クリエイティブな仕事は、証拠が残らない部分が8割
8割本みたいなのが流行りました。でも、昔から、「仕事は、段取りが8割」みたいなことは、言われていました。
なぜ、8割本が流行ったのか、理由を考えました。
例えば、「人は見た目が8割」って、要素を分解すると、
「人は見た目は重要じゃ無い中身が大事だ。」っていう、当たり前だけど大切なことがあります。
これは、常識とも言えます。
この当たり前のことに、逆のことを言うと、人目を引きます。
情報商材の人が良く使う手口です。
でも、「人は、見た目こそが大事です。」では、インパクトが欠けます。
SEOの手法の一つとして、数字を入れよ。というのがありますが、マーケティング的にも、数字を入れることは、インパクトを強くすることができます。
そうすると、「常識破り+数字」かつ短いという名コピーが生まれます。
などなどと、いろいろ、私は、考えてしまうわけですが。。
さて、
上記のことを踏まえつつも、「クリエイティブな仕事は、証拠が残らない部分が8割。」と、私は、言いたくなったのです。
別に、8割とか、つけなくていいですが、つけると、なんか、かっこいい気持ちになってきます。相手を必ず、殺せなくても、必殺技って付いてるのと、同じです。波動拳とか昇竜拳って、ホントは、必殺技なんですよね。。w
で、クリエイティブな仕事についてなんですが、
アイデア出すところに、ものすごい時間がかかります。
いわゆる、産みの苦しみってやつです。
サンプル調べたり、一度、形にしてみたり、そういう、証拠として残らないことに、すごく時間がかかります。
アイデアノートみたいなのを、これ見よがしにアップしてる人を見たことがありますが、産みの苦しみって、そういうんじゃないんですよね。
出ないから、形にできないから、苦しい。
アイデアノートみたいなのは、出てるんです。それは、作業なんです。
そうじゃないんです。
成果物として、見えるものでもなく、証拠として残るものでもなく、でも、時間だけは、かかってる。
一文字も書けないのに、6時間、パソコンの前で、うーん、うーんと、うなってる、なんてことは、しょっちゅうだったりします。
書き出したら、作り出したら1時間でできるから、その、1時間だけ、見るんですけど、実は、4時間考えて、1時間作業、そういう配分で、やってたりします。
仕事なんだから、テンプレにすれば、いいじゃない。って話もありますが、テンプレ作るのにも、何時間もかかりますし、アップデートするのも、大変です。
そもそも、「仕事は段取りが8割」って、営業の仕事寄りの考え方なんですが、いろんな仕事で、段取り8割みたいなことは、あるとは、思います。
でも、クリエイティブな仕事は特に、産みの苦しみ、かつ、証拠に残らない部分が大きい気がします。
たしかに、仕事はしないと、生きていけません。仕事は、労働力をお金に換金する要素が大きいことがあります。多くの場合、自分を殺し、産みの苦しみ時間が削られます。その8割が、ごっそり削られていきます。
そうすると、今度は、ワンパターンだね。って言われて、クリエイターは、二度死ぬことになります。
だから、クリエイティブな仕事をする場合、作業の時間の割に、報酬が大きいように見えても、不当に利益を乗っけてるわけでは無いことが多いのです。
見る方向性によっては、「無駄な時間が8割」みたいに、言えるかもしれません。たしか「デザインは、余白が10割」みたいな本が出たような。。。いや、もう、それだと、白紙でしょ!って思いますけど。。
クリエイティブな仕事は、証拠が残らない部分が8割
って、言いたかった。って話です。
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