タイ文字、ラーオ文字

　タイ文字とラーオ文字は、本国での初学の便宜上その文字を使って書かれる単語のひとつを選んでその文字の愛称としています。「ニワトリ」、「卵」、「水牛」など、かれらの生活に密着した単語が多く、子どもでもイメージしやすいのが特徴です。そのため占いに応用するとかなり具体的な答えが返ってくると感じています。

　カード占いで最も優勢であろうタロットカードに比べれば、１枚に組み込まれた象徴性という点では全く逆のベクトルを持っていると言ってもいいのかもしれません。

　近年ユーザーが拡大しているルノルマンカードや、その源流とも言われるコーヒーカードは、絵が簡潔で意味も明瞭な点では文字カードに近いものがあるかもしれません。

　実際にタイ文字カードはルノルマンのグランタブローと同様の展開で見ることも可能です。結果はルノルマンと比べるとほのぼのしたところはありますが、それはデッキの個性によるものなのでしょう。

　次からは、タイ文字、ラーオ文字を１文字ずつ取り上げて意味やキーワードなどを記していきながら、たまに脱線して関連するようなしないようなお話を書く、かも知れません。