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失って。また出逢って。

失いたくないものほど
手のひらから砂のように溢れ落ち

必要ないものほど
執念深く居座り続け混乱させる

神が私から失うものを決めるなら
その意味を教えて欲しい

仏が居座り続ける難問を与えるなら
解けるまでその道程を導いて欲しい

でなきゃ
心が闇に葬られ
生きている心地さえ感じないから

もし…
照らしてくれる人があらば
それは暗闇の中の光となす

それが出逢いというもので
その光に出逢うために
私たち人間は失う恐怖と闘うのかもしれない

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