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【m HOLD’EM】ドンクベットを読み取る【MTT奮闘記】


ドンクベットとは、前のラウンドでレイズをしていないのに、レイズをした人より先にベットをすることです

損することが多いことからこう呼ばれます

ですが、ドンクベットにもある程度の強みがあることも事実です

今日はトーナメントでの相手のベットの目的と、さらにはハンドを読み取って行きたいと思います


プリフロップ AdJd

SB/BB-Ante 700/1400-100

CO 11BB持ち

LJリンプイン

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AJsはとても強いハンドなので4BBでレイズしていきます

リンプインがいる場合に3BBレイズだと後続のプレイヤーのオッズが合いやすくなってしまいプレイヤーが増えがちです
なので、大きめに4BBでオープンすることでオッズを合わせずプレイヤーを減らす試みです。アイソレートと言われるやつですね
また、こういったアイソレートをする際には(3+リンプ人数)BBでアイソレートするのが良いとされています

※今回のケースでは、ブラインドとアンティとリンプで合計3BB
4BBオープンに対してコールするためには勝率36%が必要です
オープンレイズしてくるような強いハンドに対して36%というとなかなか難しいものがあるでしょう
正直わたしの感覚だとリンプが居ても3BBのオープンに対してコールするのは結構厳しい印象もあるのでどこまで効果があるんでしょうかね




また、これはプリフロップの段階でオールインしてしまっても良いと思います
オールインする事でBBもLJも降ろすことができるかもしれませんね


一応、フロップまで行った方が多く稼げる可能性が高まるため、4BBオープンの方が安定するかなと無根拠のまま思ってます
どうなんでしょう



BTN,SB,BBはフォールド、リンプしてきたLJはコールしてきました
アイソレートには成功しています

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フロップ Ts3hAs

ポットサイズ10BB
残りスタック
LJ 10BB
COわたし7BB

LJがハーフポットのドンクベットです

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さて、これにはどのような意味があるのでしょうか

意図を読み取って正しい戦略をとっておきたいところです


ドンクベットの目的を予想する


まず、CO(わたし)のハンドレンジを予想します
COのハンドレンジにはAも多分に含まれており、ブロードウェイカード2枚やポケットぺアなどいろいろあり得ますね

相手からするとこのフロップではAヒット、Tヒット、ポケット、ストレートドロー、フラッシュドローなどがあり得ていることでしょう

さて、そういった相手にベットをすると、どのようなことが起こるでしょうか?
COがどのようなハンドであったとしても、コールしてくるでしょう
J9sの色違いなどは降りるでしょうが、KTなどのミドルヒットすらついてくる可能性がありますね


となると、相手のベットはブラフのようなものではなく、バリューを取りに来たものか、ポットサイズをコントロールしにきたもののどちらかの可能性が非常に高いです

では、バリューベットである場合を考えます
ここでバリューを取れそうなハンドは、「Aのワンペア」「ツーペア」「スリーカード」ですね
それぞれリンプインの弱いハンドレンジにあるかどうか考えましょう
「Aのワンペア」はキッカーが弱い場合にリンプインしてくることも考えられますね、A2o-A9oあたりでしょう
「ツーペア」はA3oに限ってはあり得そうでT3やATはなさそうです
「スリーカード」はポケットペアであればオープンしてくる可能性が高いため無いとみていいでしょう

ですが、ツーペアはほぼ勝っているハンドであるため、相手からのベットを誘発させてチェックレイズしてオールイン要求した方が明らかに利益が出るハンドですね
ベットして降りられてしまうと、TヒットくらいのCOがCBを打ってきてくれた分を引き出せないため、かなり損になってしまいます

つまり、バリューベットの本命はキッカーの弱いAのワンペアです


次に、ポットサイズをコントロールするブロックベットの可能性を考えます

ドンクベットによるブロックベットとは、先にベットをすることでアグレッサーにブラフCBを打たせないという効果があります

ですが、このハーフポットベットはブロックベットとしては大きすぎですね
ベットした時点でドローハンドすらポットコミットしてしまっています
つまり、ターンでドローが引けていなかったとしてもCO側のベットにコールをせざるを得ない状況になってしまいます

ということは、ブロックベットの線は否定してしまってよいでしょう


つまり、相手のハンドはキッカーの弱いAのワンペアとほぼ一点読みできてしまいます


ということでわたしのやることは、相手からバリューを取ることです


フロップ 結末


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オールインで返しました


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降りられました


フロップでコールして、ターンでオールインした方が相手がついてきてくれたかもしれませんね

とはいえ、相手にツーペアなどを引かれてしまう事故は防げたので良かったことにしましょう


こうして、無事ドンクベットに対して勝つことができました




答え合わせ

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まさかここまで予想が当たるとは思いませんでした


少しずつうまくなっているのかもしれませんね



プレイ中の思考

今回は相手のハンドを丁寧に読んでいきましたが、実際のプレイ中は自分の今のハンドが勝っているかどうかしか考えていませんでした

AJが負けているハンドはAA,AK,AQ,AT,TT,33しかなく、これらは全てオープンレイズするハンドなため、リンプインするハンドに対して負けているハンドが存在しません

ということで体感勝率100%なのでバリューバリューバリューです

うまくいってよかったです


あとがき

ドンクベットからハンドを読むというタイトルですが、ドンクとリンプを合わせることでいろいろ見えてきましたね

今後も考えることをやめずにいろいろプレイを振り返っていきたいと思います

それでは今回の記事はここまでです

また明日の記事でお会いしましょう😉

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