見出し画像

上海電力問題 上海電力が咲洲メガソーラーの実績で福島での土地購入の正当性を主張 - 大阪から始まる上海電力のサクセスストーリーが明らかに!?

たまたま twitter で知った上海電力に関する記事についての私なりの主観的解説です 上海電力の壮大な物語が浮かび上がりました


取り上げた記事はこれです

「TVでた蔵」「上海電力日本株式会社」 のテレビ露出情報
2014年5月18日放送 10:00 - 11:45 テレビ朝日
報道ステーション SUNDAY (特集

https://datazoo.jp/w/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E6%97%A5%E6%9C%AC/18851718

情報元はこの投稿です @mstmart501 さんに感謝申し上げます

記事を全部そのまま引用するのはマズイので、ある程度省いて紹介します

上海電力は準備が良く用意周到なイメージがありましたが福島では違ったみたいです。地方なので軽く見られた面もあるかもしれません


・・・国土利用計画法では1ha以上(都市計画区域以外)の土地を売買した場合、役所への届出が義務。しかし上海電力側から村への届出はなかった。連絡を受けた県がその会社に連絡すると社長と名乗る人物が村までやってきて「自分たちは中国の大手電力会社・上海電力が100%出資した企業で土地買収の目的はメガソーラーだ」と事業内容を説明したという。

おそらく、すぐに届出を済ませて問題には至らなかったのでしょうが、軽微であれ違法行為は困ります

よく中国系企業が公道を物置場にするなどのトラブルが報道されますが
この様な中国系トラブル企業と共通の体質があるのかもと不安になります

上海電力日本株式会社の社長は事業の正当性を伝える為、番組取材を受けるという。番組取材班は大阪湾に面した南港地区に向かった

上海電力日本の正当性を伝えるために、いざ大阪南港へ・・・


福島のケースと同じく手付かずの土地にメガソーラーの地鎮祭があるという。・・・刀旭社長が柳光池社長にUSJの場所を説明した。
上海電力は今回「大阪ひかりの泉プロジェクト」は日本の企業と合同企業を設立大阪市から土地を借り、一般家庭約700世帯分、売電価格年間約8000万円のメガソーラーを建設。

「やっぱり大阪市が手を回して上海電力に土地を融通したんだ!」
「許せない!」

の様な話は横に置いておきましょう(どうせ適当な取材です)


上海電力の理想のストーリーが大阪南港にありました

記事で語られていたのは

  • 遊休地の有効利用による社会貢献

  • 日本の現地企業と共同のプロジェクト

  • 世界的都市大阪市のベイエリアの事業を任されれる

これって日本企業が海外にプラント輸出した時の報じられ方と同じです
さりげなくUSJの近くと伝えたり、かなり計算高いですね

こうなると私のような単純な日本人は

『あれ、怪しい会社だと思ったけど実はすごい会社なんだ』

中国の人が報道で知れば

『中国の技術スゴイ!!』
『中国人スゴイ!!』

日本での最初の事業地は実は咲洲ではなかったみたいですが
これこそが上海電力の理想のストーリーでしょう

上海電力の日本での事業は、古くから交易のあった日本の大都市大阪で始まり、そして日本全国に広がった
これは正に一帯一路を体現した・・・

現地には大使館や中国銀行や中国関係者が多くを占めていたが以外にも地鎮祭は日本式だった。柳光池社長は「郷に入りては郷に従えですよ」

日本人として嬉しいじゃないですか、上海電力のファンになってしまいそうです

中国政府の国家戦略に再生可能エネルギーのメガソーラー活用がある。我々もその情報が入り慎重に討論した結果日本進出を決めた」と話した。

えっ
「中国政府の国家戦略」?
「その情報」って何の情報

・・・
日本と決定的に異なるのは親会社が中央企業であること。
・・・
中央企業とは中央政府が直接管理監督する会社のこと。一方で電力会社は純利益の20パーセントを政府に上納する義務がある上納金が中央企業の人事評価につながるため、より多くの利益を求め海外に進出しているという。

「中国政府の国家戦略」って要するに シノギ  経済戦略ですね


2012年にはじまった再生可能エネルギー全量買取制度。1kWあたり40円で20年買い取を保証。その後原発28基分の太陽光発電を認可したが、資金難など未稼働が現在8割以上。上海電力は売電価格の高さに魅力があるという。

つまり「その情報」とは

  • 2012年にはじまった再生可能エネルギー全量買取制度

  • その制度は1kWあたり40円で20年買い取を保証

  • 売電価格の高さが魅力

今、日本で事業をすれば儲かるぞって事ですね

  • 日本政府は原発28基分の太陽光発電を認可した

  • しかし資金難などで未稼働が現在8割以上

技術力と金さえあれば、今が日本に進出するチャンス!


