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未来って読めるの?5年前に感じてたこと

2022 年 4 月 1 日

2022 年は大激動の年ですね。
この危機的状況にも慣れたのか、感染拡大が落ち着いたからなのか株は回復基調です。レバレッジ投信は 1000 万円ほどの損から急回復して 500 万円の損にまで回復。十分大きな損ですが…たった 2 週間で損失半分に!

損失半減!

投資する際には、将来的には伸びるだろう、景気が拡大しているだろうと思ってその株や投資信託を購入していると思います。
今持っている投資信託を今後 5 年間保有することを想定し、逆にこの 5 年間で何が起こったのかを振り返ってみました。
2016 年は、ピコ太郎が流行し、メイプル超合金がブレイクした時代です。

2016 年:シャープが鴻海に買収される / ブレグジット決定の国民投票
2017 年:ドナルド・トランプが大統領就任 / 天皇退位決定 / 森友学園問題
2018 年:カルロス・ゴーン逮捕 / 米中貿易摩擦 / TPP 発効
2019 年:消費税 10% / ラグビーワールドカップ / ローマ教皇訪日 / 香港雨傘革命
2020 年:COVID-19 / リモートワーク / 緊急事態宣言 / 東京オリンピックの延期 / 鬼滅の刃の人気

5 年前には、中国やアジアから多くの観光客が訪れ、インバウンド需要でホテルや観光地、ブランド品が売れていました。
私もいくつかそういった銘柄を持っていました。アベノミクス・グローバル化により、世界が小さくなり、資本主義が進み、景気が良くなるという印象を持っていました。また、たとえ日本が元気なくても、アジアや中国が急成長していくだろうという印象でした。しかし、ブレグジットが起こり、この状況は一変しました。
グローバル化が進み、より多くの人々が行き来し、経済が発展することにポジティブな印象を持っていましたが、急に「そんなことより自国優先だ!」「移民は来ないでほしい!」と180度変わりました。
イスラム国から逃れてきた難民に対して、「職を失う!」「伝統が大切だ!」と英国が EU から離脱することを選び、米国では泡沫候補と言われていたトランプが大統領になり、メキシコとの国境に壁を作り、移民を受け入れないと宣言しました。

ブレグジットもトランプ大統領就任も当時のメディアは「ありえない」と一蹴しており、事前調査でもそうではないと言っていましたが、投票結果は事前予想とは真逆で株価は暴落しました。また、メディアはトランプが大統領になると株価が暴落すると報道していましたが、就任時のみに暴落しましたが、その後は株価は急回復しました。この頃から、メディア(もちろん YouTuber もね)は信じられないものだと思うようになり、下がれば買い増しするようにしました。
コロナについての報道もそうでした。最初は風邪程度で大した問題ではないと言っていたのに、世界中に広がり、急に「世界の終わりだ!スペイン風邪を超えるぞ!株も下がるぞ」と極端から極端に揺れ動きました。

米国株はもうダメだ、ハイテクはもう終わりなんて意見や、今後伸びるのは新興国バングラデシュ、インド、メキシコ、アルゼンチン、トルコなんて話も聞きますが、インフレや米国の利上げの中で新興国が伸びるのでしょうか?
この先何が起こるかわからないから、ニュースを見たり、新聞を読んだり、それでも先なんか分からない。
そんなときに、線の上下を読み解きチャートから先を読むことができるなんて信じることができますか?
今後もメディアや YouTuber 、チャートで先を読めるなんて話半分で聞いておこうと思います。

レバナスや 3 倍レバレッジ投資信託をやっている身としては、1 週間で 300 万円も動く状況で、未来が読めた!もう売りだ!なんて気にしないほうが良さそうです。先が読めるなんて思わずに、とにかく放置しておくのが一番です。

ちなみに、一番多く持っている 3 倍レバレッジ投資信託は、去年の 7 月頃の価格まで戻ってきました。期待していた Nasdaq 100 トリプル マルチアイはうまくいっていないですね。損失が増えると恐怖から、怪しい YouTuber を信じたくなったり、NISA を解約したりして、損する行動を取りたくなってしまいますが、信じなくてよかったです。(そうであってほしい!)

こんなの信じてたらと思うとゾッとします
Nasdaq が5年、10年前のレベルまで下がるのか?
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戻りが遅いトリプル マルチアイ


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