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伯山のラジオ

神田伯山のラジオで

身内のスタッフが高熱を出して病院にかかり
もしやコロナかと思って頭が真っ白になった話を
深刻なトーンで話していたが

さすがに頭の良い人だから
自分の恐れたモノが、コロナではなくコロナに罹る事で自分が失う
社会的な地位や信用だったことがハッキリわかる内容だった。

スタッフが熱を出したと聞いた時にスタッフの容態ではなく、
高座がどうなるかを心配してしまい奥さんに叱られたというのがそれだ。

コロナ以外の病気ではそうはならない

病院で治療すりゃいい、インフルのような感染症なら

念のために検査を受けてくれと濃厚接触者に声を掛ければいい

だが、コロナは違う今の風潮では
コロナ感染者は人殺しの非国民である。
中世のペスト患者に向ける憎悪や恐怖心を向けられている。

もし、スタッフがコロナだったら・・

これまでの尖った芸風から見て
伯山はマスコミのバッシングで時代の寵児の
地位から滑り落ちただろう。

講談なんて密室でやる演芸をこのご時世で続ける

非国民だいい加減な人間だと

いかにコロナ対策をしていても言われる。

伯山はスタッフが、コロナかも知れないと思ったからこそ
中止・自粛・バッシングで自分や自分に関わる人間に
大きな迷惑を掛けると戦慄してしまうのだ。

幸い、スタッフはコロナじゃないようで一安心だが

俺は、それをだらしねーとは責められない。

今のコロナ感染者バッシングが異常だから

伯山が恐れたのは、コロナじゃない
コロナ感染者許すまじという大衆のバッシングだ。

コロナウィルスは目に見えない。

どれだけ手洗いしても、うがいしても罹る時は罹る。

それが感染症。

それに感染したからと批判するとその批判、いつ自分に向くか分からんよ。


今日のニュースを語ります。