ファミマが攻めてますねー
次世代ファミマがオープンだそうです。でもまぁ、実証実験のようで、一般客も入れるそうですが顔認証とかは中の人しか試せないようです。
内容についてはこちらが詳しいですね。
ファミリーマート佐江戸店はこの辺のようです。
で、ざっくり説明すると、様々なセンサーで顧客行動や商品動向をデータ化して、様々な取り組みに役立てるということだそうで、パナソニック側の人が店長になるそうです。
今回の店舗ではパナソニックがファミリーマートのフランチャイズに加盟し、運営することを発表。
すげぇ。やる気に溢れてるな。。。
んで、記事を読んでみたんですが、「・・・ぬ?」という感想でして。。。
例えば、ローソンだと、最近、こんな記事がありました。
このほか利用客がスマートフォン(スマホ)の専用アプリで商品のバーコードを読み取って精算する仕組みも10月までに千店で導入する。
ほかのコンビニ大手もセルフレジを導入する計画だ。セブン―イレブン・ジャパンは従業員が商品のバーコードを読み取り、会計は利用客が支払機で済ませるレジの全店展開を目指す。2018年7月から試験導入しており、クレジットカードや電子マネーのほか、現金も利用できる。
ミニストップは6月からセルフレジを導入し、利用客の反応をみて全店への導入を検討する。
スマホ専用アプリで清算は以前の実験でやってた「ローソンスマホペイ」のやつですね。
その他のコンビニチェーン店も実現しやすそうな所に留めている感じかと思います。
でもまぁ、ファミマの今回の取り組みはですね。。思うところはあるのですが、例によって有料のところに書いておきます(笑
とりあえず、頑張れー>ファミマ
で、何を危惧してるかというと。。
取ろうとしているデータの目的が謎
スライドにはこんな感じでデータを取ると書いてあるそうです。ただ、これって、取って見える化したあと、何に利用するのかが不明で。。
それっぽいことは書いてますが、施策立案に使える未来が見えてこないというわけです。データを取ってから活用範囲を拡大とか言ってる段階で、失敗する未来しかないんじゃないのかなー
まぁ、業務アシストが事前作業を通知できるところまで仕上がってるとか、レジ滞留をリアルタイム店内販促で分散させるとか、「AI店長」のような店舗運営指示が出せれば別なんですが、そうはならなそう・・・?
昔のPOSレジ入れた時と同じになりそう?
昔、POSレジを入れたことで単品のランキングがチェーン店の全店舗でわかる! みたいな話があったのですが、結局、「ランキングがわかっても、それを元に何するの?」という壁がありまして。。
今回も、最適化の結果、
・欠品が減って買い上げ点数が増えました
・滞在時間が伸びると売上が上がりました
・とある「性別、年齢」の顧客が売上金額が高いとわかりました
という結果が出て、
「えっ? 店舗運営やってる人からしたら当たり前ですよね」
で終わりそうな予感が。
今回の記事の範囲では、既存の仕組みのままで「取りこぼしの少ないお店」が出来上がるだけのような予感がしてます。まぁ、「最適化」とか書いてるあたりからもそんな匂いを感じたり。。
でも、そうじゃないと思うんですよね。もっと土台の部分から変えていって欲しいなぁ、と思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?