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最近、揚げ物が少しだけ上達しました

料理をするに当たり、何が一番たいへんかと言うと、「何を作るか?」ってことになってきます。

お家の人々は、料理せざる者なのに、よく食べます。料理せざるものは、だんだんと、ずうずうしくなって参ります。

潜水艦の乗組員のごとく、毎週、水曜日にカレーを出していると、

「カレーに飽きてきた」と言い出します。

私は、「毎日カレーにしてやろうか。」と、心のデーモン閣下が蝋人形のトーンで口から出そうになるのを抑えては、せっせとカレーにコロッケを乗せ、「カレーコロッケだよ」と、笑顔で応えます。

また、ある時は、節約のため業務スーパーの冷凍食品で食いつないでいると、

「胃もたれがする」と言い出します。

私は、「チッ、バレたか」と思いつつ、「胃もたれには、キャベツが良いよ。」と笑顔でキャベツの千切りを山盛りにして食卓に並べます。

そんな感じで、なんだかんだ、悲鳴のような声を聞きつつ、どうにか、「今日は、何を作るか」と、冷蔵庫を開けては考え、閉めては思い浮かばず、また、開けて考えるということを繰り返しているのでございます。

ただ、そんな中で、最近、揚げ物が上手になってまいりました。

揚げ物初心者のころは、油は、なんとも扱いにくいものです。煮物と同じように、じっくり煮込めばうまくなるだろ。とか、思って、低温でじっくり揚げていました。

そしたら、思いのほか、油分の多い、柔らかなる衣の揚げ物になっていました。

揚げた後も、そのまま、皿にぶち込んでいましたので、それはそれは、今考えると、ギットリとした恐ろしい揚げ物だったと思います。

最近は、「なんだ、火を強くすりゃいいじゃん。」ということに気がついて、入れた瞬間からシュワ~って感じの温度で揚げてます。

そしたら、カラッとした感じになって、美味しいんです。

最近、揚げ物が少しだけ上達しましたって話です。

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