お笑い初期衝動
88.木梨憲武vs石橋貴明
「コンビは仲悪くなってからが本当の勝負」。
これを石橋貴明さんが、まさに体現していたのであろうと思われる、僕の中で大変印象深い出来事がある。
あれは、僕が高校生か大学生ぐらいの頃。
『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』という番組内でのこと。
この番組のヒット企画の一つに、"PK合戦"があった。
いつもは、木梨憲武vs有名サッカー選手でPK合戦をやる。
「そんなのサッカー選手が勝つに決まってるだろーよ」と思いきや、これが意外にも、接戦になったり、なんなら憲武さんが勝つこともあったりして。
ドキドキ感をもって視聴者をくぎ付けにする、そんな名物企画であった。
で、この『生ダラ』のPK企画。
特番の放送では、木梨憲武vsサッカー選手という通常のパターンではなく、木梨憲武vs石橋貴明で行われるというのだ。
いつも以上に、ワクワクする大注目の展開ではないか。
このとき、視聴者の期待としては、正直こんな感じだっただろう。
「貴さんには野球のイメージはあれど、サッカーのイメージは全くない。
接戦になることはあっても、最後は、元サッカー部の憲武さんが勝つんだろうな。
また、そうあって欲しい。このPK合戦の企画を今まで盛り上げてきたのは、憲武さんなのだから。。」
なんやかんやあっても、やはり最後は憲武さんが勝って、さすが!というおさまり方がしっくりくる。
これが僕を含め、多くの視聴者の気持ちであったのは間違いなかったと思う。
しかしだ。始まってみると、、
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