No.006 とうとう音韻情報処理に・・・
note始めました!
ずっと悩みのタネだった、読み書きが苦手な原因になる理由の一つである音韻情報処理について、まとめていきます。
今日は聴覚的言語理解から
聴覚的言語理解には大きく分けて5つの段階がある。
①音声入力:音が入ったという情報が側頭葉(横側頭回)に届く
②音響分析:届いた音が言語音かそれ以外かを分析する
③音韻照合:言語音が日本語におけるどの音韻なのかを特定する(例:sakanaという音が聞こえ「さ/か/な」という音韻だと特定する)
参考文献より
④語彙照合:脳内に取り込まれた音韻列が単語であるか否かを照合する。(例:「さ/か/な」が一まとまりの「さかな」だと特定される。)
⑤語義照合:単語と特定された音韻列がどのような意味を持っているか照合する。(「さかな」という音韻列が「生き物の魚のことか!」とわかる)
※文献では構文の理解なども含まれているが今日は割愛
上記から考えると読み書きのフローチャートで使用している
ELCは③の音韻照合
MIMは⑤の語義照合
を評価している
疑問点
ただ、臨床で出会う音韻処理に困難を抱えているであろう子どもたちは、普通に会話をできるが、単音・単語・単文を読み上げる時に時間がかかることが多い。
文字を読む時には、視覚情報の処理が入るため、少しルートは変わるはず。そのことが読みづらさに影響しているのか?(おそらく視覚認知から音韻照合のルート??)
そこは後日調べてまたあげようと思う。
参考文献「聴覚的言語理解の情報処理過程と障害メカニズム
―語音の処理から談話分析まで―」
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