通貨戦争

DSの暴力的な力の源泉は、お金、金融の力。
逆らった指導者は葬られる。
米政府に通貨発行権を取り戻そうとした故ケネディ大統領
石油決済通貨をユーロに変えようとしたフセイン大統領
アフリカに独自通貨を入れようとしたカダフィ大佐
「日本はATMではない」と批判した中川大臣

本来、お金とは「金」だった。
エジプトのツタンカーメン、インカの王様の屋敷は金。
オリンピックの1位は金メダル。
そして、黄金の国「ジパング」、お金の漢字は「金」。
国家を信用していない欧州人は、金貨を子供にプレゼントする。
ジプシーは、襲われた時にすぐに持って逃げられるように、金をネックレスやイヤリングにして身に着けていた。

最初は、金貨が流通していた。
その内、経済規模が大きくなり、流通量が金だけでは足りなくなり、金量にレバレッジをかけ、金に裏付けられた金本位制通貨となった。
ロス茶の金本位制中央銀行システムである。
その際に、貸して金利をとるだけではなく、国を2つに分断し、両方に貸し付け、負けた方の領土や建物や奴隷を没収し、勝った方からは金利をとる両建て戦争ビジネスモデルが完成した。

その作戦に陰りが見えたのが、ニクソンショック。
泥沼戦争に金を発行し過ぎ、各国から金での決済を迫られ、元手の金が流出して、元手の金が足りなくなってしまった。
そこで、ニクソンショック。金と言う裏付けのない、人類史上初めての金融実験。
信用創造と言えば聞こえがいいが、要は、ただ数字を書き入れてるだけ。
人生ゲームのおもちゃのお金と同じ。

通常ならば、そんな裏付けのないドルは受け取ってもらえない。
そこで、ドルの価値を保つための2つの対策が、石油決済通貨としてドルを指定すること、ATMとして日本を利用し、世界基軸通貨としての価値を保つ。

最大産油国のサウジに、石油決済通貨としてドルを指定させ、その代わり、守ってやる、と持ちかけ、了承させた。
本来、米国はサウジから石油を買うのに、米国は小麦なり車を輸出して、サウジの通貨を稼ぎそれでサウジの石油を買うのが筋なのに、米国はドルを刷るだけで石油が買える。サウジの人たちは、なんで、俺たちの石油の代金をドルなんかで払われるのか、と思っていただろう。「俺たちは、米国のガソリンスタンドと米軍基地の国ではない」、と。

日本は便利なATMとして使い倒す。
勤勉な国民による豊富な供給力をバックに日本国債を無尽蔵に発行させる。
国内は緊縮財政で金を流通させず極度のデフレにさせ、余った大量のお金は海外に流出させ、米国債を購入させドルの価値を保つ。
金利を無理やりゼロにさせ円安にして、円キャリートレードで儲ける。

この中東と日本がドル価値保全対策。
両方が言うことを聞くように、適当に、軍事緊張を高めておく。
サウジとイラン、日本と中韓は敵対関係でないと困る。
でないと、米軍で守ってあげるという大義名分がなくなってしまう。
その米国の軍事力に陰りが見えてきた。

今、中東の緊張がほどけ、和平に急速に進展している。
極東は、緊張を高めるのにDS(米戦争屋)は必死。
そしてとどめは、、プーチン大統領の天才的な作戦。
BRICSが独自の通貨圏を構成。インドもトルコも中東も中国も加わる。
ドルなんかなくても世界は回ることを証明してしまった。

最期のとりでは、日本。
平成の清話会は、このスキームを着実に実行してきた。
適当に中韓との緊張を煽り、構造改革を実施し、ゼロ金利、緊縮財政を推進。
今、そのスキームが崩れかけてきた。金利上昇、円高で日銀が債務超過となり(買い込んだ国債の時価が金利上昇で下落)、国債発行にブレーキ。円キャリトレードもできない。
ATMから金が引き出せない。彼らは焦っている。

ここが、スターウォーズにおけるデススターの排気口。
DSの最弱点。
ケネディ暗殺の闇をはらすべく立ち上がったトランプ元大統領。
DSに奪い取られたロシアの資産を取り返したプーチン大統領。
二人ともきっと、日本を注視している。

https://twitter.com/okkkieee/status/1638706205538553856?t=crYnVQETMV73VmjZ4JksNg&s=19