スーパーワンダーレジはどうなった?
過去に書いたブログが見つけられなかったので、ちょっと備忘録的な記事です。
個人的に補足しているのは、以下のような感じです。
・2017年11月20日~11月26日 JR大宮駅で試験
・2018年3月9日 リテールテック出展
ちなみに、こっちは「ワンダーレジ」
・2018年10月17日〜12月14日 JR赤羽駅で実験店舗運営
なお、終わったあとはどうなってるかというと。
こんな感じだそうです。
・2019年2月21日 合弁会社設立
合弁会社設立に関する基本合意のお知らせ
・2019年3月5日〜3月8日 リテールテックに出展なし
いやまぁ、合弁会社作って色々とやってるだろうし、出展は無理ですね。
ちなみに、Twitterの検索だとこんな感じ
・2019年4月12日(予定)〜 ポプラにワンダーレジ導入
ちょっと残念なのが、「ワンダーレジ」の方だという事ですね。
なんとなく整理できた気がする
という事で、2度の実証実験の結果「本気でやるぜ!」となったようです。良かった(^^
我々が行ったのが2018年11月26日で、その時点では入店人数上限が3人から2人に下げられてたり、他の人越しに商品を取ると誤認識したりだったのですが、上記の実験終了日くらいには実用的な精度までいけたそうです。(下の記事参照)
赤羽の実験店舗では壁はガラスで外光が入って誤認識するんじゃないかとか、実用までのハードルが高そうな気がしてたんですが何とかクリアしているとの事です。
あと、合弁会社は「スーパーワンダーレジ」の専門会社になりそうなのですが、
2.合弁会社について
当社と JRES は、以下の事項に関して合意していますが、合弁会社の名称、代表者及び資本金の額等、その他具体的な内容については、今後、両社協議の上で決定いたします。
とまぁ、何も決まってないようです(^^;;;
今後の情報に期待ですねー
この下は、合弁会社の今後の展開についての予想なので、興味のある人だけどうぞー
駅・鉄道ならではの場所への展開
普通に想像すると赤羽駅と同じようにKIOSKで再開すると思うんですが、JRと組んでいることから考えると、本命は通路を売り場に変える事だと思います。
AmazonGoネタで登壇するときに話題には出しているので、リアルに勉強会でお会いした人には既に言ってる事ですが、今までは小売に向かないとされていた場所が売り場に変わります。
なので、JR東日本の場合だと、食堂車ならぬ食品車が出来る可能性もあるわけです。
商品の大幅絞り込み
現状の識別能力では色々と限界があるように思います。でも簡単な解決方法があります。商品を大胆に絞り込むのです。例えばですが、AmazonGoの場合は1段1商品なんて棚もあります。なので、飲料+軽食の組み合わせで3尺x2を最小セットにして、膝上以上の陳列にして4段確保し、SKUで飲料6品、軽食8品までにすれば、誤認識もかなり減るはずです。
「品揃え」という思い込みを排除できれば簡単にいけると思いますよ。
駅ソトへの展開
そうこうしていると、決済をSUICAオンリーにした無人店舗というのが出来るはずです。品揃えは上記の通り絞り込むのが前提。なので、コンビニ以上に食品メーカーは厳しい戦いになると思います。(この辺も、勉強会で言ってる話ですね)
会社の会議室がいつのまにか店舗になって、補充してるのが自動販売機のベンダーとか、発注は完全自動でセンターまではまとめてくるとか、今までの個店単位の出荷伝票とかはなくなるかも。。
メーカーへの影響
そして、この頃になると、商品パッケージも画像認識しやすいようなものに変わってくるはずです。
AmazonGoでのパッケージは、
というのがよく知られてますが、2018年12月では既にこう変わっています。
つまり、パッケージの目的が変わってきているわけです。
スーパーマーケットにPOSレジが入って、「JANがついてないものは販売できない」という大変動があったときに似ていると思います。まぁ、それがいつになるかというのは難しいですが、PBとかは進めやすそうですね。
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