孤独について、愛について
ひとりでいると、さみしい気持ちになる。
いくら愛にあふれている生活でも、ひとりである瞬間に、
ああ、ひとりだ、と思う。
不思議なことに、そのひとりである瞬間をとても自分が愛していると思う。
いつもひとりでいたいなんで思わない。
できればいつもいつも一緒にいたい。
なんならひとりを愛する自分に気が付かずに過ごしてしまいたい。
それでも。
静かにひとりになるとああ、これを思い出してよかったと思う。
もうひとりではいられないけど、
ひとりでいられたことがあることは私の宝物だ。
私の愛しているものは、孤独と呼ばれるものなのかもしれない。
孤独を確かに私は愛している。
そして、孤独を愛せることは、孤独でないことの証なのではと。
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