印刷所さんゆるゆる比較
さいしょに
こんにちは!
今回、印刷所さんのフェアやセットを眺めてこれやってみたい!これもいい!など、とりとめのない話をするスペースがしたい!という私の欲望から、ありがたいことにフォロワーさん2人に集まっていただき、印刷所スペースをすることになりました。
その下調べとして、印刷所さんをある程度比較してみようかなと思いまして、自分基準の適当なものではありますが、HPを眺めてへえ〜となりながら予習しましたので、せっかくだからまとめてみるか〜ということでこの記事を書いております。
そもそも比較する印刷所さんはどんな感じで選抜しようかな、と思いましたが…皆さん、本を作るからには、きっとあれが欲しいですよね。
そう、新刊カードです。
集めるとジャンルオンリーやカップリングプチを開催できたりするという、新刊カード。
私も集めています。
なので、今回見ていく印刷所さんは、赤ブーブーさんが取りまとめている新刊カードと提携している会社から選抜していきます。
赤ブーブーさんの新刊カード提携印刷所一覧を見たところ、なんと2024年9月18日時点では、全部で46社。
ちょっとこれを全て見ていくのは無理だな…と思い、ここから、私が利用したことのある印刷所さんを含めまして、個人的に興味のある印刷所さんを中心に21社ほど見ていくことにしました。
ちなみに私がグッズの印刷含めて利用したことのある印刷所は10社です。
今回予習できなかった印刷所さんもいつかHP見に行きますね!
ということで私が個人的に興味のある印刷所さんを適当に調べて興味を持ったフェアなどについて言及していく記事です。
ここで私の基本情報ですが、
とは言え今回は印刷所さんごとの基本的な価格帯とかがなんとなくわかるようになればいいな…と思いつつ調べたので、見積もりを取る際は、
を基準として、ぴったりにはならなくてもここに近い数値で見積もりを取ることを意識しました。
だって文庫だけが異様に安い印刷所さんとか、多分ないわけですよ。文庫が安い印刷所さんは、当然A5などの他のサイズも安いだろう、ということで設けた基準ですね。
でもやっぱり文庫も好きなので、気になったところでは文庫での見積もりも取ったりしています。
表などにまとめているわけではないので厳密な比較にはならないかもしれないですが、なんとなくの体感としてわかるようになっていればいいな…という願望のもとこの記事にまとめます。
会社名の前についている●は私が過去に利用したことのある印刷所さん、○は利用したことのない印刷所さんです。
21社分あるので目次にしておきます。
では行きましょう!
○㈲金沢印刷
基本的なセットは文庫サイズに対応してないかもしれないですね。
カラーカバーセットは文庫・新書対応ですが、50冊55,000円からなのでちょっと高めかも?
○PICO
黒い用紙というのは魅力的ですよね…とても…ピカピカブラックという名前ですから、きっと光沢のある用紙なのでしょうね。
ファンタス黒の質感に近いのかな?
ミランダ黒に白押さえでデザインしていただいたことはあるのですが、ピカピカの黒い紙は使ったことがないので気になる…
○緑陽社
緑陽社さんは憧れの印刷所さんなんですが、なにしろ高いので…という印象があり、ずっと利用できていませんでした。
しかし今回、フルカラー表紙にすると高いけど単色刷りだったらわりといける料金になるかも…と気付き…
これ…いけませんか…!?どうですかね…!?
単色刷りやりたい時に検討しようと思います。
○サンライズ
8月のイベントでサンライズさんのブースに寄って遊び紙のサンプルをもらったんですけど、グラデーションのラメトレペがめちゃくちゃかわいかったので、いつか使いたい!と思っていました。
サンライズさんも結構安い上に見積もりを取ったらわりとなんでもやらせてくれるイメージがあります。
12月の本の見積もりを取った時に親切にしてもらったからそのイメージかも。
●Print-On
プリントオンさんは季節のフェアを切れ目なく常にやっているので、いつ見に行っても、あっ楽しそうなフェアをやってる!とわくわくしますね。
わくわくドキドキセット、いつかやってみたいな〜と思い続けて2年くらい経つんですけど、締切が早いのは物によってはなんとかなるとして、デザインを完全におまかせにする、という勇気がなかなか出ず……
私は結構自分の持っているイメージを伝えてデザインしてもらう、という流れでやってきたので、完全におまかせに…!?という、まさにドキドキが…しかも本が届くまで全くわからないという、その意味でもドキドキが…
そこに耐えられるかわからないのでまだお願いする勇気がない、という感じですね。
○BRO’S
ブロスさんはかっちり製本で有名
うそ!?うそみたいに安い
比べるとオンデマンドって安いな〜
ブロスさんのオンデマンド安すぎるので色々オプション付けて楽しみたい気持ちがすごくあります。
○㈲スズトウシャドウ印刷
スズさんはフェアというよりかは基本セットに色々オプションをつけて遊んでみるのが一番いい使い方かもしれないなと思いました。
おりとじセット、50部をこの値段で作れるの結構安いな…!?と思います。
●株式会社栄光
サイト見たら早割のインパクトに全て持っていかれました。
ノベルセット、これ早割入れてないので、早割入れたらもっと安くなるかもしれない。
栄光さんもフェアというよりかは通年で用意されている特殊加工の種類が豊富なので、それらを付けて楽しむのがよいかもしれないです。
あと上製本も比較的安く作れる。
○プリントキング
た、たしかにめちゃくちゃ安い…!
