ほろ苦い思い出!?

今日は、家族皆で相当数の公園や幼稚園、学校をハシゴし、遊びまくった&撮影した。

色々な環境に出会ったけど、外はやっぱり気持ちがいい✨

気持ちがいい!!
子ども達の五感も刺激されたかな?

沢山まわった内の一か所が、おママにとってはほろ苦い思い出の場所だった☺️

小学校時代、陸上競技会ってのがあって、学年の脚の速さで上の下(⁉︎)中の上(⁉︎)あたりのおママは、競技会に出なくてはならなくなった。

めちゃくちゃ早い子は、短距離走の選手。
おママは、中距離走の選手。
幅跳びや高飛びもあったかな(?)

正直、出たくなかった。

だって、学校内での自分の実力が大体分かっていたから、市の大会に出たって、どうにもなれないのは目に見えていた。

競技会までの間、何度か練習したけれど、そう簡単に実力が上がるものでは無い。

先生には、何故か事前情報があり、市内の早い子が練習で出している記録を知らされていた。

到底かなうモノではない...

先生もそう思っている事は、おママにも分かっていた。

そんな状況なのに、会を応援だけする生徒や先生達の応援ムードは高まるばかり...

本当に逃げ出したかった。

会、前日、いつもの様に練習し、帰る間際に、

「スタート位置は1番端だから、とにかく、トラックめがけて全力で一直線で進んだらいい!」

と指示があった。

「1番になれるから」

と。

でも、その1番は、長く続かない事位、自分も良く分かっている。

でも、先生の指示に従った。
どちらにしても、おママが、皆に喜ばれる様な...誇れる様な結果が出せない事はよ〜〜〜〜く分かって居たから。

何が辛かったって、応援のみの先生や生徒は、その状況を知らないで一生懸命応援してくれる事だった。

当日。

会場は、母校よりもずーっと広くて、無機質で硬くて...負け戦に向かうおママの、不安や申し訳無さや逃げ出したい気持ちや怖さ...に追い討ちを、かけた。

「よ〜い!バン!!」

全力でトラックの第一コーナー付近めがけて全力で走った。
1番!!
こわい...。

もう、なる様にしかならない...。

おママの1番は、ほんの数秒で終わった。

後ろから足音が近づいては、どんどん抜かれて行く...。

何の為に走っているんだろう...

そんな事を思いながら走っていた気がする。


ゴールすると、前日、指示をくれた先生が居た。

「気持ち良かったか?1番?もう、少しでもいいから1番になれたらいいかと思って...」

先生の気持ちは分からないでもないけど、気持ち良くなんかなかったよ...

校内の徒競走なら、一緒に走るメンバーの中では大体1番だった。

校内選抜の中では、あまり早くない方だった。

市内の競技会に出たら、早くない方どころか、レベルが違い過ぎて穴があったら入りたかった...。

どんどん打ちのめされる自己肯定感...。

次の週、ちょっと重い気持ちのまま、登校したおママ。

当時、好きだった男の子が、

「応援してたよ」

とボソっと一言。

見られてたのか...と思うと、恥ずかしいやら何やら...
でも、逆に、この件に関してこれ以上恥ずかしい事はないかもしれないな...と思った。

少し、開き直って学校に着くと、いつも通り過ぎる日常だった。

誰も、おママが陸上競技会で、全く歯が立たず格好悪い扱い...なんてしてこなかった。

な〜んだ...。

そんなもんか...。

陸上競技会でのおママは、皆にとって、それほど大きな事じゃないんだな...。

おママにとって、ほろ苦い思い出にはなったけれど、同時に、脚の速さじゃない、私...を皆がみてくれている事を実感した出来事でもあった。

どんどん下がった気がした自己肯定感は、いつの間にか、ちょっと強くなって復活した。

だから、きっと、良かった事なんだと思う。

あと数年で、この時のおママの年齢になる長女れのん。

あんな辛い思いをする事もあるのかな...と、ふと思った。

出来れば、辛い思いはさせたくない気持ちになるけれど、おママにとって、あの経験は財産になっていると思えるから、色々な経験をして欲しいとも願う。

このほろ苦い思い出も、長女に語る日が少しずつ近付いている様に思う。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?