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四季と日本

日本が好きだ。

文化芸術や食、治安の良さや国民性。
数え上げるときりがない。

そんな中でも特に「四季」があることは、日本で生まれてよかったと強く思う所以の一つ。


まだ寒い日が続く3月。
朝起きて外に出ると、なんだか生暖かい空気を感じる。

切ないような嬉しいような、得もいえぬ感情に満たされる。

感情がかき乱され、どうにかなりそうになってしまう。

冬から春に移り変わる。

猛烈に四季を感じる瞬間だ。
春先になると毎年この感情が僕を襲う。


3月。別れの季節。まだ学生であることもあり、誰かが自分の属する環境から立ち去り、新しい変化を迎えるタイミング。

別れの切なさと、始まりのワクワク。

毎年訪れる環境変化の記憶が、気候の変化とリンクし、不思議な感情を呼び起こす。

(2行空ける)


古来より日本人は季節の変化を、和歌や俳句という手法を用いて表現してきた。

今も昔も変わらない感性を持っていたんだと思うとなんだか嬉しい気持ちもする。


春風、梅雨の香り、砂浜で食べるスイカ。鈴虫の音や、雪の冷たさ。

季節ごとに起こった体験の記憶を、五感で感じ取る。

感性豊かに日々過ごしていきたいなとふと思いました。

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