ちなみにカスタマイズカラーセットは
シンプルな装丁で大丈夫という場合にはハチトクセットを使うのを考えてみてもよいかも…!
●株式会社ポプルス
や、安い…!
や、安い………!
ポプルスさんは聞くところによると個別で見積もりをお願いしたらわりとなんでもやってくれそうなので色々お願いしてみたいです。
リストにない特殊紙とか…遊び紙とか…やりたい…
○くりえい社
文庫の料金がやたら安いですね!?
本文印刷代がほとんど変わらない…?
ふるすぺっくオンデマンドセットはカバーも帯も追加料金なしで付けられるので文庫サイズで出したい時にはすごくいいかもしれないです。
○㈲あかつき印刷
あかつきさんは基本で用意しているセットもオプションで付けられるフェアもかなり充実していた印象です。
サイズの表記がないということは全サイズ同一料金…?
100部以下の申し込みでも100部での料金と同一になるのでおや…と思ったんですけど、そもそもの100部の料金が安いのでびっくりしました。
サイズもページ数も不明だけど100部で14,500円!?びっくりするほど安い、本当に!?
1,000部刷っても46,000円って安すぎる、本当に?安すぎるのでいろんなオプション付けたくなっちゃいますね。
●株式会社ホープツーワン
ポケットセット、PPとかは付けられないものの、表紙替えも十分に色々な種類の用紙から選べるしなぜか角丸が無料だし、今作るっきゃない!という気持ちに…!
無配とかページ数少なめの本とかを作るのにちょうどいいかも、もちろん本命の本を出すのにもよし、だと思います。
○大陽出版
大陽さんはオフセット印刷が30部から利用できるのがすごくいいなあと思います。
あと大陽さんと言えば割引率の高さですよね。
オンデマンドが安いですね〜
オンデマンドの表紙替え有料オプションにゆるチップがあったので、いいな〜!になっております。
○しまや出版
しまやさんは文字書きさんに特化した印刷所さんのイメージです。
あとフェアの取り揃えがすごく豊富であることと、なんと言っても表紙デザイン作成サービスがある!
デザインが苦手で、デザイナーさんに依頼するのも難しい…という人は、しまやさんのセミオーダー表紙か、オリジナルデザイン表紙作成サービスを利用すれば気軽に素敵な表紙を手に入れることができます。
あらかじめ用意されているテンプレートを使用するセミオーダー表紙はなんと無料で利用できるんですね。
オリジナルデザイン表紙作成サービスは8,000円なので、デザイナーさんに依頼するのと同等かそれより安めの料金設定になっています。
などの小説向けのオプションが様々あるところも良いですね。
DVDジャケットのデザインもできる、DVDケースに入った本を作れるセットです。
以前にバンドパロの本をブックケース付きで作ったことがあるんですが、それをもし再販するとしたらこちらのセットでもいいなあと思いました。
ゆるチップというめちゃかわいい用紙があるんですが、それに一色刷りしたらめちゃくちゃかわいいだろうなと思います。
●オレンジ工房
サイズ、正方形と長方形の変形断裁が同一料金でできるのがいいなー!と思います。
表紙用紙にファーストヴィンテージがあるのもよい。
中綴じで色々と挑戦するのもいいなあと常々思っているので、こちらのステッチセットの変形断裁のものはいつかやりたいです…!
●日光企画
スモーキーフェアの表紙用紙のブンペル、ずっと使ってみたくて…
選べるカラーも全部かわいい、よい…
●おたクラブ
おたクラブさんは冊子印刷もグッズ印刷も選べる用紙や素材がかなり多くて、しかも安価なので、シンプルな装丁でいいという方にも、装丁を盛りたいという方にもおすすめできる印刷所さんじゃないかなと思います。
ハードカバーも比較的安いし、ミシン綴じは中と外の糸の色が選べるし、冊子印刷の表紙用紙は50種類以上の中から選ぶことができます。
特殊紙の取り扱いも豊富なので、珍しい用紙をお安い料金で作ることができるんですね。
シンプルな仕様であれば驚異的な料金で作ることができる…!え!?安すぎ!?
