夜のひとりごと

めちゃくちゃ久しぶりにnoteにログインした気がする。

あ、まず、この記事は死について書くつもりだから、そういう話題を見て不安定な気持ちになる人もいるかもしれないので、無理して読まないでください。自分の心を大事に。

まず、ここ最近何してたかって、大して何もしていなかった。

一応学校に籍を置いているから身分上は学生なんだけど、ほぼほぼ通学してないしずっと家にいて、ゲームしたり韓ドラの再放送見たり、クラウドソーシングでちょっと仕事したり、将来について思い悩んだり、ニートってこんな感じかねえ…という生活してた。

そう、私って思い悩む癖があるっていうか、どうしようもないことを悶々と考えるの、好きなんよなあ。

どうして戦争はなくならないのだろう、とか。規模でかすぎるけど。

で、最近はそんなふうに高等遊民を気取った感じの引きこもりやってて(前に見た『デート』っていう連ドラ面白かったなあ、高等遊民って言葉はあれで覚えた気がする)、これからどうしたいとか夢がないわけじゃないけど、なんかうまくいかないことも多いし、挑戦してみる日もあれば怖気づいて言い訳しながら布団にくるまってる日もあって一進一退。

わりとしっかり者の優等生で通ってた小学生時代の私が今の私を見たら泣くやろな…とか思いながら飯食って寝てる。

そしたらさ、中学生時代に大好きだった俳優の訃報が飛び込んできた。おったまげた。ていうか呆然とした。お金がなくて、家族が買った雑誌とか全部あさってその俳優が載ってるページ切り取ってさ、手帳に貼ったり挟んだりして、学校の休み時間に「かっこいい……!」ってうっとり眺めてたりしたんだよね。今思うと昔の私、きもちわる。

よく親や祖父母がテレビを見ながら「この俳優、若い頃はすごくかっこよくてねえ…」なんて私の知らない時代の思い出話をするけれど、私は彼についてはそういう楽しみは失ったんだと思うと、虚無感しかない。

というか、青春の思い出はいつでも予想外の形で終わりを迎える。今回の件は思ってもみないあっけなさだった。他にも例えば、高校生の頃大好きだったスペイン代表のサッカー選手は当時プレミアリーグでプレイしていたけれど、最終的には日本にやって来てJリーグでプロ引退を迎えた。良い予想外も悪い予想外もあって、そんなことばかり。

タイムスリップして俳優の訃報を中学生の私に教えれば泣いてしまうだろうし、高校生の私にサッカー選手のJリーグ移籍&そのまま引退を教えれば、飛び跳ねて喜ぶだろうなあ。未来ってわかんないな。

ニュースを見た日は、そんなことを考えた。今はそこまでファンでもないし、そんなにショックも心への影響も受けていないつもりだった。

だけど影響ゼロってのは言い過ぎかもしれない。3日ほど経った今、私はなんだか複雑な気分だ。ウェルテル効果なんかホンマにあるんかいなw とか今まで思ってたけど、これも一種のそーゆーやつなのかも。

彼への羨望のような気持ちが今、心の中をちらついている。

別に私は今、死を考えてはいない。自分が社会における役立たずで生きてる価値ねえなあ、とは思うけど。まあ、価値がなくても生きてていいやろがい!くらい言い返せる程度の図々しさと元気があるので。

でも20歳頃の私は、けっこう病んでた。そのときの私を今回の件でちょっと思い出してる。

何か理由があるわけじゃないけど、毎日がむなしかった。人間が生きる意味とは~、とか、親が望んだだけで自分が望んで生まれて来たわけでもないのに生まれたことに感謝しなきゃいけない誕生日や親孝行って何なの、とか考えてた。あと、人はどうせ孤独だから「愛してる」なんて簡単に言ってしまう恋愛ドラマや漫画や小説はクソで低俗だと思ってた(※今は思ってません)。だからなんか、常に寂しかった。

解決のしようもないことを考えながら夜、ベッドに横になって自分でもよくわからんまま泣くのが日常化してた。あのとき実家暮らしだったから同じ屋根の下にくだらない会話をする相手がいてくれたおかげで思いとどまったけど、一人暮らしだったら自分はこの世にはもういなかっただろうな、って思う。だからあの俳優も、誰かと一緒に暮らしていたら違ったんだろうな、とか。

別にあの頃の私だって、常に死にたいとか思ってたわけじゃない。楽しいこともそれなりにあったし、学校では笑って面白いこと言ったりしてた。

でも、ひとりになると魔が差すっていうか。そういうことに考えが向かうっていうか。だから彼も魔が差したんかなって。

それは悲しいことだけど、それだけじゃなくて。

ああ、私が行かなかった(もしくは行けなかった)その先へ行ったんだなあ。っていう感心みたいなものがあって。

たぶんこれが羨望ってやつなのかなって。

羨ましいなんて発言は不謹慎だし、本当に口に出したら私の周囲の人が心配するから言えなかった。でも、このままこの感情を自分の中だけにしまっておいて、いつか薄れて忘れていくのももったいないかなと思ったから、こうしてメモがわりに今書いてる。

こういう心の揺れが私の内側で生じるのって、私の感情や人生や一生の彩りみたいなものが少し豊かになった気がして、すごく好き。

不謹慎なのわかってるしネガティブなのもわかってるんだけど、ちゃんと大切にしたいし残しておきたい。不健康な感情も自分の一部じゃん。だから悪者扱いして排除せずに、多少は保護してあげてもいいと思うんだ。

かつて写真を集めるくらいに好きだった俳優が旅立って、悲しさや寂しさのほかに羨ましさも感じてる自分に気づいて。

こんな状況で皮肉にも、って感じなんやけどさ。ときどき、矛盾するはずの気持ちが同時に湧き起こったりするから、人生って面白いなと思ってしまう。

だからといって、その面白い人生をいつ終わらせるかはまた別問題だけど、とりあえず私はまだしばらくは、面白いなっつって人生を続けると思う。

読んで嫌な気持ちになった人がいたらごめんなさい。もしほんまにやめてっていう人がいたら、非公開にします。誰かに読んでほしい気持ちもあるから公開したけど、自分の感情の揺れ動きのメモとしては、別に誰かに見せる必要なんかないし。これをネットの海に投げ込むのは余分な行為。自覚してる。

それでは。


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