面白い人間になりたい

はじめに

 「私は強い人間になりたいです。面白い人間になりたいです。」
 私の尊敬する佐久間宣行さんがプロデュースを手掛けているラフラフというアイドルグループのオーディションにて、日比野芽奈さんの発した言葉です。私はこの言葉がずっと頭に残っています。オーディションの1番の名シーンだと思います。もし興味のある方がいらしましたら、是非動画を見てみてください。佐久間さんが手掛けているだけあり、バラエティーとして、とても面白いです。
 少し話がそれましたが、この言葉には響くものがありました。私自身も強くなりたいですし、面白い人間になりたいです。しかし、このように思っても発言したことはありません。どこか恥ずかしさがあり、自分のなりたい姿を堂々と発言することは気後れします。そのため、オーディションと言った場ではありますが、この発言には自分のなりたい姿を投影し心に残りました。

面白いって?

 面白い人ってどんな人なんでしょうか。動きが面白い人、話が面白い人、考えが面白い人、取り組んでいる内容が面白い人、生き様が面白い人、色々あるとは思います。私は冗談などを言ったり、コミカルな動きで人を笑わせるようなことはできません。私がなりたい面白い人は、話が面白い人です。funnyというよりinterestingの方です。
 話している内容で興味を引き付けたり、話し方で人を魅了したり、この人とずっと話していたいと思われるような人になりたいです。
 エピソードトークのように身の回りの出来事を面白おかしく話す。とても難しいことだと思います。まず相手に対して、楽しく聞いてもらう必要があります。淡々と事実だけを語っていては、情景が浮かびませんし、つまらない話となり聞いている方が気乗りしません。そのため、相手に聞いてもらうには、こちら側にも気を付けることがたくさんあります。

自分は?

 話の面白い人間になりたい。こんなことを考えていますが、私自身自分の評価として、話が面白い人間とは思っていません。というより、私は話すのが苦手だと思います。
 そもそも超が付くほど早口であり、活舌もあまりよくありません。そのため、こんな自分のことをよく知っている人しか気を許して話すことが出来ません。人前で話したりすると緊張もあり、ちゃんと聞いてもらえてないのではないかと不安になってしまい、人前で話すことや電話も避けてきました。
 それに加えて、話の構成がへたくそだと思います。話す前に頭の中で一度整理して、わかりやすいように組み立てることが苦手のため、突貫工事で話を組み立てます。そのため、話しながら情報が足りないと感じると、タイミング関係なく、情報を追加したりします。そのため、話の順序がぐちゃぐちゃになり、まとまった話にならないことが多い気がします。これが分かっているなら、改善すればいいじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、治らないものなのです。
 最後に一番致命的なのは、落ちを作る能力の低さです。私は自分の話に落ちをつけるのが苦手です。普段の会話に落ちなんかいらないじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、落ちはあった方がいいと思います。その話自体、面白いものにもなりますし、話が一区切りし、次の話題へとつなげやすいです。
 しかし、この落ちをつけるのがとても難しいです。いくら導入や内容が面白い話でも、落ちが無いと尻すぼみします。漫才でも最後に大ボケをして派手に終わるタイプと、静かに終わる締め方があると思います。落ちでドカンと笑いを取れるような話が出来れば、自分も満足なのですが、なかなかうまくは行きません。
 今もこの話をどうやってまとめたらいいのかわからないまま終わろうとしていますし。

何を身に着ける

 私は、作品に触れる機会を増やしました。普段テレビや漫画は見るのですが、それ以外はからっきしでした。そのため、今年は本を読んだり、映画を見たり、お笑いライブに行ってみたり、好きなアーティストのライブに行ってみたり。様穴なインプットをしました。
 これが何につながるかはわかりませんが、知識を身に着け、教養を纏い、ユーモアを醸し出せる人間になっていきたいと思います。


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