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一般名詞としての文字占いなど

 2日に1回の割合で出番にしている文字カードでの占い。タイ文字が手助けしてくれそうだとピンときた時に「文字占(もじうら)」と名付けて世に出した訳だけど、ギリシャ文字によるオラクルやルーンによる占いも含めた一般呼称としては「文字占い」と言うことになるのかならないのかという、実占とはほとんど関わりがないような悩みで脳のリソースを使い切っていることがあって、時間が経てば経つほどエネルギー利用効率が悪いんじゃないかとも思うので、今のところの考えをまとめておこうと思う。

 多くの占術が海外から導入されたこともあり、それらの呼び名にはもちろん英名が先行し、それを和訳することで日本語での名称が生まれるということになるだろう。例えば書物占いならBibliomancyビブリオマンシー、トランプなどカード占いならCartomancyカートマンシー、土占いはGeomancyジオマンシーと、そこそこ古典ギリシャ語起源の名前があって、英名があるの羨ましい←ステキだと思って、では文字占いは?モジマンシーでいんじゃね?とかふざけてたらさすがにわたしの中のマジメさんがお怒りになったのを検知したのでちゃんと考えようと思ったのが発端になる。

 上記の例のような形式の場合〜mancyマンシーの部分が占いを表すので、それでは文字は?となると、英語のletterと関わるlitero-を見出したのでLiteromancyリテロマンシーかな…?と検索すると中国の古い占い『測字』に行き当たり、文字関連の占術に好奇心がウゴウゴして本を集めて読む脱線をしながら、ではリテロでないとしたらなんだろうとさらにギリシャ語への翻訳なども試して組み合わせ、見出した語が聖四文字Tetragrammatonテトラグラマトンでお馴染みのgrammato-を用いたGrammatomancyグラマトマンシーで、さらにgrammo-もあってGrammomancyグラモマンシーとも言い得るのか…と頭を捻りつつしかし用例があまりないことに不安も覚えつつ、でも文字占いの大先輩、ギリシャとルーン、オガムの占いはどう呼ばれているかというとdivinationが使われていて、それ単独の呼び名しかないようなので、一般化するのはどうなのだろうとも思いつつ…話を元に戻して…。

 元々文字の意味を占いに応用する占法自体がメジャーではないのだから用例が少ないのは当たり前だろうと思って、では微力ながら用例を増やせるように活動したらいいのかな?とかとりあえずリテロマンシー、グラモマンシー、グラマトマンシーときて、さらに漢字のように象形文字の伝統を内包する画数の多い字の場合、英語ではCharacterキャラクターと呼ぶと前世紀に習った記憶があるから、そこから類推したCharacteromancyキャラクテロマンシーと呼んだ方がよさそうなデッキも大活躍してくれているのだけど、この造語は本当に用例が乏しいから伸びしろだらけだということで、これは作者のわたしが占法の普及も含めて尽力するしかなくてそのために何をするかをまた考えることになるのか、ということで終わりのない道を歩むのは、つまり生きるとは学ぶことという言い回しに繋がっていくわけか……。頑張ろ。頑張る!

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