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たるんでいる、と言われた

「そんな介入、効果ないよ。」と突然、PTに言われた。「たるんでいる」と。

「そんな事ないです!」と言い返す事は出来なかった。「確かに」「あぁ、やってしまっていた」と指摘に納得した。

心の奥で、ここまでやればいい、どれだけやっても寝たきりになる、どれだけキツい介助をしても排泄には至らないとか、正直対象者に諦めていたところがあったと思う。

言い訳をするなら、きつかった。業務が。

自分にだけとは思わないが、明らかに重傷者ばかり割り振られる。体重が大きい方が多く、体への負担も強かった。

でも、自分にしか出来ないのしれない。
自分の能力不足で、他のスタッフに負荷がかかることは嫌。

そんな思い上がりとも言えるプライドで今月業務をしていた。

最近は疲労が溜まったのか、頭が回っていなかったんだと思う。業務を回す事に集中して、対象者に向き合えていなかった。

そんなタイミングで「たるんでいる」と言われた。

言われた事が悔しくて、情けなくて、思わず身体に罰を入れた。そんな自分にも苛立っていた。

でも、そんなふうに指摘をしてくれるのは本当にありがたい事だ。言われなければ、自分も腐っていったと思う。「もっとやれるだろ」そういうメッセージだったと思う。

今の仕事は苦しいし、キツいし、自分を嫌いになりかけるけど「やめたい」とは思わない。
「次の人からはなんとか、もっと良い介入を」と思ってしまう。

この仕事が好きだから。

明日は、今日の分まで頑張るぞ!!

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