BL2人声劇『聖職の務め』 想定3分
先生
『君ねぇ……また補習か。もう何度目なんだ?ボクの授業、そんなにつまんない?他の科目はいい点数取ってんのにどうして?』
生徒
「あ、あの……その……。」
先生
『よし、この際だ。聞こう。いいよ、話してごらん?先生がちゃんと聞いててあげるから。』
生徒
「ほ、ホントですか!?ちゃんと聞いてくれますか!?」
先生
『あ、あぁ……。うん。何か……どうした?』
生徒
「あっ……やっぱり……いいです。」
先生
『いや、よくは無いだろ。このままボクの科目だけ補習を受けなければならない状況が続くとしたら、それはボクの授業の進め方に問題がある。但し、君1人の為に他のクラスメイト全員を巻き込む事も出来ない。さて……どうするか、だ。』
生徒
「せ、先生……あの……僕に構わず授業はそのまま進めて下さい。」
先生
『そうしたらまた君が……。』
生徒
「違うんです!僕……。」
先生
『分かった。ちゃんと聞いてるから、先生の目を見て話せ。』
生徒
「そ、そんなこと……無理です。だって、だって先生のこと好きだから!」
先生
『あー、んー。そのー、ちょっと待ってくれ。』
生徒
「待てません!やっとの想いで、僕、僕!」
先生《生徒の手を取る》
『分かった分かった。先生が悪かった。君の気持ちに……応えないとな。』
生徒
「せ、先生!?そんな、先生が僕の手を!?」
先生《最後、手にキス》
『綺麗な手……してるんだね。先生に、任せてくれるかい?チュッ。』
生徒
「あぁぁぁぁぁ!先生!僕も……僕も……先生の手に……。」
先生
『ああ、いいよ。』
生徒《先生の手にキス》
「チュッ。」
先生
『遅くなるとマズイ。今日はここまでにしよう。続きは、また今度な。』
生徒
「は、はい!」
先生
『次のテスト、点数良かったらもっと……サービスしちゃうからさ。』
生徒
「サ、サービス!?僕、頑張ります!先生!あぁ、大好き。」
終わり
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