知性は言葉に出る

 ネットを巡っていたら興味深い記事を見つけたので、私なりの考察も書いてみます。
あ、残念ながら今回は出羽守にならざるをえませんでした……

「なぜ? 日本人の罵り言葉が「酷すぎる」と外国人に驚かれるワケ」
https://www.iza.ne.jp/smp/kiji/life/news/190109/lif19010919150021-s1.html

理由①選べる言葉=知識量の問題
海外の文を読んでいる人なら解りますが、相手を罵倒するにしても「回りくどい表現」を使います。
「悪魔のケツみたいな顔しやがって」
とか、
「マフィンみたいな体型だな」
とかで上手いこと表現しますので、察しのいい方や言葉の引き出しが多い方なら意味は解ります。
しかしそうでない人にそんな表現はできないので、ストレートに侮辱するわけです。

理由②怒りの管理力(アンガーマネージメント)
理由①では「回りくどい表現」を出しました。
しかしこの「回りくどい表現」を出すのには思考が必要になります。
罵倒の前に「言葉選び」と言うワンクッションを入れるので、その間に怒りを制御出来るんです。
怒りを制御することで相手への手加減も成立したり、周囲の人間をクスリとさせたりします。
(尚、彼らの怒りや感情の管理は子育ての時点で行われています。よかったら世界各国の子育て情報チェック/統合をしてみてください)

つまり、ストレートに相手を罵倒する行為は、
「私は馬鹿でアンガーマネージメントが出来ません」
と自己紹介することになります。

もっと冒涜的な表現をすると、
「私はアザトースです」
となるわけです。

あ、だからアメリカ人はコズミックホラーに恐怖するのか……

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