Kindleで絵本出版するまでの道のり
私が電子書籍(Amazon Kindle)で絵本(漫画)を自費出版するまでのお話をします😊。
①~⑤で投稿していた記事をまとめました(2022年4月)❗長いです❗専門用語が多くて何を言っているのかわかりません(笑)❗ご興味ある方のみ、読むのをおすすめします😆💦。
文章が主なKindle出版のやり方は、ネットにたくさんのっています。
しかし、絵本とか写真のKindle出版の仕方については、情報が少ないと思いました。参考になれば幸いです。
「簡単にできるよ❗」
という書き込みが多いのですが、私は要領がよくないので、それなりに悩んで、たくさん調べました。
私のような初心者への参考になればいいなと思い、記事を書きます。
→Amazonの紙の本にも挑戦した記事もありますので、参考までにどうぞ(2023年3月追記)。
まずは、アマゾンのホームページを調べてみました。
「Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング:セルフ出版」
というページにアクセスしてみました。
もう字が小さいのと、細かくたくさん書いてあるので、すぐに断念しました。もう少しわかりやすくしてほしいです。
ここで大事なのことは、電子書籍にはリフロー型と固定レイアウト型があるということです。
「何それ?」
と思いませんか。私は思いました。
文章が主な場合はリフロー型を選び、絵や写真などが主な場合は固定レイアウト型を選ぶようです。
「絵本を作りたい人は、固定レイアウト型で作る」
というのを覚えておきましょう。
次に必要なのが画像です。
「あたりまえじゃん」
というツッコミを受け流します。画像にも一工夫必要だからです。
アマゾンによると電子書籍内の画像は、解像度を300 PPI以上にすることが推奨されています。
ここでまた、つまづきました。
「解像度?」
「PPI?」
どうしよう。全然わからない…。
ネットで調べると、
「印刷のときに重要になる」
とか。わかったような、わからないような。
とりあえず、パソコンでイラストを描いてみることにしました。
昔から慣れ親しんだパソコンの定番ソフト 「ペイント」
調べると、解像度は96 DPI…。
「DPIって何よ?」
PPIとDPIはどうやら同じ感覚でとらえて良さそう。しかし「ペイント」でつくるのは、難しそうという結論に達しました。
こうなったら、
「本格的にデジタルイラストに挑戦してみよう」
と思い、デジタル用のペンを買うことにしました。
調べると、Wacomというメーカーが有名らしいので、ペンとペンタブレット(小さい黒板みたいなもの)を買いました。
すると、CLIP STUDIO PAINTというイラスト制作ソフトをWacomにおすすめされたので、すすめられるまま購入しました。(宣伝が上手ですね)
このソフトは解像度を自由に設定できるようです。
「やった!」
と喜び勇んで、さっそくCLIP STUDIO PAINTを使ってみると…
「使い方がよく分からない」
なかなか上手く使いこなせません。
しかし、大丈夫。
有名なソフトらしいので、ネットで調べるとやり方を教えてくれる、親切な人がたくさんいました。
しかし、次の問題が発生しました…。
「疲れる」
デジタルイラストをかくのは、ものすごく時間がかかり、疲れてしまいました…。
さて、どうしたものか…。
やはり、絵は紙に描いた方が私は楽だなと思いました。そこで紙に描いた絵をデジタルにする方法を模索しました。
しかしネットでスキャナーを調べると、安くて1-2万。性能が良いものは、さらに高額に…。
「うーん。買うか買うまいか。」
買ったところで使いこなせるか、不安が残りました。それでも調べていくうちに、おやと思った情報が…。
スマホのカメラがスキャナー代わりになる?
なんとスマホで撮った写真を、スキャンのような画像に変換できるアプリがあるとのこと。
いくつかアプリがありましたが、わたしが選んだのはこれ
「ibisPaint X」
アイビスペイントというアプリをスマホにインストールしました。早速使ってみて、感動しました。
ちゃんと線画として補正することができるので、紙の白い部分が紙っぽくなくなります。
←意味わかりますか?ようは、紙の質感がなくなって、ちゃんとしたデジタルになるということです。
ただ、線画抽出だとカラーのスキャンはできない(?現時点では)ようなので、白黒のスキャンになります。
しかも、CLIP STUDIO PAINTと連携しているようなので、アイビスペイントで取り込んだ画像を、クラウドでパソコンに移動すると、CLIP STUDIO PAINTで編集することができました!
