りゅうたまネタシナリオ案

キャラデータ

NPC:キバオウ
ノーブル・テクニック
クラス能力
礼儀作法(敏捷知識)
教養知識(知識知識)
武の嗜み
パラメーター
体力8敏捷6知力6精神4(HP16、MP8)
装備
剣(命中→体力敏捷、ダメージ→体力)
ライトアーマー(装甲1)
回復薬×2(回復量2d3、PLに使うこともできる)

【コボルトの親玉】コボルトジェネラル
パラメーター
体力8敏捷4知力4精神4(HP30、MP4)
(イニシアティブ)6
(コンディション)6
(装甲)1
命中 1d8+1d4
ダメージ 1d8
【特殊行動】(HP15以下でイニシアティブ関係なく行動)
咆哮
PLとNPC全員に【2d精神】チェック(目標値7)
失敗すると、洞窟内を揺るがすような咆哮の迫力に足がすくみ、次の行動に目標値-2の補正。

槍、剣による攻撃はコボルトジェネラルの装甲を無視してダメージ計算
【材料加工】食料×3個、毛皮(500G)
 
 
 
 
 
りゅうたまシナリオ 『尖ったノーブルと洞窟の死闘』

季節は春
穏やかに吹く風が頬をなで、暖かな陽気を覚え始める頃

イベントタイトル:1、出発
時刻;昼
天候;晴
地形;草原(目標値6)
シーンの目的;旅歩きルールの把握
五感に感じること;青々とした草原が辺り一面に広がっている。そよ風が草を揺らし、春らしい爽やかな匂いを運んでくる。日差しは柔らかで、絶好の旅日和だ。
イベント:コンディションチェック、移動(方向)チェック(ヒーラーの薬草採り)

イベントタイトル:2、街に到着
時刻;昼下がり~夕方
天候;晴
地形;街
シーンの目的;街づくりルールを行う
五感に感じること;出発時よりも空気が少し冷たくなっている。しかし、街の中からは香辛料のツンとした香り、鎚で鉄を打つ音、商人たちの掛け声があちこちから匂い、聞こえてくる。どうやらそれなりに露店などによって賑わっているようだ。
イベント:街づくりルール 買い物可

イベントタイトル:3、巣食うコボルト
時刻;夕方~夜
天候;晴
地形;街
シーンの目的;NPCに出会う
五感に感じること;街の喧騒、男性の肩の衝突
イベント:買い物をしつつ今晩の宿を探していると、モヤっとボールのような髪型の男性がぶつかってくる。そのとき、男性が持っていた袋から、薬草の入った瓶や食料が散らばってしまう。
荷物を拾うと、
「おお、すまんかった。ケガはないか? ・・・ん?ジブンら、旅人か。いきなりですまんが、わいはノーブルのキバオウっちゅうもんや。立ち話もなんや、ちょっと宿のほうに行こか」と、旅人たちは半ば強引にこの街のグレードの高い宿、そこの酒場へと連れていかれる。
酔っぱらって騒ぐような客はおらず、総じて落ち着いた雰囲気の木造建築。
今日はもうどんくさい(遅い)からな、宿代含めてわいが出したる、と言って酒場の食事をおごってくれる。
「最近、この街の主な流通ルートでコボルトの出没が増加しとるんや。中には、馬車の積み荷を奪われたっちゅう報告もちらほら上がって来とる。
そのコボルトたちは、どうやらこの街から一日ほど離れた【獣犬の森】から来とるらしい。幸いなことに、コボルトどもの群れはそこまでおっきくない、親玉をどうにかすればなんとかなる。これを放置してまうと、この街の流通がマヒする可能性があるんや。

わいと共に、コボルトの親玉を討伐してくれへんか。報酬として一人あたり700Gを渡そうと思うとる。なんとかできへんか。」
キバオウの出費により、旅人たちはやわらかいベッドや、品の良い家具の並ぶ「個室/スイート」扱いの宿に泊まったため、翌日のコンディションチェックに+1

【情報収集】
・キバオウから
コボルトの親玉は「コボルトジェネラル」と呼称されており、武骨な大剣を武器にしている。
親玉は洞窟を居城としており、たどり着くには森の中を通り抜ける必要がある(具体的に移動、方向チェック目標値8)キバオウはあらかじめ、目的地までのルートをある程度把握しているため、森の中の方向チェック時にサポートし、+1の補正を行うことができる。

