雨の日の夜の事務所の伊織と貴音

雨が激しく降り始めて伊織は家の者に連絡をした
伊織が休憩室に入るとぼんやりと座っている貴音がいて、伊織は貴音が座っているソファの隣に座った

「あんたって折りたたみ傘持ってる?」
「持っていますよ。貸しましょうか?」
「迎え呼んでるからいいわ。それ貸したら帰れなくなるんじゃないの?」
「傘は持ってきていますので問題ありません」
「ふーん」
「私はそろそろ帰ります」
「うちのは、あいつの車みたいに小さくないから乗っていけば?」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?