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コンコン空咳物語 3

この物語は
コンコン空咳が1ヶ月も続いたのち
肺がんの発見から完治までの出来事と
がんと向き合った気持ちを綴ったものです


癌細胞増殖の特徴を知って対処する

癌細胞さんに退縮していただく対策を練るのは楽しいものだ。

1、癌の増殖の習性について知って対処すること。

2、正常細胞のためにエネルギー産生を高めること。

この2点に絞ることで作戦をたてた。
癌の増殖の習性は、エネルギーとなるグルコースをたくさん使って
ピルビン酸に変化させて乳酸と水素イオンを作り続けるのが
癌細胞の特徴である。

出来すぎた乳酸を肝臓でまたグルコースに作り変えて、それを餌に
エネルギーを増強している。
これをコリ回路(ATPを無駄に消費する焼き玉エンジンみたい)という。
また、水素イオンも細胞内で沢山出来てしまうので独自のポンプを
使って水素イオンを外に吐き出すのだ。

水素を吐き出すポンプはプロトンポンプという。
(胃酸分泌を止める薬でPPI=プロトンポンブインヒビダーと
いうものがある。このPPIが癌治療に使えるのではと閃くこともある。)
癌細胞と癌細胞の細胞間に吐き出された水素イオンだらけで癌細胞集落は
酸性化された集落である。
この酸性環境になると癌細胞集団は増殖しやすくなり、ますます我が物顔になるのである。

ここで私は考えたのである。
この酸性環境に対抗して酸の中和対策を施してみようと考えたのである。
癌細胞集落への嫌がらせである。
アリカリ特性を持つ炭酸水素ナトリウム(重曹)の服用である。
(著書「重曹がガンを消す」福田一典 銀座東京クリニック)

何もしないで放っておけば癌細胞が集落内で新生血管を張り巡らして
増殖されてもたまったものではない。
どのくらい効果を期待できるか分からないが、やるだけやってみようと
思った。
またこの方法が抗癌剤や放射線治療の治療効果(感受性)を高めると
記されていた。
一石二鳥ではないかと思ったのである。

2番目の正常細胞のためのエネルギー産生だが、グルコースがピルビン酸になったあとが大切だ。
ピルビン酸からアセチルCoAというものに変換させてTCAサイクルにまで
持ち込むことができればエネルギーは温存できるかもしれない。
この方法は自動車のハイブリットエンジンと思ってもいいかと。

ポイントはピルビン酸からアセチルCoAに変換させるためには
ビタミンB1、B2、B3、B5の補給が最も必要なのだ。
しかもこれらは次のTCAサイクルエンジンでもまた要求される
ビタミン群だ。
ビタミン群は酵素変換に必要な補酵素なのである。

ビタミン群は健康に必要量を取ればいいという話ではないのだ。
事態が事態だけにここはビタミンカスケード論とパーフェクトコーデイング理論で至適量を摂取することとした。
ここの部分はのちに記事にします。

ビタミンCも至適量取ることにした。
ビタミンCはエンジンが高まれば活性酸素が出るので対処できる。
もう一点、ビタミンCは癌細胞がグルコースと間違えて食べようとするが
嫌いな物質らしい。
(海外ではビタミンCは癌治療の一つと言われている)

正常細胞のエネルギー産生にもう一つ重要なことを取り入れた。
クエン酸も摂ることとした。
1日13gくらい500mlの水に溶いて1日で飲みました。
前述のTCAサイクルのことをクエン酸サイクルとも言われるくらい、
クエン酸は体内でも作られていてエネルギー代謝にとても大切なもので
ある。
そして何よりも乳酸の産生を抑えて癌細胞をアポトーシスに誘導するので
とても役に立つ。

以上の二つを中心とした自分療法をとり入れて、治療をアシストしようと
考えたのである。
付け加えるなら、正常細胞や免疫細胞も血液も全てタンパク質で
できているので、糖質が多めの病院食を補正するためにタンパク質を
大目に摂ることにも気を配った。
プロテインも持ち込み、コンビニで肉魚の缶詰も買い込んで
タンパク質を補給をした。

あとはビタミンE、D、ナイアシン(VB3)を特別に補強した。
こんなに持ち込んでも医師も病棟薬剤師も承諾してくれたことに
感謝している。
私の癌に向き合う姿勢を尊重してくれたものと勝手に考えている。

手術で対応不可能な転移癌になっても、一網打尽で退縮させる
アシストもできるのではないかという望みも湧いてきた。

この「コンコン空咳物語」が終わってから気づいても遅いと思い
ボケないうちに記しますが、炭酸水素ナトリウム(重曹)を1日13gくらい
500mlの水に溶いて飲みましたが、どなたも塩分が多いから血圧に注意
した方が良いと言う。
しかし、治療の前の平均血圧が上が140~150位あったが、治療後では
130または切ることもある。

10年近く血圧は常に140~150位あったが、これが私の必要血圧と
受け止めていた。
FBで交流させていただいている松本光正先生の血圧の著書のおかげで、
血圧の考え方には常にぶれることはなかった。

治療後も重曹やクエン酸を飲用しておりますが、体調や気分も変わりなく
安定していることを記します。
この体験事象は私だけの現象かも知れませんので、全てがそうなるとは
思わないでください。
重曹やクエン酸を用いて癌治療をアシストすることは意味がないという方
も多いですが、ここは自分療法も含めて転移なく完治に到達できた喜びの
話ですので。

次回に続く。

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