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音楽に目覚めたきっかけ

先日、Instagramのストーリーズに「なんでもどうぞ。」とフリー質問スペースを投稿したら様々な質問をくれてありがとう☺️


その中からひとつ、長くなってしまいそうだからnoteに書きますね、と約束したものが、

タイトルの


「音楽に目覚めたきっかけはなんですか?」



俺は今でこそ気にしていないし、むしろ武器にさえしているけれど、元々コンプレックスが2つあった。


・声の高さ

・MCの苦手さ




これはかなりコンプレックスだったよ。


声変わりはあんまりしていないけれど、それでも学生時代は今よりももっと声が高くて気にしてた。

エルレもラルクもXもスピッツも平井堅さんもゆずも原キーでも低く感じるくらいで、大人になった今もMrs.Green appleやDaiceとか原キーで歌えるけれど。

誰しも通る道だと思うんだけど、録音した自分の声を聴いて、かなり凹むレベルだった。

こんな声なのかよ…ってさ。


中学生の時にカラオケでクラスの女子に笑われたのも歌声のコンプレックスに拍車を掛けたし、そもそも音痴だと笑われてきたからね。

そんな俺が今はバンドのボーカルとして人前で歌ってるんだから、人生どこでどうなるか分からないもんだよね。


MCも苦手だった。
Re;pagersでは好きなこと喋らせてもらってるから好きだけど、前はむしろ喋るのは苦痛だったくらい苦手だったよ。
決められたことを決まったまま喋るなんてレコーダーでいいじゃんって。
今はその場で感じたことを好き勝手喋ってるから同じMCは二回はできない。


