集患対策?

医療系の人が見るHP(m3.comや日経メディカルなど)とか見ていると、
「集患対策」
という言葉が時々目につきます。
なんなら「集患対策」の本まで出ています。

「集患」とは、そのまんまの意味で「患者を集める」こと。
「集客」と同じです。

なんかおかしくないですかね。

医療人としての願いは「病人が減ること」。
矛盾していますが、患者が減ることが理想なのです。
患者さんを集めてどうすんのって思ってしまいます。

また医療人の目的として「病人を治すこと」があります。
でも無理して患者さんを集めるのもおかしい。
絶対に治せる自身があるのですかね。
うちにくればみんな困った症状、すべてすっきり治しますよって自信満々な人いるのだろうか。
そんな神さまのような絶対的自信があるのなら、集患対策して悩める人々をどんどん救って欲しいと思います。

病院経営もクリニック経営も、病人がいないと始まりません。食っていけません。
そもそもそこがおかしい。

みんな健康になっちゃったら困るんですね。
人類みんな健康になっちゃったら困る。
医者なんて必要なくなります。
(ケガとかに対応できる医師は必要ですが)

でもあり得ないかもしれないけど、理想は「医者がいない世界」
医者を必要としない世界です。
ちょっと体調崩してもわざわざ医者にかからずとも自分でケアできる世界
そんな世界になることが理想です。
そうしたら腐った製薬会社なんかもいらなくなりますね。

以前ブログに書いたかと思うのですが、自分の今の目標としては
「医原病をなくし、その人本来の与えられた寿命をまっとうさせること」
です。
医原病とは、医療によってその人を逆に不健康にしたり、最悪の場合命を縮めることです。

今の現代医療ではこの医原病があまりにも多い。
このブログを読んでくださっている方ならすでにご存じかと思います。

コレステロール下げすぎたり、インシュリンで体にダメージを与え続けていたり、無駄な胃薬のせいでビタミン・ミネラルの吸収障害を起こさせ病気を発症させたり。
無駄に血圧下げすぎて脳血流や臓器の血流を悪くさせたり。
間違った認知症薬の使い方をして精神薬漬けにしたり。
そしてワクチン。

医療が病気を作っているんじゃないかと思うくらい、医原病のオンパレードです。

自分の知識不足のせいで患者さんの命を縮めることがあってはならない。
そう思って日々精進してます。

そして多少の不調があっても「自分でケアできること」が理想です。
安易に医者なんかに行ったら逆に病気にされかねない。
しかし現代社会は毒だらけですから、体調不良から逃れられません。
そして食事もビタミン・ミネラル不足になっています。
ですから、対処法として不足分を補ったり、あるいは不調に対策できるサプリメントも最低限でいいので使わなければならないことも多いです。
案外自分でケアできることも多いのです。

ですから「自分でケアできる方法を伝授すること」も自分の目標です

「自分でケアできる方法をまずやってね。
そして安易にうちにかかりたいとか言わないでね。」
ってことです。

「集患」とは真反対の考えです。

よく開業しているなと自分でも思っています。

患者さんには安易に来て欲しくない。
この気持ちは本当です。
サボりたいからとかじゃないですよ。
借金まだあるのに患者さんには安易に来て欲しくないのです。
安易に医者に頼るのではなく、自分で調べ自分で対策できる方法を身につける努力が必要ですから。

現代社会は「ワナ」ばかりです。
自分で考え、ある程度自分で対処できる方法を身につけていかないと生き抜くことはできません。

結局グルタチオンの話になってしまうのですが、感想集にもある通りちょっとしたお悩みならリポソーマルグルタチオンで解決できることも多くあります
わかりやすいところでは、口内炎なんかは即効性もあるしほぼ解決できます。
病院受診してわざわざ口内炎用の薬を処方してもらわなくても解決できちゃいます。
(このときは舌下投与だけでなく、痛い部分にリポソーマルグルタチオンを当てるのがポイントです。なんなら1週簡に1回でもいいので口の中全体にグルタチオンを行き渡らせるようにすると、歯茎が引き締まるような気がします)

現代医療は素晴らしい。
科学的データに基づいている。
って言っているくせに、いまだにこれだけ病気がたくさんあるのはなぜ?
なぜ病気を治せないの?
って、現代医療オンリー脳のかかりつけの先生にぜひ聞いてみてください。

医者がみんな悪いわけじゃないですよ。
減薬に協力的な先生も増えてきているとは思います。
ワクチンゴリ押ししない良い先生もいます。
(ゴリ押ししないのが普通なのに、ゴリ押ししないってだけで良い先生と思えてしまうのがおかしいのですが)
でも学会重鎮だとか厚労省は製薬会社とべったりですから、今までの医療常識は変わりそうにありません。

「集患対策」
食べていくためだけの集患対策ならある程度は仕方ないかもしれないけど、贅沢するための集患対策はダメです。
本音を言えば食べていくための集患対策もおかしい話ですけど。

医療者は「患者がいないことが幸せ」と思わなければなりません。

超きれい事でしょうがそれが真実なのです。

ここまで書いてきてふと思ったのですが、じゃあ何で自分はクリニックやっているの?って話です。
何で医者やっているのって話です。

上記に書いた目標の通り、
・「医原病をなくし、その人本来の与えられた寿命をまっとうさせること」
・「自分でケアできる方法を伝授すること」
のためにやっています。
「医原病から守り、医原病で苦しんでいる人を正すこと」をしているんだなぁって思いました。

世間の大多数からみたらトンデモな医者って思われているんだろうけど、せっかく持っている医師免許を使ってできることをやっていきます。
世直し人とかそんなたいそうなことではありませんが、自分の周囲には本当のことに気づいて欲しいなと思います。

必要最低限の、本当に必要な医療しか行いません。
もちろん訪問診療の患者さんには緊急時には的確な判断・行動を行い、自宅で最期を迎えたい方にはサポートしています。

「集患対策」なんて言葉、この世に存在してはならない言葉なのに…とすごく違和感を感じてしまします。
開業医の先生からしたらきれい事ばかり言ってんじゃねぇよって言われそうですけどね。
でも自分はこれまで集患対策なんてやったことないです。
開業当初は調子乗って広告みたいなの出したこともありましたが(そういうものかなと思って勧められるままに…)、今は一切広告も出していません
営業かけたりなんかも一切していません。
無理して患者さんを引っ張ってこようなんて気持ちさらさらありません。

食べていければいいと思って始めたクリニックです。
本当の医療を追求・実践し、自分の周囲に伝えていこうと始めたクリニックです。
初心忘るべからずってやつです。

ちなみに「初心忘るべからず」って言葉、
「何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならない」との意味だけでなく、本来は「なにかを始めたときの下手だった記憶や、そのときに味わったくやしい気持ちや恥ずかしさ、そこから今にいたるまでのたくさんの努力を忘れてはダメですよ」という意味だとか。

なんかよくわからなくなってきたけど、「初志貫徹」ってことです。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。