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上海電力問題 【ジョリーさん、重大な間違いはすぐに訂正すべきです】

ジョリーさんの note 記事「上海電力問題について(元大阪市職員による考察)」に対する批判記事です

かなり長い記事で、記事すべての検証は大変ですので致命的に問題となる箇所に絞って説明させていただきます

問題はこの部分です

2.契約後に事業者が変更することの是非(質問主意書Q6、8)
 
要は「入札後に事業者が変わるってチートじゃね?」って話です。これが不公平に見えるのは理解できます。実際質問主意書Q8にも、「土地貸付の相手方を変更するのは条例上原則不可」、と記載されています。
 これに対しては例外として、「①契約当事者としての同一性が維持されているかどうか」「②事業継続の観点から変更後の相手方が契約内容を適正に履行できるか」で判断するとしています。

②は良いでしょう。実際に上海電力が入ってソーラーパネルを設置したわけなので、問題無いように思います。

しかし①はビミョーなところです。「会社の組織や構成員を変更する場合は基本的には同一性があると言える」とのことですが、どの程度会社の中身が変われば同一性が失われるのか?という点が実は曖昧です。このあたりはなぜそう判断したのか、丁寧な説明が求められるように思います。
ただ、現実的に上記の点は大変線引きが難しく、担当職員がそれを判断するのは容易では無いでしょう。

実際の運用では②に重きがおかれるのではないかと推察します。

結論を述べます

大阪市が上海電力の加入審査をしたかのように述べていますが

大阪市による上海電力の審査は全くされていません

したがって①②の検証以前の問題です

そのような基本的な事実確認もしないで

的外れでであるとか、事実でないとか批判するべきではありません

他人に対し

主張する側の挙証責任
間違いは謝罪すべき

のような厳しさを求めるなら
まずは自らが、そのように振る舞うべきでしょう

以上


【 上海電力日本が参入した経緯 】

2013(H25)年10月28日
合同会社咲洲メガソーラー「大阪ひかりの泉」プロジェクト
への賃貸権譲渡承認 社員 伸和工業、日光エナジー

2014(H26)年3月16日
咲洲メガソーラー着工式
着工式に上海電力日本が参加

着工式が終了した時点でも上海電力日本はまだ合同会社に加入すらしていません


2014(H26)年4月11日
合同会社咲洲メガソーラー「大阪ひかりの泉」プロジェクト
上海電力日本が加入

2014(H26)年5月18日
咲洲メガソーラー竣工式

※ 竣工式が終了した時点で、まだ上海電力日本が合同会社に加入した事が大阪市に通知されていません


2014(H26)年7月31日
合同会社咲洲メガソーラー「大阪ひかりの泉」プロジェクト
日光エナジー退社、上海電力日本加入を大阪市に通知

この時点の通知では明らかに「事後承諾」です



大阪市議会での答弁書において上海電力日本の加入について「契約書に基づく手続きを行った」とのみ回答しています
いつ、どのような審査を行ったかについて具体的には述べられていません
「事後承諾」を契約書に基づく手続きとして正当化している可能性もあります


資料引用元

前田 和彦 大阪市会議員(北区)twitter @kazuhikomaeda
https://twitter.com/kazuhikomaeda/status/1525098321765089281


Hanadaプラス 山口敬之氏 【橋下徹研究③】上海電力、深まる謎 橋下徹の説明責任|山口敬之【永田町インサイド WEB第3回】
https://hanada-plus.jp/articles/1012?page=2


ジョリーさん note
上海電力問題について(元大阪市職員による考察)https://note.com/jolly_impala4/n/n2490fb788cea

以上


咲洲メガソーラーの違法性を追求していきましょう