㊗祖国復帰50周年記念著書 「沖縄列島改造論」9月1日発売開始 ポイント解説その62

著書「沖縄列島改造論」  ポイント解説その62


沖縄における鉄道建設に向けての現状と課題その5


 内閣府の沖縄における鉄軌道をはじめとする公共交通システム導入に関する調査は、沖縄県からの要請に基づいて実施されたことではなく、国が独自で鉄軌道であったと先に記述したが、矢張り国にはそれなりの意図があったことは明らかであったといわざるを得ない。
 それは、沖縄での鉄軌道に伴う建設費の30パーセントは、国の補助、残り70パーセントのうち、30パーセントは、沖縄県、残り40パーセントが鉄軌道運営主体の割合というまったく想定外の条件である。
 整備新幹線の実質負担は12パーセントから18パーセントであるのにどうして沖縄に建設する鉄軌道の総事業費の70パーセントを地元負担という厳しい条件をどのような根拠に基づくものかは明らかにされていない。


                                                           沖縄2050政策研究会 代 表 仲里嘉彦


祖国復帰50周年の検証と2050年の沖縄の将来展望を内容とした著書「沖縄列島改造論」が発売になります。その中においては、大量輸送革命時代に対応した南北を縦貫する高速鉄道を、糸満市から西海岸を経て本部の海洋博記念公園までの約100キロを一時間で結ぶといった構想をはじめ、2050年の沖縄観光を3,000万人を目標に掲げ、関連する宿泊施設はもとよりさらには癒しと安らぎのある観光資源の開発など総合的に整備する構想が随所にかかげております。その1つとして、航空自衛隊那覇基地を嘉手納基地に移設し、その跡地に赤坂迎賓館、京都迎賓館に次ぐ第3番目の迎賓館を誘致するなど2050年までに19の巨大プロジェクトを推進することを具体的に提案した内容等を盛り込んでおります。

なお、「沖縄列島改造論」に関する内容を「各見出しの項目ごとにポイント解説」という形で月曜から金曜日まで毎日送信致しますので、ご期待ください。


「沖縄列島改造論」予約割引き特価受付中(9月1日から10月31日まで)
A5サイズ424ページ販売価格2.200円(税込)を2,000円に、さらに送料370円を無料にすることで合わせて570円の割引きとなります。本の申し込みは下記の通りでありますが、申し込み後、入金が確認された後、9月上旬より本を郵送することになります。



日米友好のシンボル・ポトマックの桜 18


 最初の来日で宮中午餐会に招待されたヘレンさんは、そこでシッドモアさんに初めて会い、以後2人の親交深まっていきました。
 これらの訪問はいずれも春ではなく、ヘレンさんには桜の花を見る機会がなかったのですが、その美しさはよく認識していたようですが、その美しさはよく「一度は春に行くべきだ」といつも友人に薦められていた彼女は、のちにそれをワシントンで見ることができるようになったとき、大変喜んでいます。

出典:著者石田三雄 発行:NPO法人近代史日本の創造史懇話会

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