やったー!
完成までもう一息です。
amazonの推奨にしたがい、
「画像 幅800×1280 ピクセル」
「表紙 幅1600×高さ2560 ピクセル」
(解像度350DPI)
をJPEG形式で作成しました。
(注!)ファイルの名前はローマ字にしておいた方が良いようです。日本語だとエラーになるとか…。
1枚あたりの画像は最大5MBまで、全部の原稿で650MBまでだそうです。けっこう容量が大きくなりました。(2022年1月時点)
文字の大きさは、フォントサイズ12ptとしてみました。文章も全部クリップスタジオで仕上げました。
何回も何回も修正して、うんざりして
「もういい!」
というまで描き直しました。
やっと画像データが準備できました。
次にKindle Comic Creatorをダウンロードしました。これでmobiファイルに変換する必要があるとのこと。
詳しいやり方は、親切な人がたくさんネットに書いているので、検索してみてください。
Kindle Comic creatorでわたしが気になったのは、目次でした。page-0, page-1, page-2と自動で表示されますが、
「なんかいまいち」
カッコよくする方法が、ネットに書かれていましたが、toc.ncxファイルを修正する必要があるなど、
「難しくてよくわからない」
とりあえずpage-1と自動表記されたものを、ただの数字の1と書き変えました。一枚ずつ手作業で。ページが多いと大変そうです。
できたら、最終的にKF8ブックとしてエクスポートをクリックします。
「分からない単語ばかり」が登場しますが、そのまま親切なネットに従いましょう。
すると拡張子が.mobi)となりました。
→.mobiになおす必要があるようです。
mobiファイルができました!
つぎにAmazon Kindle Previewerをダウンロードして、電子書籍がちゃんと表示されるか確認します。
大丈夫でしたら、いよいよAmazon kindle ダイレクト•パブリッシングにアップロードします。
ついにここまできました。
本の用意ができました。
いよいよAmazon kindle ダイレクト•パブリッシングに登録できます。
まずは普段使っているアカウントで、Amazon kindle ダイレクト•パブリッシングにログインしました。アカウントは基本的に複数つくれないようです。
それから、もろもろを登録します。やり方は検索して、親切なサイトに教えてもらってください。
税に関する情報で、TIN(米国の納税者番号)を持っているか聞かれます。外国(米国以外)の納税番号を選択し、マイナンバーを入力しました。
以前はなにも入力しなかったようですが、今はマイナンバーを入力したほうが、米国に30%の源泉徴収を取られないで済むようです(ネット情報です)。
そのほかは案外迷わず、さくさくと入力して、登録できました。
登録が済んだら、用意したmobiファイルをアップロードするために、本のタイトル、著者、カテゴリなどを入力します。
キーワードを7つ入力します。検索を考慮して、言葉を選ぶとよいそうです。タイトルなどに入っている言葉は、もったいないので避けましょう。
入力が済んだら、いよいよmobiファイルをアップロードします。案外あっさりアップロードされました。
次に本の価格設定に移動します。わたしはKDPセレクトを選択しました。
印税率が35→70%になるのと、Kindle Unlimitedで読まれます。メリット、デメリットがあるようなので、調べて選択してください。
Kindle Unlimitedでは、読まれたページに応じて収益があるようです。ページ数が少ない本は、収益が得られにくいようですね。
全て入力が完了したら、最後にKindle本を出版のボタンを押します。
おめでとうございます!
あとは審査結果を待つのみです。最大72時間かかると書いていました。
わたしの場合、審査結果は6時間以内に届きました。思ったより早くてびっくりしました。
以上「Kindleで絵本出版するまでの道のり」のご報告でした。
長い記事になりました💦。読んだ方はお疲れさまでした😊。
ここまでくるのに、いろいろ悩んで、じつは1年くらいかかりました。
出版した本です。読んでいただけると、嬉しいです。
こちらの記事はAmazonの紙の本に挑戦した記事です。興味ある方は合わせてどうぞ⭐️
人と人との温かい交流を信じて、世界が平和になるように活動を続けていきたいと思います。