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トライアル アイランドシティ店 視察報告

基本情報

スーパーセンター トライアル アイランドシティ店 [地図]
〒813-0017 福岡県福岡市東区東区香椎照葉5丁目2−23
TEL:0120-033-559
営業時間:24時間営業(カート清算はAM9:00-PM8:00
店休日:無し

この店舗には、以下の複数の異なった目的のシステムが導入されているのでAmazonGo的にみていると勘違いしてしまう。

・天井カメラを使った、お客行動管理
・スマホカメラを使った、棚の商品管理
・専用カートによる無人決済

カメラとカートと分けて考えるという事でお願いします。


実際の様子

[実際の店内]

[専用カート]

[モニタ広告]

[天井カメラ]

[天井配線]

[棚カメラ]


買い方

専用カートはチャージ済みの会員カードをスキャンしてPINコードを入力する事で利用開始になる。


チャージ金額まで購入が可能だが、金額を超えた場合は一度追加チャージしてから清算になる。


カートにバーコードリーダーがついているので、購入したい商品をスキャンしてカゴに入れる。スキャンするとおすすめ商品が表示され、クーポン対象商品は「クーポンを使う」ボタンも表示される。


なお、バーコードがない商品は通常のレジのように専用ボタンが割り振られている。


購入商品を全てスキャンし終わったら、カート清算専用ゲートで清算処理をする。ゲート以外で清算ボタンを押すと、警告が出て清算できないようになっている。


清算を開始すると、ポイント利用数を入力する画面やレジ袋の枚数を入力する画面が表示される。通常のレジでの手順そのままなので、意外と画面変遷が多いイメージ。


現時点では、全てが終わった後に、買い物点数などを店員がチェックするようになっている。商品が正しくスキャンされているかというよりは点数を重視したチェックのようだ。正しければ、店員が持っているバーコードをスキャンして完了となる

このチェックは後々はなくなる事を想定しているという事で、上の画像の右上に写っているように、カメラでカゴの中身を撮って自動判別という流れらしい。


最後に、レシート印刷機のスキャナでカートのバーコードを読めば、レシートが印刷されて完了となる。このレシート印刷は場合によっては無くす事も考えているのではないかと思うが、客層とのバランスなので急には変わらないだろう。



その他の画像

[カートの稼働時間外]


棚札

棚札は色々なパターンがあった。

[電子ペーパータイプ]

[液晶タイプ](googleのレビューにあったので実物未確認)

[通常]


感想

各サイトの記事などと総合すると、お客の到達位置を把握してマグネットの有効性を検証したり、商品陳列方法での売れ行きの違いを検証したりなど、現時点のスーパーでは全くデータのないジャンルを攻めている感じだ。

今のスーパーは大型化している為に、人が売場管理をするというのは破綻しているのは間違いない。一部の「高性能店長」のみが可能なレベルなので組織としては均質化できないし、「高性能店長」は10年レベルの経験が必要だ。

システムで様々な問題の兆候を掴んで対応というのは正しい流れだろう。実際、PIが低いからと言って問題がわかるわけでもないし、PIはレジ通過データから算出するので購入前情報は取れないしで、今までは問題点を想像して対応していたと言っても過言ではない。

店内のレジや棚札やプリペイドなどをみた感じ、各種メーカーを導入していたり完全に同一化は狙ってないように思えた。これだけ雑多な仕組みをきちんと管理しているとなると、管理・検証能力の高い会社と思う。

なので、今回の新しい試みも、やり方をどんどん変えていくと思うので、定期的に調査していきたいと思う。


参考資料




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