山下七海さんによるぼくなつ2実況~かのじょとすごした、ぼくのなつやすみ~

気付けば8月が目前に迫っていますが、そんな今だからこそ、皆さんにより良い8月を過ごしてもらいたいと、この記事を公開しようと思いました。個人的な感想や記憶によるモノが大部分を占めるため、誤りがあったら申し訳ありません。

1.概要説明

去る2020年5月、コロナ禍の影響でまるで季節はずれの"なつやすみ"が訪れてしまったため、声優の山下七海さんは個人でyoutubeチャンネルを立ち上げ、ファンの方々に向けてゲーム実況を行うことにしました。その際に選ばれたゲームがPSP版「ぼkのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!」です。以下、本ゲームの概要になります。

2002年にPS2で「ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇」が発売されましたが、その8年後、2010年にリメイク版としてPSPで発売されました。ゲーム自体の作りはPS2版とPSP版で大きな違いはなく「昭和50年(1975年)8月、9歳の少年「ボク」は母親が臨月を迎えたため、伊豆半島の田舎町「富海」(ふみ)の田舎のおじの家へ預けられる事になった。8月1日から8月31日までという決められた時間の中での過ごし方を自由に決め、行動し、子供の夏休みを満喫する事を目的としたゲーム」となります。

本作の実況動画(生配信or動画収録)を山下さんは、5/4から5/31まで毎日更新してくれました。1回の再生時間としては、30分から1時間程度になります。ちなみに、初回の動画概要にて「ちょっと機械があやふやですが頑張ります」と記載されている通り、山下さんはあまり機械に強いタイプではなく、元々実況のための機材を持っていたわけでもありません。そのため、急遽機材を揃え、本人曰く「9.5割機材は揃っている」状態で配信を開始することになり、3回目の更新まではPSPをスマホで直撮りするという配信形態になっています。9.5割で直撮りってどういうこと?という疑問は脇に置いて下さい。さらに、直撮りから卒業した後も、配信ソフトの調子が悪いことが多々あり、音声や映像が乱れる状態が幾度かあります。それもまた、山下七海さんの愛嬌ということでよろしくお願いします。

2.山下七海さんという天才

さて、この実況の魅力を語る上で、まずは山下さんの魅力について書かせていただきます。まず、山下七海さんは天才です。
何の天才か、と言われると色々とあるのですが、一つ目は、何かを楽しむ天才であることです。そもそも、2020年のこの時期に、流行っているどうぶつの森ではなくぼくなつ2を選んだのも、単純に山下さんがやりたかった、という理由です(他にも明確なゴールがあるから等)。そのため、ご本人自身がこのゲームを楽しみにしていることが、ゲーム開始時の一言「なーつやすみが、はーじまるぞー!!!!」からも伝わってきます。この一言で、この実況は良いものになる、と確信しました。
二つ目に、世界に入り込む天才です。ゲームの性質上、常に主人公のぼくくんを操作し、ぼくくんを中心とした生活を31日間続けるわけですが、山下さんの実況は、時にぼくくん視点でもあり、時にまるでぼくくんと一緒に遊んでいる誰かの視点にもなります。会話に対して自然と相槌をうったり、思わず飛び出た言葉が完全にぼくくんとシンクロしていたり、これは声優という役者としての資質によるものなのかもしれませんが…。そんな実況だからこそ、視聴者としても一緒にゲームに入り込んで「ぼくなつ2」を楽しむことが出来ます。

他にも天才的な所は数多ありますが、長くなってしまうので山下さんの魅力をいくつか箇条書きで。
・顔出しなしにも関わらず、声だけで山下さんがどんな表情をしているのかがわかるくらい、声に感情が乗っています。(喜怒哀楽全ての表現が素晴らしい。)
・独特なワードチョイス、言い間違いの数々が素晴らしいです。(タケシとシゲルという兄弟の名前を、何度かタケルとシゲシと呼んでしまいます。タケルはともかく、シゲシとは?)
・ゲーム的な勘が非常に良く、プレイにストレスを感じさせません。少し上手くいかない部分もありますが、それは山下さんの愛嬌です。(翌日にやることをメモったりするあたり如才ないのですが、序盤は泳ぎ方がわからず、「一回死ぬ…?」と諦めるシーンは最高です。)
・基本的に無編集なため、数々のハプニングが起こります。それら全てが面白いです。(宅急便が届いたりします。なお、それらは全て生配信ではありません。そこは編集してもいいのでは?)
以上の、俗に言われるななみんらしさが本動画では随所に感じられます。それ以外にも、普段はあまり見せないような部分がこの実況動画だからこそ見つけられると思います。是非、それぞれお気に入りのシーンを見つけてもらえたらと思います。

3.ぼくなつ2という名作

ぼくのなつやすみ、というゲームについて皆さんはどの程度知っていますか?私の中では「虫を取ったり、海で遊んだり、のんびり夏休みを過ごすゲーム」という認識でした。それは半分正解で半分間違いでした。多くの登場人物と、それらの登場人物の複雑な関係性。多くの伏線が張り巡らされ、それらを限られた時間で紐解いていくゲーム性。癒しと感動が詰め込まれた名作といって過言ではないです。ぼくなつというゲームに触れたことがない人こそ、山下さんの実況動画を楽しんでほしいとです。

4.最後に

勢いで今回この記事を書き始めましたが、結局山下さんの実況の魅力についてこれっぽっちも伝えられていませんね。正直、見てもらったほうが早いです。

こちらの初回放送を15分だけでも見てくれたら、山下さんの魅力は大いに伝わると思います。

私は、山下さんの実況を毎日リアルタイムで楽しんでいました。そのお陰で、私の5月は本当に充実していたし、輝かしい想い出になっています。5月の一ヶ月は、私にとって8月でもあり、夏休みでもありました。是非皆さんも、8月1日から毎日、かのじょとぼくくんの一日を一緒に過ごしてみてください。きっと、素晴らしい毎日が待っていますよ。そして、最終日の配信終了2分前の山下さんの一言を聞いてください。その一言にこそ、山下さんの魅力が詰まっていると私は思います。

皆さんが、良いなつやすみが過ごせますように。

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