そんなコンプレックス2つを抱えてたけど、バンドを今も楽しくやれてるのは、ひとえにバンドが感情表現の発露、我慢の蓋を外せる場所だから。


むかーしむかし、
俺は役者をやってたことがあってね。

芝居ってさ、台本があるからその通りやらなきゃいけないし、自分なりの解釈は要らない!と脚本家や監督に言われたりして。

感情表現は全て体験から再現して再利用みたいな感じだった。
決められたキャラクターを如何に演じるか?みたいな。

だから段々「俺ってなんなんだろ…」って思うようになっちゃって。

自分が自分じゃ無くなっていく感覚。


見た目がこんなだから、割と好青年や良い人みたいなのが多くて、そのふりをする人生ってどうなんだろ…って悩み始めてたの。


そしたら、
ある日、舞台稽古場に、

マキシマムザホルモンの爪爪爪Tシャツを着て来た人が居て、

そこから音楽話で意気投合。


ある日、

その人から教えてもらったのが、


Pay money To my Pain


だったんだ。



GREEDとHOMEを教えてくれてね。
「ホルモン好きなら、聴いてみてよ」って。



衝撃だった……



初めて映画を観たり、舞台を観た時みたいな、鳥肌がブワッっとなる感じ。



なんだコレ‼️‼️‼️って。



今思えば、初見でGREEDを薦めるのはどうなんだ?とも思うけど、それと一緒にHOMEもどうかしてる🤭


洋楽も好きでさ、LINKIN PARKとかslipknotとか!とは話したけどさ😁


それまで観てきたもの、聴いてきたものとはまるで違ってて。

アーティストはキラキラしてて明るい事を歌い、笑顔で聴く人とはまるで違う勇気つける優しいけど手の届かない存在だった。

それが、あんなにも内面の辛さや痛みをそのまま歌って良いんだ、って。怒りも哀しみも喜びや不安さえも。

役者は他人を演じるけれど、俺は俺を演じて更に他人を演じていたから、訳がわからなくなってた。

だから、

シンプルにバンドかっけぇ!ってなった。
喜怒哀楽を誰の指図もなく自分の思うままにやっていいのかよ!って。



それまで綺麗で美しい歌声のV系を聴いていたりJ popを聴いていたから、こんなにも感情に素直にそのままでいて良いんだ、って気づいたの。

弱ささえ吐き出して良い。
そのままで世界と対峙すりゃいいんだ、って。

それが俺がバンドと音楽に明確に目覚めたきっかけ。


結局、前のバンドはありのままいることが許されなくて俺は俺でいられなくて悩み苦しんで精神的に潰れてしまったけれど。

Re;pagersで好き勝手やっても笑って赦してくれて、もっとやれ、って背中を押してくれるメンバーがいる。


だから、

バンドと音楽にめざめたのは、今、このバンドを始めたからだよ。



でもね、

語弊も誤謬も恐れずに敢えて言うけど、

俺はPTPのフォロワーバンドをやるつもりは毛頭無い。

シンプルに彼等と彼らのファンに対して失礼だから俺はもうPTPのカバー曲をバンドではやらない。

どんなに想いを込めようが愛を込めようが、やればやったぶんだけ売名行為だと言われてしまうのが哀しいから。

そんなつもりは微塵もなくても、そう捉える人がいる以上、誰かに嫌な想いをさせてる事実がある以上、申し訳なくてライブでやれやしない。

against the pillやHOMEやflavor of shadowをやったけど、聴いたり見たりして嫌な思いをさせた人がいたなら、ごめんなさい。
少しでも楽しんでくれた人がいたら嬉しいな。
感じてくれて、ありがとう。


いつかソロやアコースティックイベントとかで誰かが喜んでくれるなら、やるかもしれないけど、Re;pagersとして俺がPTPのカバーを歌ったり、ラウドロックバンドを高々と名乗ることはない。

勿論、俺はPTPが大好きだし一生PTP babyzだよ。それは変わらない。
人生を救ってくれたから。

でも、
Re;pagersがPTPのフォロワーバンドだと思われたら、その色眼鏡で見られてしまうのは嫌。
だから、滅多にもう言わないと思う。

俺もう一人じゃないから。
メンバーやスタッフ、仲間や友達の思いも背負ってるから。
バンドのフロントマンとしてRe;pagersを大切にしたいからこそ想いは胸の内に大切にしまいます。

前から知ってくれてる人には言わずとも伝わるだろうけど、最近言わなくなったよね、カバーやらないの?と言われる事があるので。


きっとstay realって真似をすることじゃないと思うから。

俺が俺らしくあって、俺達が俺達らしくあっても、なおかつそこにラウドロックや彼等の影響を感じてくれるなら、それは有難いし、嬉しい。

でも、ラウドの定義は無数にある事にcoldrainのO.A募集でわかったから、俺は名乗らない事にしたよ。


だって、凄く言い方悪いし角が立つならあんまり言わないほうがいいんだろうけど、思ってる事を黙ってるのも気持ち悪いから言うけど、

「お前今までラウドロックバンドって名乗ってねぇじゃん!ワンチャン狙いじゃん!」って感じる事もTLを眺めてて1回2回じゃなかった。

俺達は結成初ライブからずっとラウドロックバンドを掲げて半年走ってきたけど、それが昨今の流れの中で、ただのワンチャンマンだと思われるのは心外だから、言うのは辞めた。

同じ土俵で勝負出来ないから降りたんじゃない。
同じだと思われるのが気持ち悪いから言うのを辞めたんだ。


掲げる旗が何色であれ、気づく奴は気付く。


よく聞くじゃん、「何がロックだ?」って。

あれくらい分かりやすい答え。


ラウドロックバンドは看板の形じゃねぇ。
修飾語じゃねぇ。
心意気と生き様だから。
音とライブに魂込めて覚悟決めて心を捧げて一心不乱に歌えば、それでいいんじゃねぇかなぁ、と思ったの。

フォロワーバンドじゃん、コピバンじゃん、真似事じゃん、とは言わせない。

別に名乗らずとも観てる人は見てるし、聴いてる人は聴いてる。

O.Aじゃなくて対バンで呼んでもらえるくらいに真っ直ぐやるだけ。

他所のバンドに喧嘩売りたくて言ってるんじゃないし、誰かを傷つけたくて言ってるんじゃないし、別にイキってるわけでもない。

ただ、俺は自分が「なんか違くね?」って違和感を感じたことを見て見ぬ振りしたくないだけ。

コレが俺のありのままだから。
バンドくらい素直に唯一シンプルな場所でいいじゃん、って思うんだ。



ちょっと脱線したかもしれないけど、俺が目覚めたのは、

Re;pagersを始めたから


だよ☺️


心のままに。

いつも応援してくれてありがとう🙏


Re;pagers 熾火(vo)

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