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第5回包括外部監査評価班WEB会議 無事終了!

2024/6/8(土)に第5回包括外部監査評価班WEB会議を行いました。

今年も新型コロナウイルス蔓延防止と経費節減のため、全国各地の市民オンブズマンの弁護士・公認会計士・税理士・地方議員ら19名がWEB会議システムを利用し、白熱した議論を行いました。

2023年度に包括外部監査を実施した全国133自治体のレポートを各評価班員が事前に読み込み、担当者毎に「出先機関」「上下水道」「外郭団体」「生活保護」などのレポートの出来を次々と評価していきました。
現在112自治体の評価が確定し、残り21自治体となっております。

まず、「どうしてこの外部監査人はこのテーマを選んだのか」からはじまり、「このテーマのうち、どうしてこの事業・施設をピックアップしたのか」「自治体の改善案が妥当かチェックしているか」「過去の包括外部監査の指摘について措置しているか」などをチェックしていきます。

その上で、過去25年にわたって包括外部監査の評価をしてきた評価班員が作ってきた、評価対象ごとの「チェックポイント」に従って、よいレポートかよくないレポートかを評価していきます。
特に「3E監査(経済性、効率性、有効性)」がなされているかを見ています。
(チェックポイントは、過去の「包括外部監査の通信簿」に記載しています)
・最新版(2024年8月末発売予定) 2024年版包括外部監査評価の通信簿 6000円
 https://pro.form-mailer.jp/fms/801f9452314582
 バックナンバーは1000円(在庫状況は以下)
 https://www.ombudsman.jp/houkatsu/back.pdf
・内容サンプル
 https://www.ombudsman.jp/houkatsu/2021houkatsusample.pdf

今回も議論になりましたが、「どうしてわざわざ外部監査人がその項目をチェックしないといけないのか(内部監査でも可能ではないか)」という、帳面のみ細かく見ている外部監査人が相変わらずいることに閉口しました。

包括外部監査人にしかできない視点があるかどうかが問われます。
・適法性の検証が十分に行われているか
・3E(経済性、効率性、有効性)の検証が十分に行われているか

今回具体的は、
・そもそも随意契約でよかったのか、という妥当性の検討がされているか。随意契約で問題ないなら問題ないと言及すべき
という意見が出ました。

また、前回からから「包括外部監査に対する自治体の措置」評価に入りました。
1自治体平均約1300万円かけて外部の専門家と契約して作成した「包括外部監査」を自治体がどう活用しているのか(措置)、チェックしていきます。
「包括外部監査」が出てから2年以上経っても「検討します」ばかりのところには低い評価を与えます。
一方、具体的に「ここを改善しました」と明記してある自治体には高評価を与えます。

引き続きご支援を募集しております。
以下郵便振替、銀行振込でご支援下さい。
 郵便振込口座番号 00220-4-41902
 ゆうちょ銀行 当座:〇二九店 41902
 三菱UFJ銀行 四谷支店 普通 0110626
 ※口座名称 特定非営利活動法人 情報公開市民センター
   http://www.jkcc.gr.jp/profile/01_09.html
(「包括外部監査支援」と記載下さい)
(リターンを後日送付したいので、支援いただいた方は office@ombudsman.jpに、氏名と住所をお教え下さい)


全国市民オンブズマン連絡会議 包括外部監査の通信簿
https://www.ombudsman.jp/houkatsu


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