼ黒に近い色で塗りつぶしを行う。次のようなお手本絵からも分かる通り、本当は影にも色がある(e.g. 影の落ちた肌が元より赤みが増している/光源と自然光とで色が異なる場合)。
しかし、今の私にはこんなに高度なことはできなかった。影に色がないと、なんだか2000年代頃のイラストのような温度感を感じられない雰囲気になる。特に影が落ちた肌は「冷めて」いるような印象だ。
誰かさんによると、影が「暖かく」なってきたのは2010年代〜と言われているので、この感覚は合っているかもしれない。
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— 荻pote (@ogipote) May 11, 2024
![](https://assets.st-note.com/img/1715485938473-tFAke2jEmP.png?width=800)
背景を差し込むだけだと、まだキャラクターと馴染んでいない気がする。この原因としては、ピクセルの情報量と色温度が両者で違うからだと考えられる。
ピクセルの情報量の差を埋める:背景に対しては色収差とズームぼかしを施す。キャラクターに対しては、ノイズ(モノクロ)を施す。
![](https://assets.st-note.com/img/1715486573280-fOAv5IPLds.png?width=800)
ノイズは塗りレイヤをクリッピングした新しいレイヤで行う。こうすることで、元の塗りレイヤに手を入れることなくノイズ量を調整できる。
色温度の差を埋める:色温度の差を埋めることは難しいので、比較(明)レイヤ上でグラデーションを作り、全体に被せる。こうして、背景もキャラクターも全体の色味をグラデーションの色に近づけてしまう。
こうしてできたのが冒頭で貼り付けたものである。
色収差、ズームぼかし、グラデーションは全てibis paintのフィルター機能で利用可能である。
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