㊗祖国復帰50周年記念著書「沖縄列島改造論」 9月1日発売開始 ポイント解説その37


著書「沖縄列島改造論」  ポイント解説その37

③国際規模の高度医療施設の整備


放射線治療に用いられる放射線には大別してX線・ガンマ線等の光子線・陽子線・重粒子線(炭素線)等の粒子線がある。X線等の光子線は体外から照射すると体の表面近くで線量が最大となり、それ以降は深さと共に次第に減少していく。このため、一方からの照射では、深いところにあるガン病巣に十分なダメージを与えようとすると、ガン病巣より浅いところにある正常細胞により大きなダメージを与えることとなる。これに対し、陽子線と重粒子線の「粒子線」は、エネルギーに応じて体内の一定の深さで最大のエネルギーを放出し、その前後ではほとんど放射線を放出しない性質がある。これは「ブラッグピーク」とよばれ、このピークをガン病巣に合わせることで、正確に目標を定める照射が可能となり、ガン病巣以外の正常細胞への照射(副作用)を最小限に抑える事が出来る。とくに、重粒子線(炭素線)は陽子線に比べ、線量分布の幅が狭いことから、放射線照射を避けたい重要臓器に近接するガン細胞に対し、より正確な照射が可能とされている。また、生物学的効果比(RBE)において、陽子線が光子線であるX線・ガンマ線とほぼ同じであるのに対し、重粒子線(炭素線)は約二~三倍と高い効果を有している。同様に、酸素増感比(OER)が相対的に小さい重粒子線(炭素線)はX線等では効果のない、酸素濃度の低い頑固なガン細胞に対しても有効である。これらの特徴ゆえに陽子線より分割照射回数が少なく済むことが知られている。

祖国復帰50周年の検証と2050年の沖縄の将来展望を内容とした著書「沖縄列島改造論」が発売になります。その中においては、大量輸送革命時代に対応した南北を縦貫する高速鉄道を、糸満市から西海岸を経て本部の海洋博記念公園までの約100キロを一時間で結ぶといった構想をはじめ、2050年の沖縄観光を3,000万人を目標に掲げ、関連する宿泊施設はもとよりさらには癒しと安らぎのある観光資源の開発など総合的に整備する構想が随所にかかげております。その1つとして、航空自衛隊那覇基地を嘉手納基地に移設し、その跡地に赤坂迎賓館、京都迎賓館に次ぐ第3番目の迎賓館を誘致するなど2050年までに19の巨大プロジェクトを推進することを具体的に提案した内容等を盛り込んでおります。
 
なお、「沖縄列島改造論」に関する内容を「各見出しの項目ごとにポイント解説」という形で月曜から金曜日まで毎日送信致しますので、ご期待ください。
 
「沖縄列島改造論」予約割引き特価受付中(9月1日から10月31日まで)
A5サイズ424ページ販売価格2.200円(税込)を2,000円に、さらに送料370円を無料にすることで合わせて570円の割引きとなります。本の申し込みは下記の通りでありますが、申し込み後、入金が確認された後、9月上旬より本を郵送することになります。


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