230121エリザベート@博多座

▽今年の観劇記録
230113 エリザベート@博多座
230121 エリザベート@博多座


昼夜通しで観劇。23エリザお花様お初でございます。ばりんこ良かった…もうお花様以上のシシィには二度と会えない気がする…。ちゃぴちゃんも先週よりもっとグッドになってたけど、お花様の気品というか資質というか、彼女自身が持ってる生まれ変わりみたいな奇跡って唯一無二なんだなって。誰かと比較するわけじゃなくて、芳雄さんがルドルフの生まれ変わりだとしたらお花様はエリザベートの生まれ変わりで、この二人が"更新"されることは永遠にない気がした。いや、この二人が自らを更新していくだけよね。

でも、私はヅカエリザからちゃぴシシィめっちゃ好きだし、どんどん繊細になってくの本当にすごい才能だし解釈一致だから、これから先東宝エリザを繋いでいくのはちゃぴだということも同時に確信しましたネ。そして芳雄さんが次に卒業したとしても、ちゃぴちゃんシシィを観るためだけにエリザのチケ買うと思う。その時は、まりンツとちゃぴざべーとの絡みに推し変してるだろうけど笑

卒業を仄めかしたお花様もここに来て何とまた新たになってて、芳雄さんとのバトルも最高に良くて、これをディスク化しないの罪すぎんか?!と思っちゃった。既に良いお花様がもっと良くなることってあるんだ…。すごすぎる…さすが女帝…。もっと良くなってるのにもしかして卒業仄めかしたのって高音が出にくい、とかあるのかなあ。お花様ならもっと綺麗でもっと高音出てた気がする、みたいなところがあった、かも??(全然気になる程ではないし、お花様ならもっと高いハードル超えられるはず、というレベルのやつ)…でも、それが理由だとしたらお花様の決断を支持したいなあ。体力の問題もあるだろうし、レジェンドのまま次のステージに行ってほしい気持ちもあるし。永遠に芳雄さんとお花様のコンビを観ていたいからディスクに残してくれるなら、もう悲しむのもやめたい。お花様を苦しめたいわけではないし、、、

いやハッキリ言うけど、お花様やっぱり最高に美しかった…。贔屓目なしに、あんなに美しい人間がこの世に存在する奇跡…。そりゃトートも一目惚れしますわね。より喋るように歌うようになっててそのパターンもとても良いですという気持ち。あと、「いやあ」とか泣いてる声とかめっちゃ挟むようになったのね。いちいち可愛いぜ全く。あんなお人形さんみたいで絵に描いたような女の子、漫画の世界だけの話じゃないんですネ…元ジェンヌさんってレベチだわホント。日を追うごとにヅカオタの沼にハマりかけてます。トートに強引に迫られてる時の嫌悪の顔まで美しいってどういうこと。可愛すぎていじめたくなるトートさんの気持ちもわからんでもない…いや、ストーカーダメ絶対。

嫌がってる時、お花様は美しく、ちゃぴちゃんは赤ちゃんって感じかな。赤ちゃんのおむずかりの顔って感じで、ごめんなさいと思いながら性癖丸出しでオペラ覗いてます、、、ちゃぴが「うえぇぇぇぇん」って顔になる度に「イヤだねえ?!かわいそうに」って声出そうになる。ホントに嫌そうで笑っちゃう。トートさんやめたげな?(でもこの気持ち悪めのトート癖になるんで好きなんだなあ…。好きな人を前にしてテンション上がってるトート、一周回って可愛いまである。)こういうやりとりがあっての二幕体操室のシーン、「待っていた!!」って嬉々として迫るトートに怒りの「アナタね?!」のシシィがもう全然脈なしで大好きです。ここまで脈なしなのに「'まだ'あなたとは踊らない」で希望を持たせてくる(私たちに、ね)シシィさんよ…。この時の芳トートの嬉→失望→怒→冷静・冷酷の感情の動きを顔と仕草で表現するの堪らん。どこからか来る謎の自信に満ち溢れた帝王が、小娘に振られまくってるのかわいそうで可愛い。

そうそう、昼公演のキャスト、私的ベストメンバーでした。まあ偶然じゃなく、この日を選んでチケ取りしたわけですが。それが功を奏したのか、ミュージカル避けしてた母が「はじめてミュージカルを面白いと思った。あっという間だった、退屈しなかった」って言ってくれて嬉しかったです(アレ?じゃあ今までのラカージュやらサイゴンやらは…?)。夜公演で23エリザの全てのプリンシパルを観た(古川くんに関しては心の底からごめんと思ってる。でも観ない)ので、その上でも昼公演がベストだったな、と。私の好き嫌いの話なんだけど一番自分の解釈とか感覚と近くて、みなさん歌が上手くてビジュアルも最高で…というね。

そして、トートロードに座った私。後生だから芳雄さんの横顔を思い出しながら死んでくださいね。一生忘れてほしくないわ。いつか画家に描いてもらって欲しいくらい。自覚ある気持ち悪めのファンだから、出来るだけナチュラルに振り返って匂いを嗅ごうと心に決めてたのに(ダメですよひとの旦那にそんなことしたら。人として終わります)、意を決して振り返ったら恋人以外では見ることないだろうという角度からの芳雄さんのフェイスライン見ちゃって、横顔まで素敵で、勝手に息止めてました…。ああ…心からドキドキしちゃった。恋してるやつのソレ。もう二度と拝めないだろうから、心に刻んだ。全てが愛おしいの何。あの人家に帰ったら嫁と子どもおるんよ。パパ芳なんよ…最高じゃない?もう二度と匂いを嗅ごうだなんて変な気起こしません…。芳雄さんの呼吸する音を聞いただけで死ねると思った。嘘、死ねない強く生きる。推しの一生を見届けたい。


