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vol.13 自分を全力で生きる、今。

脳内はいつだって欲にまみれている

つい数十分前まで賑わい、
笑顔が溢れていた店内が一変

カタカタ、とキーボードを叩く音だけが
より一層この虚しさと孤独感を引き立てる


叩きながらふと携帯に目を向ける

00:03

今日も日付が変わってしまった


携帯のおやすみモードが起動する午前一時

なぜ、効率の良い方法を見出せないのか
自分自身に問いながら白く光る画面と睨めっこ


パタンと四角い機械を閉じ
ありとあらゆるところに設置された店内の電気を消し
荷物を抱きかかえてお店の外へと走り出す


現時点での脳内メーカーは
湯、癒、欲 の3つできっと埋まっている


エレベーターの扉が開き湯船にダイブするまでの時間は
きっと誰よりも最短記録を出せると思う

玄関から着衣状態で湯船ダイブまで誰が速いのか選手権
があったらわたしは間違いなく優勝できると思うんだけど、な。


たぷんっと首までつかる
湯船いっぱいに張った熱めなお湯
お気に入りの入浴剤の匂い

お風呂に首までしっかり入るんがすごく好き
わたしにとって最大の楽しみと癒しの時間で
この癒しの為に生きていると言って過言ではない

いや、過言ではあるな。

ただ、それくらい入浴剤の入ったお風呂は
特別で簡単なんにとっても優雅な気持ちを味わえて

この時間だけは自分のためだけにある時間で
湯船につかりながら幸せを思いっきり噛みしめている


ぽかぽかなまま、お布団にくるまる幸せ
このままアラームも気にせずに眠れたらいいのに

”今日はお昼過ぎまで寝てしまおう”

そんな贅沢過ぎる睡眠を今日こそは、と夢見てる。
夜明けと共に目をつむり… 眠、懇、願。

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