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名古屋城木材保管料 令和4年度約1億円支出済

名古屋市民オンブズマンは、名古屋城木造復元のための木材の製材に関して情報公開請求し、名古屋市が竹中工務店に令和3年度に1億2400万円、令和4年度に9998万4500円支出済であることを確認しました。

・支出命令書(令和3年度、4年度)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/230725-00.pdf
・変更契約書(令和5年3月7日)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/230725-0.pdf

・「名古屋城天守閣整備事業実施設計業務委託」変更概要書
 「名古屋城天守閣整備事業実施設計業務委託」変更契約書
 (令和4年3月25日)
 「名古屋城天守閣整備事業先行工事(木材の製材)」変更契約書
 (令和4年3月9日)
 「名古屋城天守閣整備事業先行工事(木材の製材)の追加」契約書
 (令和4年4月1日)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/220422.pdf
 開示文書
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/220422-1.pdf
・22/6/17提出 令和4年第77号議案
 契約の一部変更について 
 名古屋城天守閣整備事業先行工事(木材の製材)の請負契約
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/220628.pdf
・仮契約書
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/220422-1.pdf
・23/6/28(水)名古屋市議会経済水道委員会配布資料+
 令和5年6月19日提出「契約の一部変更について
 名古屋城天守閣整備事業先行工事(木材の製材)の請負契約」
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/230628.pdf


名古屋城木造復元事業は市の思うようには進まず、木材保管が「暫定的に」2025年3月末まで延長されました。
保管費用は年間約1億円です。

23/6/15(木)に佐治独歩・名古屋市観光文化交流局長は「23/6/3に開催された名古屋城バリアフリー市民討論会をめぐる事件について、一連の検証が終わるまで名古屋城木造復元事業を進めない」と明言しました。
https://ombuds.exblog.jp/29599991/

23/7/30横井利明名古屋市議(自民)はブログで、「復元計画に影響しない範囲で現天守閣の開場を」と述べています。
http://blog.livedoor.jp/minami758/archives/2571043.html

渡邉正之建築士は、「名古屋市が作成した現天守の耐震改修案」を読み解き、「Is値0.75以上にするには、大天守小天守合計で13億5047万0205円。エレベーター改修1億6000万円をあわせると、15億1051万9605円と試算されている。」「主に7階だけ補強する『暫定的耐震補強』だと、1億7172万円の試算がでている。」と述べています。
https://ombuds.exblog.jp/29105934/

このまま木材保管費用を年間1億円支払い続けるのか、それとも(いったん)現天守耐震補強を行うのか。

インバウンド観光客がこれほど増えている現在、なにもせず手をこまねいているのはあまりにももったいないと思います。


・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
 http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm

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