各お役ダブルキャストで、相手役によってアプローチとか何となく解釈?とか変わってるように感じられるの、リピの醍醐味だし最高だなあと思います。ただ、芳雄さんの闇広の謎のアレンジ、夜公演ちょっとどうかしらん…(誰目線?)みたいな。ジュンスさん風味?のトート、ちょっとなんて言うか…芳トートではないのではそれは…の気持ちになっちゃった。相手役ルドルフがそうさせるのかなあ…。突然のギアチェンジ、ちょっと「チガウカモ(受取手私に限る)」って感じだった…。いやホントこれも私の好き嫌いの話なんだけど!なんて言うか…トートにおんぶに抱っこのルドルフ…発破かけられてるというよりそれだと完全に立たせてもらって連れてってもらってる…。トートもそこまで行くと何か優しすぎるのでは逆に、、、ちょっと背中押してやったらアイツ本気になって破滅の道自ら歩き出して実に愉快だ、みたいなスタンスじゃあなかったのかい…。レールに乗せてやるまでしちゃったらそれは…。ルドルフは既にレールに乗ってるのに踏み出せないでいるだけだから…。みたいなね。はじめて闇広のとき傍観者みたいな気分になった、申し訳ないな(誰にってわけじゃないけど)。一所懸命ルドルフ立ち上がらせてんじゃねえ。トートさんバカにしてんのやからそんな熱くならんやろ絶対。いやでも、芳雄さんがやるトートに不正解ってないから絶対は嘘やな。うーん、ガチ勢からすると、トートの普段見れない一面を引き出してくれたと思って次回からはちゃんと観ようと思う。

そして、シュガンツ噂に聞いてた通り自分に自信なさすぎて、もっと頑張れ!!というゾフィーの気持ちもわかる新しいフランツでした。シュガー可愛いし歌上手いけど、優しすぎて芳トートの謎の自信過剰に完全に押し負けとるんよ笑
まりンツが勢いすごすぎて今年はシシィ取り返せそうまである、と言われてる中、シュガンツその見た目の貫禄活かしてもっと強い皇帝になるんだよ〜というね。いや、シュガーはこのままでいいんだよ…。剣さんゾフィーの苛立ち自然に納得しちゃう、さもありなんフランツでした。逆にまた観たい。マリマリ大好きだけど、結局報われないの知っちゃってるから、マリーアントワネット思い出しちゃうんよ。そういえば母にマリー観せてたのでマリマリ=アクセルになっててニンマリしました。芳雄さんと同じ歌い方やね、と言われて嬉しかったです(何が?)。

あと、夜公演はちゃぴと芳雄さんいない間に美麗ちゃん探すの楽しすぎて、ずっとアンサンブルにオペラ固定してた。何着ててもめっちゃ可愛いし、すぐ見つかる。意外と声も聴こえてくる。お気に入りは、結婚式のワルツと、二幕の放浪の旅のシーンです。ルキによく絡まれてるの可愛い。マダムヴォルフのマデレーネの後だから特に。あとミルクの「王宮前広場に集まろう!」って言われたときの、うんうん!って仕草ひゃくてんまんてんに可愛かったです…。みんなに観てほしい…。何なら一幕冒頭のルドヴィカとヘレネの親戚の集まりのとこ、ヘレネの後ろに回って打算的にこっち側に加勢することに決めてるご令嬢やってて可愛かったです。カテコでうちわ振りたい可愛さ。

あと、ルキは上山くんとても良かったです…。なんて言うか、まりおくんは育ルキに近くて上山くんは成河さんに近い感じかなあ。私、育ルキと芳トートの絡みめっちゃ好きだったんだけど、なかなか上山くんルキも良いですねえと思いました。ルキはシシィのことバカにしてるというか嫌ってそうなのいいなあ。「鹿さん見つけましたー!」って言ってる育ルキ好きだったけど。上山くんは自身が芳雄さんのこと好いてそうだから、なおのことルキのトートへの偏愛がちゃんと感じられて良いのかもしらん。育ルキのトートへの激しめの投げキッスめっちゃ好きだった人です、私。アイツ普段そんなんじゃないくせに役だったらやるんかい〜みたいな。BLじゃないちゃんと歪んだ敬愛とか崇拝を超えた偏愛。上山くんルキあと2回?かな。楽しみ。

あと、ルドルフ。立石くんはじめましてですが、なかなか良いルドルフじゃなかったですか?!私は結構好きでした〜。未だかつて芳雄さん以外でこのルドルフ最高でしたと思ったことないけど、というかルドルフにあんまり興味なくてですね…。強いて言えば三浦くんのダンスが翻弄されてる感じ上手くてすごいな〜と思ったくらいで。でも立石くんは次シーズンも観たいなあと。まりンツと良いコンビそう。シュガンツからは生まれなさそう(コラ)。繊細そうな感じと、強い意志のもと革命を起こそうとする野心とが絶妙なバランスである、みたいな。スマートで都会的な見た目だから芳雄さんとは全然違うんだけど、これもアリなのかもと思いました。夢だったらごめん。こんなこと言いながらルドルフのシーンはまりンツと芳トートとシシィがメインなもので、、、

エリザについて書き残しておきたいことは以上かな。19エリザの自分メモが振り返りにとても重宝したのでこれはその代わりです。次のエリザは新カンパニーかもしれないから、その時に悲しまずに済むように。残り3回。しっかり見届けるんだぞ〜私。

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