第156回(2020.11) 3級出題の意図・講評が発表されました!
ようやく去年の11月に行われた第156回 簿記検定試験の出題意図・講評が発表されました!
第156回簿記検定試験 3級出題の意図・講評
合格率が47.4%との発表があったので、平均的な問題だったんだなぁと思っていたのですが、点数が取れなかったところというのは結構限られていたみたいです。
もちろん個人で得手不得手が違うコトは百も承知なんですが、今回は特に【損益勘定・繰越利益剰余金勘定に振り替える処理】にまつわる部分で点数が取れない人が多かったようです。
この損益振替仕訳や資本振替仕訳に苦手意識を持つ受験生はとても多いし、そう思ってしまう気持ちもよく分かります。
このあたりをベンキョーする頃はテキストのほとんどが終わっていて、自分の苦手な部分が分かっていたり、理解不足が十分に認識できている方が多いのです。
でもそれだけに,やらなきゃいけないコトが多くて知識をインプットする際に「やっつけ」になりがちなんですね。なのでどうしても
「とりあえず仕訳だけ覚えとこ。」
で済ませがちなんですよね。そうすると当然ですが、必要最低限なものしか覚えていません。つまり
その仕訳がどんな役割を果たしているか?
というコトが全く理解できていない状態になってしまうんです。そしてそのまま本番を迎えて、点数につながらない→簿記に対する苦手意識だけが残るという負のループにはまってしまうんですよね…(泣)。
じゃあどうすればいいのか?
って話なんだけど、もうこれは本質をつかむしかない。つまり
・何でこんな仕訳が必要なのか?
・この仕訳をすることで、全体にどのような影響があるのか?
を想像できるようになるコトです。
こうやってとりあえずテキストを一周を終わらせて、問題に取り組みながら、こまめに苦手なところを把握して1つでも多くつぶしこむ!しかないんですよね。
もっと言うと、問題集が完璧に出来上がったら終わりっていうわけじゃなくて
試験直前にテキストを隅々まで読み、理解できているかどうかを確認する
まだが1セットなんです。こうやって書いてるだけでめまいがするし、気が遠くなるような分量なのに、どうやってやるねん?って感じですけど、大事な行動は三つです。
①毎日ベンキョーする
②苦手を把握しつつ完璧を目指さない
③何回も繰り返す
やるべきことが分かっているワタシでも想像しただけで気が重くなりますが、①毎日ベンキョーするコトと②完璧を目指さないコトのバランスが自分なりにつかめてくれば、楽しんで取り組む人が多いように思います。
あとテキスト一周終了後、特に大切なのは「大きな一歩を望まない」ことです。小さな半歩でも進めたら心の底から喜んでください。
それって、あなたの努力なしには成し得ない、ホントに素晴らしいことだから。
その半歩は、ご自身が思う以上に大きな一歩につながっています。
次回リベンジする人はもちろんのこと、新しく何かにチャレンジする人も基本を大切に頑張ってください!
応援しています!!
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