通信機器メーカーによる中国製部品が持ち込まれ、「売れ筋」と説明させる。技術担当者は「安全などの問題が多いのでは」と言うとメーカーは「課題はあるが技術と価格のバランスを見ていただきたい」とした。

安全上の問題は困ります

”猛スピード”での開発について、上海電力日本株式会社・刀旭社長は「一部の人たちは中国の会社が日本に来て土地を買って、土地を売った人たちが”売国行為”と言われた話はあった」と言い、「メガソーラーを作って地元に税金も払うし雇用もできるので大変いいこと」と話す。

スピード優先で、ある程度の軋轢はやむなし
冷静かつ客観的に見ていると思います

日本社会では、どこまで許されるのか?
多少問題になっても何とかやり過ごせる範囲は?

罰金を取られたり
逮捕されたり
訴えられたり
地域住民に集団で抗議に押しかけられたり

この様な事が起こればさすがに対策を講じると思いますが
日本社会を研究観察してると思います

日本企業が海外に進出した場合でも基本的には同じ発想だと思いますが、中国企業の方が経済合理性に基づいて冷徹に判断している印象があります


この記事を読んで、中国から大阪への海上シルクロードに触れた中国メディアの記事を思い出しました



专访中国驻大阪总领事薛剑:和宁波一起擘画东亚航线的新蓝图
大阪の中華人民共和国総領事館XueJianへのインタビュー:寧波と協力して、東アジアルートの新しい青写真を描きます
https://www.163.com/dy/article/H7H7AE430514D88L.html

大阪と言えば、「大阪港は古くから 『難波人』と呼ばれ、・・・日本の対外貿易において重要な役割を果たしてきました。・・・海上シルクロードを経由して大阪から中国に出発します。「唐王朝への使節」を派遣することにより、日本は多くの中国の法制度、文化、芸術を導入しました、科学技術、そして日本への慣習。社会開発は大きな影響を及ぼしました。

大阪の中華人民共和国総領事館XueJianへのインタビュー google 翻訳

大阪が西日本最大の都市・経済の中心地となったのは、都市開発の「源泉と成長の極」の役割を果たし、常に「港と都市の統合」が最も重要なシンボルであったからだと彼は信じています。

大阪の中華人民共和国総領事館XueJianへのインタビュー google 翻訳

一帯一路の中国の物語
・・・「21世紀の海のシルクロード」は「一帯一路」構想の共同建設の重要な部分です。・・・ブランド構築の観点から、海のシルクロードは中国のブランドが「グローバル化」するための新しい機会を提供します。

大阪の中華人民共和国総領事館XueJianへのインタビュー google 翻訳

近年、大阪の中国総領事館は、中国の資金提供を受けた企業との架け橋としての役割を継続的に果たし、関西地域の経済貿易協力に取り組み、実践的な行動で中国の物語を語る手助けをしてきました。

大阪の中華人民共和国総領事館XueJianへのインタビュー google 翻訳

2008年の「寧波-大阪経済貿易協力交流会議」から2019年の寧波-大阪ルートの開通、2020年の寧波から日本の大阪への「速達」まで。今日のニンボの人々はまた、港の過去に新しい推進力、新しいビジョン、そして新しい時代を見ています。

大阪の中華人民共和国総領事館XueJianへのインタビュー google 翻訳

基本的な視点は上海電力の日本進出と同じではないでしょうか

  • ブランド構築の観点から、海のシルクロードは中国のブランドが「グローバル化」するための新しい機会を提供

  • 実践的な行動で中国の物語を語る

ブランド力強化に『物語、ストーリー』は欠かせません

上海電力の成功物語を綴る上で咲花メガソーラーは絶好のチャンスであったと思います
その事がよくわかるのが上海電力日本HPの着工式の記事


上海電力日本HP 大阪南港太陽光発電所の着工式を行いました
https://www.shanghaipower.co.jp/?pid=8

事実でないことも織り交ぜて、理想のストーリーが語られています

  • 大阪市により招致いただいた

  • 当社の日本における第一号太陽光発電所

  • 大阪市にとっても最初の太陽光発電所建設

  • 上海電力中国本社から総経理の柳光池氏以下3名が地鎮祭に出席

柳総経理、当社代表の刁が、それぞれ「日本新華僑報網」「朝日新聞」「朝日放送」といった、日本、中国両国メディアのインタビューに応じました。

刁旭:「大阪と上海が友好都市となってから、ちょうど40年が経ちます。この重要な年に、我々中国資本の企業が、大阪南港第一号太陽光発電所の建設をすることには、大変な意義があります。当社は大阪の企業と緊密に協力関係を築きながら、日本社会と融合できるよう、謹んで努力いたします」

