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たぶん、守破離が早道なんだろうけど、そうじゃなくてもいいと思う

物事の上達には、最初は、一流どころのコピーから始めるのがいいのだと思います。

誰だったか、忘れましたけど、小説家の人がいて、デビュー前、夏目漱石の書写をやってたんだそうです。

それを、ずーっと、やってたそうなんです。

畳間で、みかん箱みたいなのを机にして書いてて、座ったところの畳がすり減ってくるそうなんですね。

それぐらい、ずっと、書いてたそうなんです。

そっから、だんだん、自分の小説を書くようになって、売れるようになっていったみたいなんです。

才能とセンスで売れていく人は、いるんですけど、私は、その人みたいに、努力の塊みたいな感じも、あるんだなー、って思うんです。

日本には、古来から、職人技術の継承として、守破離って考えが有名なようです。

受け継がれてる型を身につけ、そこから、自分の個性を出して、新しいジャンルを切り開く。

夏目漱石を書写してた作家さんは、まさに、夏目漱石の型を身につけ、自分の表現したい小説を書いたのだと思います。

才能とセンスが無かった場合、おそらく、それが、かなり早道になるんだと思います。

ジョン・フルシアンテの動画を見たんですけど、ジミヘンとか、やりまくったみたいですし、たしか、スラッシュも、結構、地道に、過去の偉大なギタリストのコピーをやってます。

才能がある人たちでも、そういう、型を身につけてから、オリジナルに磨きをかけていく、っていうプロセスをたどっています。

だから、才能もセンスもない、私のような人は、まず、型を身につけるところから始めないと、話にならない、とは、思います。

だけど、思うんです。それを、そうしたければ、そうすれば、いいだけなんです。

タイミングがあるでしょうし、情熱の度合いってのもあります。

それが、できる人は、小学生だろうと、幼稚園生だろうと、やります。60歳過ぎようが、70歳過ぎようが、やる人は、そこからやります。

だから、無理に、守破離じゃないと、ってことも無いと思ってます。

でも、うまくなりたい、評価されたい、いい作品を作りたいと思うのなら、それは、まず、型を身につけた方がいいと思います。

一日8時間ぐらいが、短く思えるほど、没頭したら、勝手に実力ついてると思います。

才能やセンスうんぬんは、5年ぐらい没頭して、その後でいいんじゃないですかね。

だって、プロで活躍してる人たちって、みんな、そういうプロセスを通ってきてるんですから。

サポートされたら、嬉しくて飛び上がっちゃいます。