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繁栄を読んで

マッドリドレーさんの「繁栄〜明日を切り拓くための人類10万年史」を読んだ。

彼は人類がここまで繁栄したのは、生物の進化ではなく、分業と交換が社会を進化させたからだと主張する。

最初は、どういう意味かわからなかったが、彼はこの理論を科学的根拠をもとに、わかりやすく説明してくれる。

この本は社会を前進させるイノベーター必読だと思う。

いくつか、好きなフレーズをピックアップしたい。


テクノロジーにとっての交換は進化にとっての生殖である。


人間はありがたみを感じるのではなく、欲望を持つようにプログラムされている。


血縁のない赤の他人どうしでの共同は、人間ならではの偉業。


私が欲しいのはあなたの承認であり、それを得るには、私がすべきだとあなたが思っていることをする可能性が非常に高い。(人間は一体、利己的なのか、利他的なのか、、、)


発達し、広がり、深まってきた「信頼」。(インターネットによって)


市場システムは悪徳には程遠く、利己主義を完全に有得なものにかえる。(ビジネスを始めよう!)


イノベーションは創造すると同時に破壊も行いうる。


弱肉強食ではなく、最も親切な人が生き残る時代。


資本主義は急速に死んでいる。


資本とは、必要に応じて別の機会に使うために蓄えられ保存されている一定量の労働。


ボーローグ、短稈小麦、緑の革命、化石燃料のおかげでもたらされた吉報。


飢餓に関して無関心で強硬な環境保護活動家の圧力。(遺伝子組み換え作物の非難😭)


都市は交易のために存在する。


独占は常に自己満足と停滞と独善につながる。


強制的な人口抑制策は必要ない。実は経済的自由が人口を抑制する優しい見えざる手をつくり出すのだ。


資本主義が奴隷制度を撲滅した。


化石燃料が奴隷、畜力、木炭、風力、水力より効率的だった。


再生可能でない、地球に優しくない、クリーンでないエネルギーに頼るようになってはじめて、経済成長が持続可能になった。(石炭はその他のエネルギーと違い、枯渇せず、安く、豊富)


有限だが膨大なものもあれば、無限に再生可能だが、ごくわずかなものもある。


偽の神や下級の神を神聖化するのはやめよう。「再生可能エネルギー」は地球に優しくないbyエネルギー専門家ジェスオーベル


検索エンジンは蒸気エンジンほどエネルギーを使わないかもしれないが、数が増えればじきに同じになる。


私の蝋燭から火をもらうものがあっても、私の蝋燭は減らない。


専門家と交換によってボトムアップで発生と進化を遂げてきたのだ。テクノロジーによってアイデアと人の交換が加速され、前盛期を特徴づける加速された富の成長に火をつけた。


今日、生きている人々のうち20億人は電灯のスイッチを入れたことがないのだ。


石炭は全ての人を地位のないルイ14世に変えたのだ。


あなたが現在のライフスタイルを維持するためには、150人の奴隷に8時間交代でペダルをこがさなくてはならない。(アメリカでは660人、フランスでは360人、ナイジェリアでは16人)


イノベーターの仕事は共有すること。


未来の自分のために、お金を使いたいです。応援ありがとうございます。