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名古屋城木造復元 22/12/1名古屋市と文化庁面談記録に「現天守閣解体後穴蔵石垣を全面的に調査」

名古屋城木造復元事業に関し、22/12/1に名古屋市が文化庁に出張した際の復命書・資料が全面開示され、穴蔵石垣と基礎構造について、「現天守閣解体後全面的な調査」と記載がありました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/230119.pdf

文化庁は渋谷主任文化財調査官で、名古屋市は教育委員会文化財保護室、名古屋城総合事務所所長他3名です。

復命書には、穴蔵石垣と基礎構造について、「現状可能な範囲で穴蔵石垣の状況について調査をしているが、現天守閣解体後全面的な調査を行ったうえで改めて石垣の安定性向上・安全確保の対策と基礎構造を合わせて具体的に検討する」と記載がありました。

23/1/24(火)名古屋城石垣・埋蔵文化財部会では、オブザーバーの中井将胤・文化庁文化資源活用課整備部門(記念物)文化財調査官は「穴蔵石垣について、調査が足りないかもしれないが、危険が伴うのならその段階で判断すべき」と述べました。

23/1/21市民向け説明会配付資料にあった、「現天守閣解体後には、穴蔵石垣の全面的な発掘調査を行ったうえで、安全確保の対策と基礎構造について改めて具体的な方法を検討していく。」とも符合していると思います。


なお、白黒14枚、カラー105枚で5390円請求されました。

復命書3枚はともかく、添付資料は22/12/5市議会説明資料とほとんど同じです。
・令和4年12月5日 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
 観光文化交流局 名古屋城天守閣整備事業における解体と復元を一体とした全体計画(中間報告)について
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/221205-2.pdf
・令和4年12月5日 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
 特別史跡名古屋城跡木造天守整備基本計画(案)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/221205-3.pdf
 
名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所に確認したところ、「22/12/1に文化庁に提示した資料は、一部を修正して市議会に説明した。どこが違っているかはちょっと言えない。復命書の添付資料は、紙で保管しているから紙で開示した」と述べました。


今回の添付資料は全面開示で、しかもパソコンで作っています。紙で開示するのは費用ばかりかかってしまいます。今後電磁的記録で開示することを希望します。

名古屋市スポーツ市民局市政情報室に確認したところ、「非公開部分がある際は、電磁的記録だと黒塗りができない。黒塗りをしたつもりが、情報が隠れていない事例があった。」と述べました。

当方はAcrobat Proという墨消しツールを説明し、情報を隠すことができると述べました。
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/6111.html
しかしながら、市政情報室は「全庁的に当該ソフトを持っているわけではない」と述べました。

名古屋市情報公開条例の本旨に基づけば、電磁的記録での開示こそ、市民に説明する責務が全うされるのではないでしょうか。
https://www.city.nagoya.jp/sportsshimin/page/0000001423.html


※ぜひともカンパをお願い致します。
情報公開請求してコピーを入手するのも、情報公開訴訟をするのも、費用がかかります。
名古屋市民オンブズマンは、会費とカンパのみで活動しております。今後ともご支援頂けますと幸いです。

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http://www.ombnagoya.gr.jp/kannpa.htm

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 メール:office@ombudsman.jp 


・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
 http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm

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