文庫も本当に安すぎる……
これだけ装丁の自由度が高くてこれだけお安いというのはあまり他にはないのではないでしょうか。
●西村謄写堂
西村さんは、およそできないことがないんじやないかと思うくらい、お問い合わせしたらなんでもやってくれます。
特殊紙の取り揃えも相当あるんですが、もし西村さんで取り扱っていない用紙でも、お問い合わせすれば取り寄せて使用してくれます。(箔も遊び紙も取り寄せ可能でした)
そして特殊加工の幅も本当に広いです。
なので、他の印刷所さんでは取り扱っていない特殊加工も、ひとまず西村さんに聞いてみると「できますよ」と言っていただける可能性がわりとあります。
サイトの特装ミュージアムを見るとすごくおもしろい特殊加工をたくさんやっていらっしゃいます。
なんとレンチキュラー(角度によって見える絵などが変わる)や蓄光印刷(暗闇で光るインクで印刷)ができる……!
西村さんと言えば特殊装丁なため、料金が高い印象でしたが、基本のセットはそうでも…いやちょっと高いか…でも高すぎるということもないですね。
でもきっと西村さんにお願いしたい…!と思っている方は、特殊装丁がしたい!という方が多いと思います。
まずはお問い合わせしてみて、見積もりを取ってみましょう。
●STARBOOKS
スタブさんも、フェアというよりは基本のセットで選べる用紙や箔の種類がすごく多いので、少し凝った装丁が常にできるという印象です。
私は箔押しがすごく好きなので、箔の種類の多いスタブさんはかなりリピート利用させていただいています。
あとスタブさんは事前予約タイプの印刷所さんなんですが、予約が半年以上先のものも取れるんですね。
しかも予約を早めにすればするほど料金が安くなる、という毎割制度なので、会員レベルごとの割引も含めると最大で12,000円ほどお安くなります。
なので、余裕入稿タイプの人や、すでに原稿が用意できていて料金を抑えて印刷したいという人などにおすすめの印刷所さんです。
どちらも割引を利用すればわりとお安く利用できます。
ただ、今確認したところ、来年2月くらいまでの大型イベント前の予約はすでに埋まっているみたいだったので、スタブさんは本当に早めの予約が必須という感じです。
●RED TRAIN(ワンブックス)
ワンブックスさんは1部でも100部でも、一冊の単価が変わらない、というのを売りにしている印刷所さんです。
あと本文用紙の種類が豊富なのと、非常に薄い本文用紙が揃っているので、ページ数の多い小説本を作る方に特におすすめの印刷所さんです。
あと!本文印刷がモノクロでもカラーでも料金が変わらないというのも大きな魅力です。これはすごいことですよ。いくらでもカラー本文にすることができます。
そこまで安くはないかな…と思いますが、しかし!
ワンブックスさんには文庫・新書・B6に対応した本文モノクロ限定のMonoRe:thというプランがあります。
基本仕様と比べるとかなりお安い…!
カバーと帯がついたモノリスプラスのプランだと34,100円でそれでも基本仕様よりお安いです。
なによりワンブックスさんは薄い本文用紙が揃っていることから製本できるページ数上限が1,000ページまであるというすごい印刷所さんなんですが…
13万で済むんだ…!という驚きがありますね。
個人的には2024年から本文用紙のラインナップに加わった、薄紫色の色がついたペールカレンという用紙を使ってみたいんですが、こちらは最大658ページまで製本可能。
十分すぎると思いますが、ワンブックスさんのラインナップの中では結構分厚い用紙です。
さいごに
ということで21社の印刷所さんの価格帯やフェアなどをなんとなくさらっと眺めてみました。
私が気になったところだけ触れたのでまだまだ各印刷所さんの魅力があるかと思うんですが、それぞれに素敵なフェアや仕様や料金設定があり、どこも使ってみたいな〜!という気持ちになりました。
本当は新刊カード提携ではない印刷所さんの素敵なところもたくさんあると思うのですが…それはまたの機会に調べたいと思います。
使ったことのない印刷所さんのいいところがたくさん知れたので良い勉強になりました。
個人的には近いうちにやってみたいこととしてホープツーワンさんのポケットセットで無配用の薄い冊子を刷ってみたいな〜という気持ちがあります。
とりとめのない私のコメント付きで読みづらかったかもしれませんが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
皆さんも引き続き楽しい同人ライフをお送りください〜!