わざわざ「大阪南港『第一号』太陽光発電所」と表記し「一番」を強調しています

上海電力日本HPの着工式の記事は日本語版と中国版がありますが、中国版は書きたい放題です

以下の引用は google 翻訳による日本語訳です

大阪市全体で発電するために建設された最初の太陽光発電所でもあります

あれ、誤訳かなと思いきや

大阪南光太陽光発電所1号機は大阪湾に面しており、工業港に近く、大阪の対外経済貿易の窓口となっています。発電所の計画された土地は平坦で日光資源が豊富であり、太陽光発電所の建設のための理想的な投資サイトとなっています。プロジェクトは3つのフェーズに分かれており、約90,000〜100,000 pingのエリアをカバーしており、総発電量は15MWに達すると予想されています。プロジェクトの第一段階は5月18日に完了します。

プロジェクトに夢洲メガソーラーも含めています
全プロジェクトを上海電力が担っているかのようです
全部担当したかったので心残りだったのでしょう

全然関係ないのですが、ある大阪市議会の発言を思い出しました 『みんなが賃料を払ってでも借りたいとかいろいろなことを言ってくる』あれ、 何故思い出したのでしょう😜

さらに東日本大震災にも触れています

劉光吉総裁は記者団へのインタビューで、「3・11地震」による福島原発事故後、日本の原子力の安全性は広く疑問視されていると述べた。再生可能エネルギーを受け入れることは、国境のない社会的責任です。日本での取り組みはまだ始まったばかりですが、これからも目標を確実に達成していきます。

そして、私が一番注目したのが、中国版にしかない最後の文です

日本で伝統的な起工式を行うことは、地元の人々と同じように行うことの表れでもあります。日本における華僑企業の良好な発展が、在日中国人の膨大な数に自信と前向きなエネルギーを提供することも期待されています。

華僑企業とは上海電力日本の事でしょうか
それにしても『在日中国人の膨大な数』すごいです

気になったのは別の記事でも華僑について述べられているからです

【日本新華僑報】中国の電力会社が日本でクリーンエネルギーを提供
https://www.shanghaipower.co.jp/?pid=34

なぜか、日本語版でもほとんど中国語なので google 翻訳に頼ります
着工式の記事とほとんど同じなので注目した最後の部分だけ紹介します

つまり、地元企業と緊密に協力し、製造を前提として再生可能エネルギープロジェクトを共同で開発すると述べた。日本社会への統合に向けた取り組み。日本式の起工式を行うことも、地元の人々と同じように行うことの表れであり、在日中国人が資金を提供する企業の良好な発展が在日中国人に自信を与えることが期待されています。

「在日中国人が資金を提供する企業」が上海電力日本だとすると、上海電力の日本進出において
在日中国人投資家が「今がチャンスだから」と上海電力を日本に誘致した側面が見えてきます

「在日中国人が資金を提供する企業」が「地元企業」ならば別の構造が変わってきます

コロナ、ロシアによるウクライナ侵攻以前でしたら脳天気な私など

「うわー、日本経済が中国に飲み込まれる~」

程度でしたが、今は少なからず不安です

上海電力の問題をどのような視点でとらえるべきなのか、なかなか難しい問題ですが維新の会青柳議員の国会質問が、非常に簡潔でわかりやすい説明だと思っています

意見の違いはありますが、できるだけ多くの方と考え方を共有するため青柳議員の国会質問を紹介します

冒頭の私が賛同できる部分を紹介します

中国の上海電力の日本法人が日本企業と共同出資で運営しているですね、その会社がですね大阪のメガソーラー発電所の運営を始めたことについて

これは安全保障上の問題が指摘されています
日本国民の基幹インフラである電力を中国企業が提供する状況と言うのはきわめて懸念されるものです

またですね、これが中国の国家政策である一帯一路の成功例としてこの会社にPRしてしまっているという事もこれは非常に問題があると思います

実際に中国は超限戦と言われる他の国の経済的な依存度を中国に高める事によって戦争ができない、あるいは戦争した時にはそういった国とですね非常に圧力を加えやすいような

そういう事を平時から作って行こうという、そういった戦略の下で一帯一路を中心とした政策を打ってきている訳であって

また中国の企業の中には、必ず一定以上の人数が居れば共産党組織がありましてまた政府への情報提供義務があると、これは法律的なことですね

ですから、これは非常に問題がある訳です


最後に私の中国に対する考え方について

近所にも中国から来られた方が多く居られます
ある趣味を通して知り合った方も何人か居られます

あいさつと軽い世間話程度なので、それぞれ、どのような考えをお持ちなのかわかりません

でも、知り合った人で不快な思いをした事はありません

できれば、みんなと仲良くしたいです
中国からも大勢の観光客に来ていただいて大阪でたくさんお金を落としていってもらいたいです

だからこそ、安心して中国の方を迎え入れられるように
言うべき事は言い、制限すべき事は制限していただきたいです

実は優柔不断でお花畑的発想の塊でした

以上


咲洲メガソーラーの違法性を追求していきましょう