・宿泊客
【獣犬の森】について
あの森に迷い込んでしまった奴から聞いた話だが、洞窟の近くでバカでかいコボルトがいたそうだ。なんでも、4、5メートルはある巨体らしいから、出会ったらすぐに逃げるべきだろうな。(知識知識6)
・戦士
俺もあの森で、コボルトの親玉らしき奴を遠目に見たぞ。あのデカブツ、体が大きい分森から出てくることはあまりなさそうだが・・・攻撃はあまり通らなそうだったな。突き刺したり、斬ることに特化した武器なら、アイツにも通りやすいんじゃないか?(知識知識8)

イベントタイトル:4,行軍
時刻;朝
天候;晴
地形;草原(目標値6)
シーンの目的;旅歩き
五感に感じること:風がそよぎ、草はさらさらと囁いている。日差しは心なしか弱弱しいが、空気は暖かく感じる。
・風が強くなった後
そよいでいた風は次第に強くなっていくと、漂っていた暖かな陽気はたちまち消える。日が沈んでいくと同時に、肌寒さを覚える。
(野営チェック目標値7)
イベント:コンディションチェック、旅歩き
歩いている途中、心なしか風向きが変わったように感じる。
(知識知識6)で強風を予測できる。
野営チェック前に風が明らかに強くなる。
翌日の移動チェックは【獣犬の森】から開始するため、森の入り口付近までたどり着いたことにする。

イベントタイトル:5,獣犬の森
時刻;昼
天候;晴
地形;(目標値10)
シーンの目的;旅歩き、コボルトの親玉の痕跡を見つける。
五感に感じること:森の中は薄暗く、風が吹くと木々がざわざわと音を立てている。整備などされていない細い獣道は、油断すると足元を取られてしまいそうなほどに不安定だ。まるでこの森が、侵入者を拒絶しているようだ。
・【動物探し】成功後
道を進んでいくと、やけに大きい跡が地面に、あるいは木の幹に残されていることがわかる。それは犬に限りなく似た足跡であり、太い刃物にぶつかったような傷だ。それらの痕跡は、ある一定方向に続いている。おそらく、自分たちが探しているコボルトの親玉によるものではないか、と思い当たる。
イベント:コンディションチェック、旅歩き
移動、方向チェック後、【動物探し6】か【知識知識10】に成功すると、成功者は【コボルトジェネラル】との戦闘に常時+1のダメージボーナスを得られる。

イベントタイトル:6,戦闘 コボルトジェネラル
時刻;昼
天候;晴
地形;洞窟(森)
シーンの目的;戦闘
五感に感じること:森を通り抜け、洞窟の中に足を踏み入れる。感じるのはひやりと冷たい空気、つんとした獣特有の臭気。ほの暗い洞窟の中、旅人たちは自身の肌を刺すナニカを感じる。それを知覚した途端、かすかに地面が揺れたのを感じた。一瞬気のせいかと思ったが、徐々に振動は大きくなっていく。
洞窟の奥から、一つの巨体が現れる。鎧と見紛うほどの筋肉質な肉体、憤怒に満ちたような深紅の瞳、そして成人男性ほどの長さをもった武骨な大剣。旅人たちは、目の前で激しい敵意を向けて咆哮する存在が、探していたコボルトの親玉であると確信できるだろう。
イベント:戦闘
「コボルトジェネラル」と戦闘
この戦闘では、NPCのキバオウはフロントエリアからスタート。

戦闘終了後
「ラストアタックは、ワイのもんやで!」
キバオウの荒々しい一太刀が、コボルトの親玉に迫る。
旅人たちの攻撃の間を縫って放たれた袈裟切りは、鎧にも似た頑丈な皮膚を、肩からバッサリと切り捨てた。
数秒遅れて、ズズンと、鈍い音を立て巨体が地面に沈む。旅人たちの攻撃を受け続けた強靭な肉体には、キバオウの一撃のほかに無数の傷が刻まれており、明らかな致命傷を負っていることが分かる。それでもコボルトの親玉は最後の力を振り絞り、外敵を葬るために立ち上がろうとしている。しかし、その気力さえ失せたのか、再び体は前のめりに倒れこみ、真っ赤に染まった目からは少しずつ光が失われていった。

(帰り道省略ルール適用)

エピローグ
コボルトとの死闘、キバオウとの慌ただしい別れから数日後、
旅人たちは、次の目的地に向けて歩みを進めている。そんなある日、風の便りで「アインクラッド解放軍」という団体が結成されたことを耳に挟む。それを聞いた旅人たちはモヤっとボール頭のおかしなノーブルのことが脳裏に浮かんだ。「なんでや!」という空耳を覚えながらも、それぞれの目的のために旅人たちは春の陽気の下を歩いていくのであった。

報酬
一人につき700G
おいしい食料×2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?