㊗祖国復帰50周年記念著書 「沖縄列島改造論」9月1日発売開始 ポイント解説その61

著書「沖縄列島改造論」 ポイント解説その61

沖縄における鉄道建設に向けての現状と課題その4


 2010年から内閣府は、沖縄における鉄軌道をはじめとする新たな公共交通システム課題詳細調査を令和3年まで過去12回にわたって実施しているが、これらの調査は沖縄県の要請に基づいて実施されたことではなく、内閣府独自で実施してきたとのことである。これは鉄軌道を所管する沖縄県交通政策課の担当者複数から確認したことである。
 というのは、このようなビックプロジェクトを実施する場合には、地元の要請に基づき、国が採算的に問題がないとの判断がなければ、なかなかゴーサインが出ないのが通常であるのに、沖縄での鉄軌道導入を前提とした調査を実施するには、採算的に厳しいということが一般的にいわれているなかで、内閣府が独自の判断での鉄軌道導入を前提とした調査を実施するには何か裏があるのではないかとという疑いがあるからである。
                                                        沖縄2050政策研究会 代 表 仲里嘉彦

祖国復帰50周年の検証と2050年の沖縄の将来展望を内容とした著書「沖縄列島改造論」が発売になります。その中においては、大量輸送革命時代に対応した南北を縦貫する高速鉄道を、糸満市から西海岸を経て本部の海洋博記念公園までの約100キロを一時間で結ぶといった構想をはじめ、2050年の沖縄観光を3,000万人を目標に掲げ、関連する宿泊施設はもとよりさらには癒しと安らぎのある観光資源の開発など総合的に整備する構想が随所にかかげております。その1つとして、航空自衛隊那覇基地を嘉手納基地に移設し、その跡地に赤坂迎賓館、京都迎賓館に次ぐ第3番目の迎賓館を誘致するなど2050年までに19の巨大プロジェクトを推進することを具体的に提案した内容等を盛り込んでおります。

なお、「沖縄列島改造論」に関する内容を「各見出しの項目ごとにポイント解説」という形で月曜から金曜日まで毎日送信致しますので、ご期待ください。

「沖縄列島改造論」予約割引き特価受付中(9月1日から10月31日まで)
A5サイズ424ページ販売価格2.200円(税込)を2,000円に、さらに送料370円を無料にすることで合わせて570円の割引きとなります。本の申し込みは下記の通りでありますが、申し込み後、入金が確認された後、9月上旬より本を郵送することになります。




日米友好のシンボル・ポトマックの桜 17

タフト夫妻は、1904年1月(4日間)と1907年9月から10月(7日間)の2度、2人揃って来日しており、日露戦争や日本人移民の問題について政府と協議し、皇居にも参内し、大いに歓待されています。
 この中間に、タフトは、陸軍長官として桂首相兼外相との会談のため1905年7月に来日していますが、(9,10)、当時横浜にあったアメリカ領事館で副領事の地位にあったシッドモアさんの兄ジョージが政府高官タフト氏の面倒を見たであろうことは想像に難しく、ありません。


出典:著者石田三雄 発行:NPO法人近代史日本の創造史懇話会
 

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